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棚田が続く道の途中にあった 作品「風のスクリーン」(2006_288)の標識。 稲の穂が少し重たそうになってそよぐ棚田の脇の道を、 5分ほど登る。 捻じれた柱をつないだような素焼きのブロックが、 組み合わされて、 100mに渡って積み上げられている。 まるで城壁のようだ。 大きなものが好き!
なので、 とても気持ちが良かった。。。 |
大地の芸術祭2006
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松代の峠集落は急な坂の上。 旧峠小学校の前にある駐車場に車を置いて、 坂の多い集落に点在する作品を見て歩きます。 作品「無言花畑」(2006_291)は、 スーパーのビニール袋を使って、たくさんの花をつくり、 旧峠小学校のあらゆる所に置かれていました。 校内は、 古い机を置いて、懐かしい教室が再現されています。 去年まで、この場所で、 地元の人によって、味噌造りが行われていました。 その、最後のひと樽。。。。。 作品「TOGE 夏の庭」(2006_293) 峠集落に点在する、 古い柱をくり貫いた樋、 小さな池、 きれいな花が咲き乱れる花壇。。。 坂の途中にある家の、見晴らしの良い二階。 かつては障子だった枠に張られているのは、 半透明のスクリーン。 部屋ごとにデザインの違う絵が描かれています。 空と森の風景が、スクリーンの絵と重なり、 ちょっと回想シーンのような、 とらえどころの無い雰囲気に包まれます。 作品「私たちはそれを、ありありと憶い浮かべることができる」(2006_292) しかし、涼しげな雰囲気とはうらはらに、 スクリーンは陽を通すためか、 障子戸を閉めると、熱がこもってしまうようです。 冬の長いこの土地には、向いているかもしれません。 作品「脱皮する家」(2006_289) 大学の彫刻コースに在籍する学生やOBたちが、 ひたすら彫った。。。 古い家の、 床も、柱も、階段も、天井も。。。 この作品は、 TVなどでも取り上げられた注目作。 多くの人が訪れて、 たいていの人は、第一声、 まあ、よくこれだけ彫ったね。。。
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県道243号線から少し入ると、 松代エリアの室野にある城川ダム公園。 作品「自然と文化の出会う公園」 ダム湖を見下ろす高台に置かれた、五体の精霊像。 水 ・ 空気 ・ 大地 ・ 火 ・ 時 を表しているそうです。 作品「天竺」 403号線沿いの古い家。 一歩踏み込むと、そこには。。。 窓のガラスに挟まれた、たくさんのポジフィルム。 室野集落の人々の思い出の向こうに、室野の景色が透けて見える。 作品「影(ei)/来し方行く末」 作家は、集落の各戸を訪れ、 話を聞きながら、古いアルバムをスキャンしていった。 |
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作品「夢の家」(2000_320)は、 2000年の芸術祭で制作されました。 古民家を再生した宿泊施設ですが、 そのシステムは、とても個性的です。 この4色のパジャマのような布団を着て、 布団についている12個のポケットに、 それぞれ円盤状の磁石を入れます。。。 部屋は赤、青、緑、紫の4色に彩られていて、 各部屋にひとりずつ、 部屋の色と布団の色の組み合せは決められています。 石の枕のついた大きな箱の中で眠ります。 そして、 宿泊者は、 眠っている間に見た夢を、「夢の本」に綴っていきます。 そう、 この家は、夢を見るための家。。。 松之山温泉から、 さらに入った上湯集落にあるこの夢の家。 かつては、 働き者のじいちゃんとばあちゃんが住んでいたそうです。 現在は、 上湯集落の4件で、管理しているそうですが、 この大地の芸術祭の期間中は、 予約でいっぱいだそうです。 風呂桶は、銅で出来ていて、石の枕が付いています。 この部屋は、赤の部屋。 案内の方に「横になってみてください」と言われ、 ど〜かな?と思いながら、箱の中に横たわってみると、 石の枕はヒンヤリとして気持ちよく、 四方を壁に囲まれて、意外に落ち着きます。 作品「エリクシール/不老不死の薬」(2003_321)は、 夢の家の蔵を使ったショット・バー。 といっても、 本当に営業しているわけではなくて、 この地域でとれる薬草を使った薬草酒が並んでいました。 ほんの少しだけ試飲させていただきました。 たしか、強壮効果があるお酒だとか。。。 でも、 もうちょっと呑まないと、わからないね(笑) 同じ上湯集落にある、この空き家。 一階部分は、 作品「収穫の家」(2003_322) この周辺に咲いた花を乾燥させたものや、収穫物が、 綺麗に並べられていました。 この作品は、2003年に制作されましたが、 おそろく、今回のために新たに並べ直されたんだろうと思いますが。。。 作品「米との対話」(2003_323)は、 「収穫の家」の2階にあります。 暗い部屋の畳の上に敷かれた光ファイバーで、 小林一茶の句を、モールス信号で流しているそうです。 なぜ、それが米と対話することになるのか、
判りませんでしたが。。。 |
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五つの球体。 ところどころに穴が開けられ、 地域の人と共に、いろいろな言葉が書かれています。 この作品「星の誕生」(2003_315)は、 松之山小学校の入口のスロープに置かれています。 松之山小学校は、合唱で有名だそうですが、 この日も、練習中のようで、 外にまで、美しい歌声が聞こえていました。 ずらりと並んだ大工道具、 全然使えないのに、興味津々。。。 こんなにたくさんの道具があるのは、 作品「新視界・湯山の家」(2006_326)の 元の住人が、屋根職人だったからです。 今は住む人のいないこの家の 板戸は、凝った造りです。 真新しい枠で囲んでしまうと、 築70年以上のこの家の中は、 まるで、額縁のついた絵のようです。。。 安塚高校松之山分校の、旧校舎の教室。 並んだ机、置かれた教科書、灯されたスタンド。 作品「残華−松之山分校」(2006_314) 机上の本に触らないでください! 影の中に、過去が。。。 家庭科教科書の影の中には、女学生がジャンプ! 小学算術の影の中では、雪かき! 松之山温泉の入口の駐車場に建てられた、 作品「渓谷の燈籠」(2000_325) 夜になると、明かりが灯されます。 駐車場の向かい側には、 この周辺の植物から型をとったレリーフ。 作品「メタモルフォーゼ − 場の記憶 − 松之山の植生を探る」(2000_324) この作品は2000年の制作ですが、 同じテーマで2003年に制作されたものが、 「森の学校」キョロロのレストランの壁に掛けられています。 |





