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幹線道路から外れ、 心細いような道を進んで、 新潟県十日町市川西地区の高倉集落にたどりつくと、 びっくりするくらい大きな、赤いバルーンが出迎えてくれました。 斜面に沿って家々が点在する高倉集落、 人が住んでいる民家には、 世帯主の年齢で色分けされた、 赤や、紫、金色の大きなバルーンが目印になっていました。 この日は、雨だったので、 浮かんでいたのは、一部だけだったのですが。。。 静かな山里に浮かんだ赤いバルーンは、とっても元気そうに見えます! 集落の高台には、アート体験施設「銀河荘」。 建物は色が銀ですが、 夜、 ここからの銀河の眺めは、最高!だそうです。 かつて小学校があった場所には、体育館だけが残っています。 作家が、何気なく(?)むかえに出てきてくれました。 第一声は、 こんな奥地までようこそ! この作品名は、 「力五山」(2009年) 「力五山」とは、山の名前ではなくて、 バルーンと、壁面のペインティング、銀河荘を、 3人の作家がそれぞれの分野を担当し、 作家の氏名から一文字ずつとって、命名したそうです。 体育館には、 集落の民家と、 そこに住む人の思い出の写真に基づいた、 ちいさな素描が展示されていました。 そして、 素描と同じ家々の外壁には、 とても大きな絵が描かれています。 最後の画像は、 体育館に置かれた、赤いバルーン! これで、バスケは無理だわ。。。 |
大地の芸術祭2009
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新潟県十日町市の川西地区仙田(せんだ)にある、 仙田小学校は、 今年3月で閉校になりました。 仙田集落を拠点として2008年に発足された、 「克雪ダイナモ・アートプロジェクト」(2009年) の作品群は、 その校舎を使って、展開されています。 このプロジェクトは、 東京芸術大学の7名を中心として、 各グループに10名以上のメンバーが参加しています。 各グループが、複数を手掛けているため、 教室の、床も、壁も、天井も、 廊下も、階段も。。。 とてもたくさんの作品が展示されていました。 ごく一部ですが。。。 ダイナモとは、発電機のことですよね。 エネルギーを生み出すという意味でしょうか。。。 大きな円盤は、ダイナモのようです。 教室の中には、 灰色から次第に明るい色に変わる絵が描かれた、 半透明のビニールの壁が、迷路のようにはり巡らされて、 水がいっぱいに張られたシンクには、 雪山や、雲や、雪の結晶が、描かれていました。 作品は、 教室の天井にも、 教室を仕切った幕を通して見るものも、 また、 廊下の突き当たりの小さな扉を開けると、別の世界が。。。 階段の天井からも。。。 放送室(たぶん)の棚には、 理科室の顕微鏡の箱が並んでいます。 けど、 箱の中身は、顕微鏡ではなくて。。。 壁にできたヒビの隙間にも。。。 机の端に立てられた虫めがねをのぞくと、 シャーレの上には。。。 シャーレの上に乗っていたのは、 地域で採集した木々に彫刻を施したのちに炭化させた、ちいさな作品たち。 この「フロギストン」は、 清津峡のトンネルの中にも、さらに大きな作品が展示されているそうです。 最後の画像は、 校舎の前にあるヒマワリ畑で、 彫刻作品の脇に自転車を停めて遊ぶ子供たち。。。今は、別の学校に通っているのですね。 |
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新潟県十日町市の川西地区、 第5回「美しい日本のむら景観コンテスト」で、 農林大臣賞を受けた、小白倉集落。 前回の大地の芸術祭(2006年)では、 「小白倉いけばな美術館」として、 美しい集落全体が、現代いけばなの作品のようになって、 日本中の華道家の注目を集めました。 今回は、 集落内での作品展示はなく、 雨の中で、 いつもの静けさを取り戻していました。。。 小白倉集落から国道403号線を南へ向かうと、 おおきなリースのゲートのある、 大白倉集落の古民家には、 前回は小白倉で発表した作家のひとりが、作品を展示していました。 「はなの棲む家」(2009年) 古民家の二階部分を大きくふたつに分けて、 一方は、 暗い室内の天井から、 無数の花が降るようにさがり、 ところどころに赤い絹に覆われた枝が妖しい存在感を放ち、 いちばん奥に置かれた、 透明な素材で作られた打掛からは、ほのかな明りがゆっくりと点滅しています。 