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数年前、神田の高山本店でタイトルが気に入って購入した本がPhだ。
柔道家・平野時男の自伝だが、平野は牛島辰熊門下で、大山倍達と親交のあった
木村政彦の後輩にあたる。
「柔道世界投げ歩き」(東都書房・s47年刊)何とも勇ましいタイトルではないか。
タイトル通りに、平野はヨーロッパを中心に世界のあっちこっちで投げまくり、
まさに八面六臂の大活躍になっている。
105人の柔道マンをわずか25分で投げて、現地の新聞に漫画入りで紹介されたりもしている。
この漫画がじつに面白い。 ベルトコンベアーで運ばれてくる外人柔道家を、待ち受けていた
平野が次々と投げとばしている漫画なのだよ(笑)
相手は人間だけではない。 オーストリアの牧場では牛を投げている。
平野の感想は「牛は簡単に転がった」そうだ。
これは「牛殺しの大山」を意識してのものなのかどうかは、本人が触れていないので
確認のしようがないが、平野と木村のつながりから・・・・あると思います!
巻末に「平野式 事前作り」が連続Ph入りで掲載されている。 これは中国で太極拳の演武を
観た平野が非常に感動し、武的に感じるものがあり、太極拳のユッタリズムを取り入れて完成させた
ものだという。 先日この動画をYoutubeで偶然見つけた。 ヨーロッパをデモンストレーションして
いる平野を外人が撮影したものだ。
投げの形をユッタリと、作りと崩しを交えながら行う一人型だ。 踊りのように舞う平野の姿は
感動的だ。柔道とはかくも美しいものかと思う。
平野は護身術や柔術もよくこなし、柔道をスポーツではなく武道として体系化していたようだ。
若い柔道家にぜひ読んでほしい一冊ですが、残念ながら絶版です。
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平野時男氏の「平野式 事前作り」のYoutubeがあるのですか?ぜひURLをお教え願います。
2010/3/15(月) 午後 8:53 [ 平手神酒 ]
え〜っとですね。
適当にYoutubeの空手の動画を観ていたら、たまたま柔道の動画が出てきたんです。
木村政彦や高専柔道や加納治五郎ですね。
そしたら偶然、平野時男の動画に行きついたわけです。平野を探していたわけではなく、偶然なのですよ。
だから検索すれば出ますよ。貴重な動画だと思いますよ。
2010/3/16(火) 午後 5:46 [ のぼる師範 ]