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東京都西多摩郡檜原村樋里。
2011年4月、
檜原村樋里にオープンした、
「東京獅子博物館」
博物館といっても、
レンガ造り風の普通の住宅のような建物で、
崖の上にあるので、のぞきこめないし。。。
通りかかるたびに気になっていました。
この私設博物館は、
獅子舞研究家であり民俗芸能学会会員の、
峰岸三喜蔵氏が、
25年余にわたり、
獅子舞を研究するため日本各地を訪れて収集した、
獅子頭をはじめ、
獅子舞に関する道具など700点余りが展示されています。
獅子舞は、
全国各地にありますが、
三匹獅子舞は、
主に、関東・甲信越地方以北の広い範囲で伝承され、
東京都では、無形文化財に指定されています。
西多摩地域でも、
郷土芸能の価値が見直されるなか、
三匹獅子舞の伝承にも力を入れているようです。
峰岸三喜蔵氏の出身地・檜原村樋里集落の、
八坂神社の祭でも、
やはり、三匹獅子舞が奉納されるそうです。
峰岸氏の著書「獅子の物語」によれば、
檜原村で三匹獅子舞が伝承されているのは、
藤倉、湯久保、下川苔、泉沢、数馬、樋里、人里の各集落だそうです。
そういえば、
藤倉集落の獅子舞は、
白岩集落の某が、
奥多摩・小留浦集落から伝授されたのが始まりと聞いていましたが、
白岩集落の八坂神社の祭では、
獅子舞は、奉納されなくなってしまった。。。
これは、新潟県佐渡市の獅子頭だそうです。
岩手県の鹿踊も、
青森県の鹿頭というのも展示されていました。
獅子頭って、
恐い顔というイメージがありますけど、
地域だけでなく、時代や、作家によって、
とても個性的で、味わい深いですね。
みなさんの地元では、獅子舞が伝承されているかしら。。。
私が住んでいるところは、
昭和後期に徐々に開発された住宅地で、
古くからの郷土芸能は残っていないんです。
でも、
ちいさい頃住んでいたところでは、
獅子舞がやって来て、玄関の前で舞っていたのは覚えています。
二人一組で、頭と胴体を操っていたような気がします。
左側は、
中国の少数民族の装飾品だそうです。
鼻から上の部分のようですが、獅子頭なのかしら。。。
ネームプレートが付いていないものもあり、
詳しい説明などは峰岸氏に伺うしかないのですが、
たまたま不在だったのが、残念。
日ごろは、
峰岸三喜蔵氏が常駐していらっしゃるそうですが、
直接、お話を伺いたい場合は、
事前に連絡を入れた方が確実なようです。
全国各地の獅子舞をご覧になっているようなので、
興味深いお話がうかがえそう。。。
また、訪れたいと思っています。
「東京獅子博物館」
東京都西多摩郡檜原村樋里8707−1
TEL 042-598-1210
開館時間 10:00〜16:00
休館日 毎週火曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12/26〜1/6)
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美術・工芸
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住宅街を馬車が通り過ぎていきました。。。
東京都国分寺市は、
8世紀半ば、
武蔵国の国分寺がおかれた、歴史ある町です。
国分寺跡は、
多摩川左岸の、ハケと呼ばれる河岸段丘の南側に位置し、
発掘調査がすすんで、
現在、その一部は、公園として整備されています。
その国分寺市で、
JR中央線の西国分寺駅から国分寺駅までの、
南側の広い範囲で、
9月17日(土)から25日(日)までの9日間
「 ぶんぶんウォーク 」 という総称で、
さまざまなイベントが開催されました。
この馬車は、
ぶんぶんウォークの一環の、
「国分寺観光馬車プロジェクト」
9月23日から25日の3日間、
国分寺駅から西国分寺駅の間で、
一般の人を乗せて運行されたそうです。
国分寺駅に近い、
不動橋のたもとでは、
「国分寺いまむかし写真展」
モノクロームの写真が展示されたパネルには、
川岸のフェンスが透けて。。。
国分寺いまむかし写真展は、
3か所に分かれていて、
真福寺公園でも展示されていました。
このパネルは透けないので、
裏側からは見えません!
「ギャラリーウォーク」は、
国分寺駅近くの、
5ヶ所の、なかなか個性的なギャラリー。
「おばあさんの知恵袋」という絵本の専門店では、
可愛らしい絵やコラージュ、ぬいぐるみが展示されていました。
このお店は、
現在のオーナーが跡を継いだときから、絵本を扱うようになったそうで、
38年前に開業した時は、「船問屋」という家庭料理店。
入り口は、開店当時のままだそうです。
その証拠にといって、
看板の板を外すと、「船問屋」の看板がそのままでした!
藍染作家のTさんは、
自宅で展示できるので参加されたそうで、
庭にテントを張って、ギャラリーに!
