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ボクシングの三迫ジムに通っていた。
世界チャンピオンの輪島功一氏を始め多くの名選手を輩出した名門ジムだ。
いつものようにシャドーを終え、サンドバックを打っていたら「駄目だな。その打ち方は・・・」
といわれた。
振り向くとそこに三迫仁志会長が立っていた。会長の細かい指導が始まった。
身振り手振りで教えてくれる。会長は[教え好き]だな、と直感した。
「腕の力を抜いて・・足のスタンスは・・・腰をこうして・・・踏み込み・ほうり投げるように・・・
云々」
ぼくがその通りに打つと、ものすごい音とともにサンドバックが弾むように揺れた。まわりの
練習生が一斉にこちらを振り向く。
自分でもビックリした。「なんじゃ、こりゃあ!」だ。呆然としていると、会長がニヤリと笑い
「それだよ!それが当たればKOだ」といった。
世界チャンプを育てただけに説得力がある。この打ち方はボクシングのすべての打ち方に共通する
ような気がする。(あくまでも私見です)
ボクシングと空手の突きの決定的な違いは[グローブ]と[素手]にある。
グローブの打ち方は素手では使えない。だからといってボクシングのパンチを否定するのではない。
学ぶ価値は十分にあると思うのだ。
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