もう一方は、 二間続きの和室の窓は開け放たれ、 室内には、 外界との壁を打ち破るように、縦横無尽に枝が配されています。 ふすまや壁の、彩りの美しい葉は、押し花(?)で出来ていました。 国道403号線をさらに南へ向かい、 渋海トンネルを抜けたところを、 山沿いの細い道に入ると、大倉集落です。 大倉集落の十二社神社の覆堂は、かまぼこ型でした。 神社の手前に見えるオレンジ色の配電盤は、 この作品のために設置されたものだそうです。 「’HOME’project」(2009年) 作家の方によると、 この作品は、暗くならないと見れないんです。。。ありゃ、どんなのかしら? ちょうど、神社の中で作業していらしたので、 撮らせていただきました。 天井画が美しく、 大きくはありませんが、凝った造りの内部は、 長い歴史と、人々の信仰の篤さを感じます。 左側の白いTシャツが、作家。 右側は、電気工事関係者の作業服。。。(笑) 社殿の中央には電球が置かれていました。。。この電球が作品のヒントですね! |
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新潟県十日町市川西地区、 小白倉を目指して、 県道326号線の尾根道からおりた周り、 田圃だったところを整地したばかりという雰囲気の広場。 「白倉庭園」(2009年) かつての川西地区の写真が、 ラミネート加工されて、細い棒の先に取り付けられています。 道路際にあるテラスから見ると、 切り取られた人々や暮らしが、まるで、お花畑のように続いています。 雨の中、 作家は、たったひとりで、 地面にドリルで穴をあけ、作品を立て続けていました。 立ち去ろうとすると、 小学校にも作品があるので、ぜひ、見ていってください。。。 旧・白倉小学校は、 「白倉交流センター キャンパス白倉」として、 地域の活動拠点になっているようです。 壁には、 たくさんのドローイングが展示されています。 そして、 この教室は、休憩所にもなっていて、 作品を鑑賞しながら、ゆっくりとくつろげるスペースです。 特にこの日は、雨で、訪れる人が少ないらしく、大歓迎されました。 コーヒーなどの飲み物も用意されていますが、 なによりも、 地元の方たちが、 手作りのお弁当を用意していて。。。 棚田で作ったお米ですよ! おかずもおふくろの味が満載です。 とっても美味しそうでしょう!!! 尾根道で車を停めて、 パンとコロッケを食べたことなんか、つい、忘れてしまいますよね。。。(笑) |
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新潟県十日町市川西地区仁田集落で、 街道の近くに車を置いて、 坂道を登っていくと、 道のわきには石仏がならび、 薬師堂の跡地には、 「仁田薬師さま休憩所」が設けられていました。 左側、 休憩所の奥には、 古代の住居を思わせる、 「越後妻有レインボーハット」(2009年) 晴れた日には、 周囲に作られた小さな池の底に据えられた鏡が、 太陽の光を反射して、 シェルターの中に虹を作り出すそうです。 近くのナカゴグリーンパークの中にも、 もっと大きなシェルター(2006年作品)があります。 そういえば、前回も、雨で、虹は見れなかった。 右側の、 パステルカラーに彩られた3棟の建物は、 「KANIKOANI」(2009年) 仁田集落の人々は、 秋田県上小阿仁村との長期的な交流があるそうです。 この作品は、 上小阿仁村の建物を樹脂を貼って型取りして、 その樹脂を再建(?)したものだそうです。 もしかして内側は空っぽということなのかしら。。。 左側は、 寺院の参道に埋め込まれた小さな石には、 地元と世界各地の子供たちの手による、 素朴な彫刻が施されています。 「里山交響曲」(2006年) この小さな彫刻たちは、 雨が降っていた方がきれい! 右側は、 建物跡のような広い空き地に、 針葉樹の森を背にして、 重たそうな大きなリングが浮いているような、 「この大地と空の間」(2000年) 晴れた日、この錆色のリングを仰ぐと、 ちょっと不思議な感じがするんだけどな。。。 最後の画像は、 「里山交響曲」の参道。 前回、訪れたときは、 石段の上に堂宇が建っていたような気がする。 確かめたかったけれど、 雨の所為で、誰も外に出ていなくて。。。 |