藍染のTシャツやスカーフが風になびいて気持ちよさそうでした。
ギャラリーウノヴィックは、
室内は、和服地で仕立てた小物や衣類、
さらに、
ガレージを使って、オーナーの陶芸作品が展示されていました。
公開された画家の自宅アトリエ
作品に接することあっても、
アトリエはなかなか見る機会がないので、
たくさんの人が訪れていました。
お茶をいただきながら、
アトリエはなかなか拝見できないですよね。
と云うと、
画家のI氏は、ひと言。
見たな〜!
って。。。ヘンですよね!(笑)
真福寺公園では、
藤棚の下に、テントがずらり。。。
「クラフトヴィレッジ」
9月24〜25日の2日間だけですが、
16のブースに、手仕事作家が集まりました。
3人は、
東京農工大学科学博物館友の会のメンバー。
ね、みんな知的な感じがするでしょ?!
左側の方は陶芸、中央の方はデザイン、
そして、
右側の方は、
画像右端の後姿の人を見ながら描いているので、
てっきり似顔絵かと思ったら、ちがうの。。。描いているのは、守護霊だそうです!
地元で手作り石鹸の教室を開いている方の作品。
みんな遊び心があって、楽しい!
手作り石鹸って、作ってみたいと思っているのですが。。。
石鹸を作るというので、
古いオリーブオイルを捨てないでいるのよ!
と、
友人に突っ込まれました!
最後の画像は、
オリジナルデザインの手織り作品。
色づかいが個性的で、とてもすてき。
一枚のマフラーが、
オーラを放って私にアピールしてくるので。。。ゲットしました♪
ぶんぶんウォークは、
今回が初めての企画だったそうです。
私は、
仲のいい友人3人で。。。キャンディーズ!えええっ、かしまし娘?!
国分寺駅周辺を、ぶらぶら歩きました。
お天気にも恵まれて、
手作り感いっぱいの、
とても楽しいイベントでした!
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麻布十番ギャラリーで
「 Color Weaving - 色を織る展 」
アトリエjet's と 手織工房jota の コラボレーション展。
ひさしぶりに麻布十番に行きました。
以前は、六本木から鳥居坂を下ったのに、
今は、地下鉄に麻布十番って駅があって、便利!
街の様子もずいぶん変わったんですね。
アトリエ jet's は、
神奈川県川崎市の障がい者福祉事業所「セルプきたかせ」において、
絵画制作をとおしての表現活動を目的とするアトリエ。
2008年から、毎年、グループ展を開いて、
その豊かな感性を発信し続けているそうです。
搬入した友人から、
なかなかいい感じ!と聞いていたので、
織物と絵画をどんな風にコラボさせているのか、楽しみでした。
4m以上の、
コンクリート打ち放しの高い壁一面に、
天井近くから、
織物と絵画が、ずらりと掛けられ、圧倒されます。
厚みのある織物が並ぶ間で、
すこし幅が広く白い部分の多い絵画が、アクセントになり、
両者の質感の違いが面白い空間を作り出していました。
手織工房 jota は、
東京都武蔵野市吉祥寺にある、
「さおり織り」の手織工房。
以前、
吉祥寺での作品展をご紹介したことがあるので、
ご記憶の方もいらっしゃるかしら。。。
作品の大きさは、幅20㎝、長さは4mくらいで、約20点。
ひとつひとつ、
色も、糸の選び方も、織り方も、
とても凝っているのですが、
そのこだわりが重くなくて、楽しい作品。
とにかく長いので、
なかなか全体を見ることができない。
ずっと上を向いていたので、首が疲れました。
2階スペースでは、
手織の体験もできます。
体験していた男性の靴。。。会場の雰囲気にぴったり!!!
「 Color Weaving − 色を織る展 」
会期 2011年7月27日(水) 〜8月8日(月)
会場 麻布十番ギャラリー
東京都港区麻布十番1−7−2−102
tel 03-5411-3900
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新潟県新潟市西区内野町582
銘酒「鶴の友」で知られる
樋木酒造は、
天保7年、巻町で創業し、
安政年間に、ここ内野町に移ってきたそうです。
建屋のうち、
主屋、東酒造蔵、西酒造蔵は、
明治期の建造物として、文化財登録されています。
建屋は、
現在、酒蔵や住居として使っているため、
通常、一般公開されていなかったのですが。。。
画像は、
「青磁母子人形」 (タイ サワンカローク窯 15〜16世紀)
大きなもので、高さ12〜3㎝ほど。
祭具、あるいは玩具なのかしら。。。
3体とも、顔の特徴が全然違うのが興味深いです。
主屋の大広間では、
「タイ古陶磁展」
と題して、
13世紀から16世紀にかけての、
タイの古陶磁が展示されていました。
蔵元の樋木さんは、
先々代から(だったかしら?)のコレクションがあり、
地域や時代ごとに、展示期間を区切って、
この春から、
広間に陳列しはじめているそうです。
ただし、
樋木さん以外に対応できる人がいないので、
ご覧になりたい場合は、
事前に連絡いただきたいとのこと。
上段は、ネズミかしら。。。
ゾウや、鳥などのちいさな像がたくさん。
(タイ サワンカローク窯 15〜6世紀)
日本では、江戸時代でも、
日光東照宮の「想像のゾウ」ですが、
やはり、
タイのゾウは、リアルです!
