北のクリニックから---ノバリスによる放射線治療専門クリニック

ノバリスによる脳腫瘍と前立腺癌の放射線治療に関する動画配信を始めました

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がん治療認定医

昨日まで国際脳腫瘍学会なるものに参加しておりました.
と言っても日本で開かれていたのですけどね.

で,この会議の参加中に,先日まで頭を悩ませていたある試験の結果が発表されました.
それは,タイトルにあるがん治療認定医というものです.

いったい何?と感じると思いますが,試験を受けた私もいったい何なのか?
あまり分からないまま受けていたというものです.

以下,がん治療認定医機構のHPでの説明を見ると
「認定医は,がん治療の共通基盤となる臨床腫瘍学の知識およびその実践を支える基本的技術に習熟し,医療倫理に基づいたがん治療を実践する優れた医師である。」とあります.
さらには,「がん治療の全相(初期診断から終末期医療まで)における標準的な医療内容に関して説明責任が果たせること,外科治療,薬物療法,放射線療法など各々の専門領域において,その標準的治療に対し、指導医・専門医との連携のもとに適正医療の継続に協力できる医師と認定するに必要不可欠な知識,医療経験を有すること,外科治療,薬物療法,放射線療法など各々の専門領域において,先端医療(臨床開発研究)の内容が理解できること」が求められています.

ですから,脳神経外科領域を中心とした放射線治療医である私であっても,他臓器癌についても知識を身につけていなければならないのです.試験直前に講習を受けてから試験に望むのですが,そのテキストを見てびっくりしたのは脳腫瘍に関しては一つも書かれていないのです.

各々の専門領域の知識が必要とあるのに脳腫瘍は必要ないのか?全部専門外じゃ受かるわけが・・・
などと,少々いじけつつも試験勉強を行っておりました.
さらに追い討ちをかけたのが,年齢的に新しいことを覚えることがかなり厳しい状況だということでした.
はっきり言って受かる自信など全くありませんでした.

それでも試験が終わると何とか受かっていないものかと淡い期待を持ちつつ,発表の日を待っておりまして,結果は無事合格!(何と受験者の9割が合格!)
嬉しい結果にほっと胸を撫で下ろしたのでした.
大変な試験ではありましたが,自分の専門領域以外のこともある程度の知識が得られたことは今後の診療にきっとプラスになることでしょう!(一時的?・・・汗)

次回は放射線治療に戻ります.

聴神経腫瘍その2

イメージ 1

久しぶりの更新です.
最近の忙しさに全く更新しておりませんでした.

さて,以前聴神経腫瘍についての記事を書きましたが
ほんのさわり程度で放射線治療に関してはまったく記載
しませんでした.
その頃は,次々と更新する予定でしたので良いや.
と,考えていましたがさすがに間隔が空きすぎたので
ここらで少しずつ復習してもらうつもりでアップします.


聴神経腫瘍は耳の聞こえの悪化,耳鳴り,めまい,ふらつきなどで
発症する良性の腫瘍です.
良性ですので慌てる必要は無いのですが,徐々に増大することで
様々な障害を生じる可能性があります.
よって,ある程度の大きさになると何らかの治療が必要です.

治療は手術が基本とされてきましたが,最近では3cm前後の大きさまでなら
放射線治療(定位放射線照射)を優先的に行われるようになってきました.

当院の治療方針は,25回の分割照射を用いています.
25回?と驚かれる方が多いと思いますがその理由は次回書きます.

写真は実際の聴神経腫瘍に対する治療計画です.
腫瘍に集中して放射線が当たります.

動画配信を始めました

久しぶりの更新です.
4月以降,クリニックは忙しくなってきました.

これが診療報酬改定と関係あるのかどうかは分かりませんが
少しでも皆様のお役に立てることが出来ていることは嬉しいことであります.

まだまだ定位放射線照射を十分に理解していただいたとは思えません.
そこで,先日のブログにも書きましたが皆様の理解の一助とすべく
動画による定位放射線照射の説明を行うことにしました.

本日より全般的なこと,脳腫瘍,前立腺癌に関する3本を配信しております.
恥ずかしながら私の顔なども出ております.
かなりバナーと異なっているのがお分かりかと思います.

興味のある方もそうでない方も一度ご覧になっていただければと思います.
よろしくお願いします.

診療報酬改定

小泉改革の一環として医療費削減が押し進められたためかどうかは敢えて言いませんが一定期間ごとに診療報酬の改訂があります.この診療報酬というものに基づいて,診察代,検査代,治療代が決まるのです.

今年の4月にもこの診療報酬の改定が控えています.
どのくらいの方が知っておられるでしょうかね?

いくら医療費削減と言っても全ての診療報酬が下がる訳ではありません.
その中では小児科や産科の診療報酬がやや上がっているようです.

そんな中,放射線治療に関してみると私のクリニックで主に行っている定位放射線照射に関しては変更はありませんが,ブログでも紹介したことのある新しい治療技術であるIMRT(強度変調放射線療法)に関して新たに保険請求が可能になるようです.

IMRTの実際については再度書きますので,ここでは省きます.そこで何が変わったかというと,これまではいくつかの大学病院において高度先進医療として行われてきた技術でしたが,ある一定の条件のもとに保健診療として認められたのです.

これで何もかもが治療出来るわけではありませんが,この技術の普及が進むことで,一人でも多くの方にとってプラスになれば嬉しいものです.

ホームページにはアップしていますが,今年の一月から放射線治療医の先生が新たなスタッフとして加わりました.これまで以上に,迅速かつ安全な治療を提供できるようになります.そこで,放射線治療に関わる様々な職種について説明してみたいと思います.

1.腫瘍治療医・・・これには様々な呼び名があります.抗がん剤を専門に扱う医師を臨床腫瘍医と言います.いけだは脳腫瘍の手術も行う脳神経外科医でもあり,抗がん剤も扱う脳腫瘍治療医でもあります.アメリカでは脳神経外科医と脳腫瘍治療医は別の職種でありますが,日本では療法を兼ねることがほとんどです.脳腫瘍の治療に関しては,手術,抗がん剤,放射線治療をどれを,どのタイミングで用いるかの方針を決める立場にあります.

2.放射線治療医・・・放射線治療を専門に扱う医師のこと.いけだも放射線治療を扱いますが,これまで放射線治療を専門に扱ってきた訳ではありませんので,この放射線治療医の助けを借りています.つまり,放射線治療の実際の方法についての専門的な意見を有して方針を決める立場にあります.

3.診療放射線技師・・・実際の放射線治療を行う立場にあります.少なくとも5年以上の経験を有した技師が2名以上を有する必要があります.彼らが治療に必要な写真を撮ったり,体の固定具を作成したり,放射線を照射したりするのです.

4.放射線治療品質管理士・・・あまり一般の方には知られていない職種ですね.放射線治療は治療中はどこも痛くもありませんし,臭いも熱も色もありません.ですから,本当に正しく治療ができたのかを知ることは難しいことなのです.しかも一度誤ってしまうと,その方の命に関わる重大事に繋がりかねません.これを担保するために,必要な品質管理を行う業務を担当する立場にあります.この資格を取るためには診療放射線技師が経験を積んでなる場合と理工系の大学院を経てなる場合があります.一般に医療では,医師が前面に立っていることが多いですが,放射線治療ではこの品質管理を担当する職種の役割は医師以上に大切なものとも言えます.

5.その他にも看護師,看護助手,事務など・・・多くの職種が互いに連携を取りながら治療に当たっています.

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