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新潟市古町で、
伝統的工芸品・新潟漆器の展示会が開催されています。
第36回 「 暮らしを彩る新潟漆器」展
2011年2月9日(水)〜2月13日(日)
会場 ふれ愛古町(旧大和デパート新潟店1階)
新潟漆器の展示・販売だけでなく、
実演や体験も含め、
とても盛りだくさんです。
鶴友会の新潟漆器コレクションの展示。
新潟漆器は、
どちらかというと実用的な什器を中心として発達してきたため、
過去の銘品が散逸していました。
当時の新潟の文化や、
新潟漆器の技術レベルを知る上でも、
このコレクションは、大きな意味を持っています。
現在、
このコレクションは、
常設展示されていないのが、とても残念です。
うるし講座受講生の作品展示。
講座の指導に当たっていらっしゃる、
新潟大学名誉教授・小磯稔氏が見つめているのは、
受講生42名の、
うるし絵。
うるしは、
扱いが難しいのですが、
みなさん、とても上達していらっしゃるのに、驚きました。
新潟漆器はもちろんですが、
加茂の桐箪笥工房とのコラボによる家具制作。
亀田縞という昔ながらの手織の布を箸袋にしたマイ箸。
木工作家の山本祥二郎氏はうるし講座の受講生。
など、
新潟漆器と関連のある分野も参加しています。
亀田縞は、
新潟市の亀田町で古くから織られてきた丈夫な綿布。
シンプルなデザインが気に入って、エプロンをゲットしました。
高橋郁丸さんは、
民俗学の専門家ですが、
同時に、漫画作家でもあるという、マルチな才女。
彼女が丹念に取材して、
新潟漆器の歴史や技法をわかりやすくまとめたのが、
「ヌリドン伝説」
ちなみに、ヌリドンは、新潟漆器の「ゆるキャラ」です。
高橋郁丸さんの
最近の著作も展示・販売されていて、
2月12日(土)には、サイン会も開かれるそうです。
最新刊の「新潟の妖怪」を入手して、
少しだけ読んでみました。
最初の話、
太郎代に伝わる「タロダイバサ」は、
あるいは、金属と狼に関係しているのでは?
というような内容で、とても興味深い。。。
最後の画像は、
鶴友会コレクションの扇形盆に、
和小物作家のひな人形を飾っています。
こういうアレンジも素敵ですよね。
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美術・工芸
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2011年1月4日(火)から1月9日(日)まで、
第65回 日書展
が、開催されています。
会場は、
上野の東京都美術館が改装中のため、
サンシャイン60(池袋東口)。。。
久しぶりに、池袋に出かけてきました!
美術館ではないので、
天井が低いのと、
太い柱があるので、
ちょっと窮屈な感じがしましたが、
とてもたくさんの人が訪れていました。
この作品は、
忌野清志郎さんの詞 「 多摩蘭坂 」
清志郎さんは、
ちょうど2年前、
友人の間寛平さんが、
マラソンとヨットで地球一周する「アースマラソン」挑戦に際して、
応援歌「RUN寛平RUN」を作りました。
清志郎さんは、
2009年5月2日に亡くなられてしまいましたが。。。
2008年12月17日に大阪を出発した寛平さんは、
途中、体調不良や故障を克服しながら、
走り続け。。。
特に、去年の1月に前立腺癌が発覚したときは心配しましたが、
治療期間を経たのち、
ふたたび、走り続け。。。走り続け。。。
地球を一周して、
おりしも、
九州福岡に上陸したそうです!
ゴールは大阪。
あと、もう少し。。。RUN寛平RUN!!!
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秋田県湯沢市川連(かわつら)町大舘(おおだて)。
川面漆器 は、
日用的で丈夫な漆器を中心としていますが、
その技術の確かさから、
蒔絵や沈金など装飾性の高い漆器も手掛け、
また、
現代生活のアクセントとなるような、
斬新なデザインも開発・製品化されていて、
約200人の漆器に関わる方たちの意気込みを感じました。
木地も、地元で作っているので、
その工程を、拝見させていただきました。
原木を、四角い木片に切り、
角を落とす、木取り。
轆轤(ロクロ)で、
おおまかな椀の形に削る、荒挽き。
荒挽きされた木地は、
変形を防ぐために、
倉庫のような燻煙室に積み上げられ、
約1ヵ月間、燻煙(くんえん)乾燥されます。
燻煙室の扉を開けると、
煙と、いぶされた木の臭いが。。。
仕上挽きは、
同じ形になるように、ノミの手元に型紙をあてて、
さらに薄く挽いて、
紙やすりで表面を滑らかにします。
最後に、
高台の裏を削り取って仕上げます。
木地も、ひとつひとつ手作りなんですね。。。
埃が入らないようにガラス扉を閉め切って、
本塗りの真っ最中。
作業着は、漆がしみ込んで、黒光りしていました。
座る形に固まっているのかしら。。。
安価な日用品は、
地塗りの前に、
漆の代わりに柿渋を使う、柿研ぎをすると聞いていたのですが、
この漆店のお話では、
最近、柿研ぎはほとんどしなくなっているそうです。
漆は、
空気中の水分を吸って固まるのが特徴なので、
適度な室温と湿度が必要です。
この地域は、
冬の気温が低く、
空気中の水分が凍って空気が乾燥してしまうため、
漆の管理には、とても気を使うそうです。
秋田県湯沢市川面町、
字の大舘(おおだて)は、
建久4(1193)年、小野道矩が館を築いた地で、
その当時の地名は、古四王野尻。
小野道矩が、
家臣に刀の鞘、弓、鎧などの武具に、
漆を塗らせたのが、
川面漆器の始まりと伝えられているそうです。
ちなみに、
古四王野尻から南に約1㎞にある、
三梨古四王野に、
延暦21(802)年、古四王神社が建立されたそうです。。。興味深い!