タイの陶磁遺物はおよそ10000年前に遡り、
高度な文明をもつ民俗がいたことが判っているそうです。
中国華南に住んでいたタイ族が南下して、
13世紀後半には、
統一国家であるスコータイ王朝が成立しました。
陶磁器についても、
13世紀以降と、それ以前とでは、まったくタイプが違うそうです。
ここでは、
スコータイ王朝成立以降の、
13〜16世紀のものが展示されています。
タイの古陶磁を、
まとめて見ることができる機会は、少ないですよね。
広間の壁に沿って、
時代劇に出てくる寺子屋にありそうな文机に、
鉢や皿が置かれています。
上段左から
花文皿 カロン窯 14〜15世紀
白濁釉四耳壺 サワンカローク窯 14〜15世紀
青磁稜花鉢 サワンカローク窯 14〜15世紀
下段中央の小皿類 モン窯 13〜14世紀
私が伺った日は、
偶然ですが、
新潟漆器実技講習会の受講生有志が、
漆器を見せていただきに来ていました。
ひさしぶりに、
漆器講習の仲間にも会えて、ラッキ〜!
と思ったら、
私が東京に戻ったことを知らない人が、
なんで、講習会に来ないの?
って。。。
私も、行きたいんだけどな。
「タイ古陶磁展」
期間 5月19日〜7月22日
休館 日曜、祝日
時間 午前10時 〜 午後4時
といっても、
対応がとれない場合もあるので、事前の確認が必要です。
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新潟県新潟市西区内野町。 地元では根強い人気の、 樋木酒造の銘酒「鶴の友」は、 生産量が少なく品切れのこともあるので、 内野四つ角にある酒屋・弥七商店にでかけます。 蔵元は、ここから目と鼻の先なので、 久しぶりにご挨拶に立ち寄りました。 蔵元・樋木尚一郎氏は、 とても真面目な方です。 そして、 数々の名言が。。。 最近は、 「酒は、薬ですからね。 いっぱい呑んじゃいけません。少しずつです。 酒屋の私がこういうのも、なんですが。。。」 この日、お酒に関する話は、これだけです。 樋木氏は、 新潟の文化について造詣が深く、 その魅力をどうやったらアピールできるか、 いろいろな可能性や方向性について、話題は尽きません。 新潟漆器が、 2003年に国の伝統的工芸品に指定されてからは、 過去の銘品の散逸を防ぐために、 新潟漆器の蒐集にも力を入れていらっしゃいます。 国の伝統的工芸品として認定された新潟漆器の技法は、 花塗、石目塗、磯草塗、錦塗、竹塗の5種類。 江戸時代の初期(寛永年間)には、 現在の古町7番町に椀店(わんだな)が定められ、 北前船の寄港地・新潟湊の繁栄に支えられ、 各種の技法を取り入れて、発展してきました。 現在の新潟漆器を特徴づけている 竹塗 は、 平らな木地の上に、 錆漆(砥粉と生漆を練り合わせたもの)で竹の節を盛り上げて、 色漆で竹の肌や模様を描いて、 竹の風合いを表現する技法です。 竹みたいだけど、竹は使っていない。。。 東京の鞘塗師(さやぬりし)・橋本市蔵が編み出した竹塗を、 その弟子である長谷川善左衛門が、 明治半ば頃、新潟に移り住んだことから、 新潟の塗師 吉田久平に伝授されたと伝えられています。 上の画像は、 樋木氏所蔵の、 新潟漆器における竹塗の原点ともいえる、 橋本市蔵 (下側)、長谷川善左衛門 (上側)の きせる入れです。 長谷川善左衛門のきせる入れは、 2008年に、新潟日報でも紹介され、 その記事は手元にありますが、 実際に拝見したのは、初めてでした。 また、 この竹塗の角盆は、 裏の刻印から、 新潟の塗師・吉田久平の作ではないかと考えられるそうです。 樋木氏の新潟漆器コレクションについては、 常設展示されている施設がないため、 なかなか見る機会がないのが残念ですが、 展示施設については、 自治体も、樋木氏も、検討していらっしゃるようなので、 今後が、楽しみになってきました。 |





