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我が家の庭にはマキワラが二本ある。
ひとつは守礼堂の「マキワラスタンド」、もうひとつは自作のマキワラだ。
守礼堂の「マキワラスタンド」は20数年前に購入したものだが、なかなか頑丈に
できており今だ健在である。
自作のマキワラはラワン材で弾力を弱めに作ってあり「マキワラちゃん」と名付けた。
しかしマキワラは音がうるさい。近所迷惑にならぬように気遣いながら突く。
「騒音空手オヤジ」と言われかねないかんね。
突き方も工夫した。 寸前まで全力で突き、マキワラに触れた瞬間、音が出ないように
押し込む。このときの注意点は最後までスピードを落とさずに突くことだ。
フォロースルーを効かせて、音をたてないように突きぬくのである。
またはマキワラを背にして立つ。振り向きながら一歩踏み込み、全力で突く。
「回転マキワラ突き」と名付けたこの稽古法は、間合い、正確さ、判断力、目の養成になる。
一回転だけでなく、二回転三回転しながら、裏拳、肘、手刀を打ち込んでもよし。
一度、闇夜の中で「回転マキワラ突き」をやったら、見事に拳がはずれてしまい、顔面で
マキワラを突きそうになった。これでは「顔面マキワラ突き」だ。
結構緊張感があるが、一歩間違えば大ケガをするので注意したほうがよい。
「マキワラちゃん」の拳座に貫手を当てる。そこから拳を握り込みながら一気に突く。
中国武術の寸剄だ。
「マキワラちゃん」は弾力があるから寸剄の要領が体得しやすい。
他にも様々な突き方を考案したが、マキワラひとつで色々と楽しめるのである。
沖縄の空手家が重宝した理由が分かる。
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