その字・大舘は、
現在も川面漆器の中心地で、
川面漆器伝統工芸館
木の風合いを活かした、
平成21年に建てられたばかりの施設です。
2階には、
江戸時代から現代にいたるまでの、
名品や、
現在の伝統工芸士の作品、
木地づくりや塗りの道具類などが、展示されていました。
1階は、
地元の各漆店の漆器が、
種類別に整然と並んだ、
紹介を兼ねた、販売スペース。
実演ブースでは、
伝統工芸士の元で、修業中の女性が、
沈金を実演していました。
みなさん、何故か、とってもはりきって、いっぱい質問していました♪
そんなこんなで、
とても充実した研修旅行でした。。。
が、
帰り道は。。。雪!!!
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秋田県で最初に訪問したのは、
角館にある、
木材の製材所。。。
今回は、
新潟県の伝統的工芸品に指定されている、
新潟漆器の研修旅行に参加しました。
新潟漆器は、
新潟港が北前船の主要な寄港地であったことから、
江戸時代の初めに漆塗りの技術が伝えられ、
最盛期には、400人の職人を抱える漆器生産地だったそうです。
2003年に、
経済産業省の伝統的工芸品に指定され、
新潟漆器同業組合が主宰して、
新潟漆器講習会が始まり、今年で7年になります。
講師の小磯稔氏は、
新潟大学の名誉教授。
東京芸術大学で漆芸を学び、
うるしの神様・松田権六氏の指導を仰いだ方で、
また、色彩学の専門家でもいらっしゃいます。
講習会の受講者が参加する研修旅行は、
今回が3回目だそうですが、
私は、
新潟在住の折、受講していたたご縁で、
当時からのメンバーに会えるのを楽しみに、
初めての参加です。
製材所内部は撮影禁止でしたが、
受講者の中に、
木工部門の伝統工芸作家のYさんがいらして、
専門的な質問をなさるので、
とても興味深く拝聴しました。
角館(かくのだて)の、
駐車場から武家屋敷通りに向かう途中にある、
仙北市立角館樺細工伝承館
武家屋敷の門構えの中に、
西洋風の建物ですが、
武家屋敷を改造したものだそうで、
よくみると、屋根の形は昔のままのようです。
創始者・藤村彦六の作品と伝えられている印籠。
角館の樺細工は、
天明年間(1781〜1789) に、
他所から伝えられた技法で、
佐竹北家の手判役・藤村彦六によって始められ、
明治・大正を通じて、
問屋による販路拡大、生産工程の確立、技術者の育成などの尽力によって、
多くの伝統工芸が衰退する中、
確かな技術を今日に伝えているようです。
実演していらっしゃる職人さんに、
「樺細工は、家にもいくつかあります」
と云うと、
「長持ちするから困っちゃうんだよね」。。。って。(笑)
樺(かば)細工と聞くと、
白樺(しらかば)などの樺の木だと思ってしまいますが、
樺細工は、
オオヤマザクラやカスミザクラの、
桜の木の樹皮を剥いで、
筒や箱などに、ニカワで貼り付けるものだそうです。
館内には、
優れた作品が、たくさん展示されていました。
中でも気になったのは、
たたみもの
と呼ばれる、
磨いたヤマザクラの樹皮を、
何十枚も貼り重ねて厚くし、
それを、彫刻する技法。
ショーケースのガラス越しだったので、
細かいところまでは判りにくいのですけど、
とても素晴らしい細工でした。
漆芸にも、
何重にも漆を塗り重ねて、漆の塊を作り、彫刻を施す、
とても時間と手間がかかる、
堆朱(ついしゅ)
という技法があるので、
ちょっと似ているかも。。。乾漆は新潟県村上市で盛んですよね。
私が角館を訪れると、いつも雨。。。
今回で、4度目でしたけど、
この日も、やっぱり雨。。。(笑)
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すっごくカラフル!!!
イメージを膨らませながら、
楽しんで織っているんだなあ。。。って、伝わってきますよね!
世界にひとつだけの、
自分で織った布地。
手織りの風合いを活かして、
マフラーや手提げだけじゃなく、
童話の中に出てきそうな靴も。。。
洋服に仕立てても、ひと味ちがいますよね。
「手織工房じょうた」での、
会員が織った布の作品展です。
この工房は、
会員制だそうですが、
曜日や工程がプログラムされているお教室とは違い、
会員は好きな時に来て、
工房に用意されている織機や糸を使って、
新人もベテランもそれぞれのイメージで、
オリジナルの布を織っているそうです。
新潟県十日町市で開催された「大地の芸術祭」を思い起こすような、
創造的で個性のある手織の作品が並んでいました。
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