坂戸一義、コカコラなる飲料についてかく語りき

将来構想としては、20世紀のものだけを分離して新ブログ立ち上げ

70年代のファンタ(缶)

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1978年製造のファンタグレープ缶。ファンタグレープの色素問題が決着し、アントシアニン(ぶどう果皮色素)で着色したファンタグレープが復活した年に製造されたものである。この缶も三国か長野で流通したものである可能性が高いが、当時はまだ北海道CCBC札幌工場で製造ができなかったため当該エリアで流通していたものかもしれない。ちなみに北海道CCBCで自社生産が始まったのは1979年11月から。
 
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上のほうが少し凹んでいるが、ビンテージものなので仕方ない。ファンタのこのデザインは基本的に1988年まで続くので、歴代では長寿の方である。
 
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甘味料は砂糖のみ。当時の関東ではインキャン・パストライザー設備を有し、ファンタグレープ缶製品を製造できたのがサツキのみだったため、他のボトラーもサツキ製造分(250ml缶)を購入し販売していた。この新グレープの登場により、カラメル色素で代用着色して販売していたゴールデングレープは終売となるのだが、一部ボトラーでは翌年あたりまで販売継続だったらしい。また、壜入りではコーラと同じ濃さの色でカラメル着色したファンタグレープを販売するボトラーも一部あった。

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70年代末期に製造された着色料にアントシアニン(ぶどう果皮色素)を使用した缶入りファンタグレープ。この頃はまだ3ピースの缶を使っている。製造はサツキコカ・コーラキャンニングだが、新ファンタグレープ発売当初は三国やみちのくだけでなく設備の関係で製造のできなかった北海道、仙台、東京等にも同工場の製品が出荷されていたようだ。東京で缶入りファンタグレープの生産を開始するのは多摩工場2号缶ラインにパストライザーが設置された1980年からである。原材料の表記の並びを見ると、砂糖がぶどう糖果糖液糖の前に来てることからこの時点ではまだ非常に甘みの強いファンタだったのだろう。飲みたい…。

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70年代に入り、缶製品のボトラー自社生産化が始まるとほとんどのボトラーはサイズを250mlに縮小。引き続き350ml缶が継続販売されたボトラーは北海道、長野、近畿、山陽等一部のボトラーだけとなる。近畿コカ・コーラボトリングは自社京都工場に350ml缶専用の生産ラインを1972年に完成させ、引き続き350ml缶を販売した。当時の缶製品はレギュラーサイズの中身のおおよそ2倍の高級品であったが、高度経済成長期真っ只中で売れ行きを伸ばして行った。この頃になると原材料等が明記されるようになるが「合成着色炭酸飲料」とはなんともストレートな。繋ぎ目も今のと変わらなくなる(比較写真参照)。昔の缶は本当に缶詰っぽくていいよな〜(志村けん風に)。

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最初期のファンタグレープ缶である。なんと1969年製造のもので、日本コカ・コーラの本社も渋谷ではなく大田区雪が谷にある。缶入りのファンタは1968年2月に全国で一斉発売され、当初は大阪の高槻にあった日本コカ・コーラ直営の缶詰工場で生産されていた。初期の缶は「清涼飲料水」としか書いてなく、原材料も不明。こんなのが許されたおおらかな時代であった。繋ぎ目がハンダ付け丸出しなのもグッド。この缶、オークションで2000円以下で落札したから運良かったなあホント。

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72年から1年後製造のグレープ缶。製造者と原材料の表記が変わり、接合部も現在の3ピーススチール缶と大差ないものとなった。当時はまだ壜の販売量が多く価格も缶の方が割高だったため、今ほど街角で気軽に飲むようなものでなく、ハイキングや観光地などで飲むといった用途が主流だった。東京コカ・コーラボトリングでは缶製品の生産量増大に合わせラインを整備したが、この缶が生産された1973年に東側の第一工場は3ラインとも缶専用となった。元々稼働していたボトリング設備は2ライン分が沖縄コカ・コーラボトリングに譲渡され、浦添工場でせっせとコカ・コーラ・ファンタ・スプライトを壜詰した。

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