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銀林みのる著の「鉄塔 武蔵野線」は映画化にもなったが、傑作だと思うぞ。
ぼくは「鉄塔・・・」の完全収録版文庫本も買っちまったのだ。
作中に出てくる鉄塔はぼくんちの近所にもある。
ある日、夕焼けの中にシルエットで浮かび上がる鉄塔を前に、ぼくは動けなく
なっちまった。 感動したのだよ・・・めずらしく(笑)。
夕焼けにこれほど映える建造物が他にあるかい?
子供の頃、鉄塔がロボットに見えて仕方がなかった。
あんな骨組みの巨大建造物が、電線を引っ張りながらワラワラと動き出したら、さぞかし
面白かろうなあ・・・と今でも想像してみることがある(笑)。
ぼくが育った炭鉱町に「センコウジョウ」があった。
あとで「選鉱場」と書くことがわかったが、ここにも鉄塔があった。
登ってみたくなり下まで行くのだけれど、見上げてみると、とてもとても自分の力では
登れないことがわかる。
仕方がないので、鉄塔のいちばん下にぶら下がり、逆上がりなどをしていると、
ポケットの中の一円玉やら五円玉やらビー玉が、バラバラチャラチャラと落ちる。
それらをひろい集めているぼくを、鉄塔ロボットは無言で睨みつけるのだった。くそ〜。
どこかの食玩メーカーが、鉄塔シリーズを発売してくれないかなあ。
組み立てて即ぶっ壊したいのです。
こう思うのはぼくだけではない・・・だろう?
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