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ヘミョンは、皇帝と皇后の顔を見て、「しまった」と思いました。
お父様はともかく・・・お母様を傷つけてしまった・・・と思ったからです。
ヘミョンがこれまでのことを話したのは、みんなが変わろうとしている今、
父にも変わって欲しい、変わらなくてはいけない・・・。
そう思ったから話したのでした。
暫く、沈黙が流れました。
沈黙に耐えられなくなったヘミョンが言いました。
ヘミョン「お父様、お母様、お疲れのところ、つい思うことを話してしまって申し訳ありませんでした。
お疲れでしょうから、私も自室に戻ります。お疲れのところ、有難うございました」
そういうと、ヘミョンは一礼をし、部屋を出て行きました。
「お母様は、今までのご自分を反省され、新しい一歩を踏み出そうと、前を向いておられる。問題はお父様。本当はとってもお優しい表情をしておられるのに、問題が起き始めてから、がらりと変わってしまわれた。
私の言葉は、お父様にとって、厳しい言葉だったかもしれない。でも・・・昔のように優しい父に戻って欲しい・・・」
ヘミョンは、そう思いながら、自分の部屋に向かって、ゆっくり歩いていました。
ヘミョンが自室に戻った後の皇帝と皇后の部屋。
無言で黙ったままの皇帝と皇后がいました。
二人はソファに座ったままです。
皇帝は、俯いている皇后の姿を見ました。
兄上が亡くなるまで・・・。ミン妃とヘミョン、シンと楽しい日々を過ごしたことを思い出していました。
本が好きだったヒョンは、時間を見つけては、子ども達に本を読んであげていました。
どちらが先に、父の膝に座るか喧嘩を始めるヘミョンとシン。
シン「お姉さまが・・・先に座った!!」
ヘミョン「シン、あんたは弟なんだから、我慢しなさい!!」パチッ
シン「うわーん、お姉さまが叩いた」
ミン妃「ヘミョン、あなたはお姉さんでしょう。弟を叩いたらいけませんよ。それに叩かれたら、あなただって痛いでしょう。自分がされて嫌なことは、人にはしてはいけませんよ」
ヒョン「よし、分かった。じゃあこっちの膝にヘミョンがおいで。こっちはシンだ。これでパパの膝は仲良く半分だ。こうやって、皆で仲良く本を見た方が楽しいだろう??」
ヘミョン&シン「うん」
ヘミョン「お父様、早く読んで!!」
シン「読んで、読んで」
ヒョン「よしよし、分かった。仲良く見ような」
親子のにぎやかなやり取りをみつめながら、ミン妃は温かい笑顔で見守っていました。
またある時は、お菓子作りや料理の得意なミン妃が、子ども達とクッキー作りをしていました。
公務で疲れているヒョンに、元気になってもらおうと、皆で愛情たっぷりのクッキーを作ったのでした。
ヒョンが戻ってくると部屋中には、クッキーの焼けた良い香りが漂っていました。
ヒョン「ただいま!今日は良い香りがするな。何か作ったのか?」
ヘミョン「パパのためにクッキー焼いたの」
シン「シンも型抜きしたんだよ」
ヒョン「そうかそうか。それはきっと美味しいだろうな。皆で食べよう、手を洗ってくるからね」
ヒョンが手を洗って戻ってくると、クッキーと紅茶が準備されていました。
シン「パパ、早く食べよう」
ヒョンが微笑み、椅子に座ると、子ども達が待ちきれず、クッキーをほおばりました。
ミン「ヘミョン、シン。お行儀が悪いですよ。ちゃんと『いただきます』をしてから食べなくちゃダメでしょう」
ヘミョンとシンは、母に言われ、しぶしぶ「いただきます」の挨拶をしました。
ヒョンは、そんな姿を見て、ニッコリ笑っていました。
そこには、ごく普通の家庭の、団欒風景がありました。
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のぶさまーさん、こんにちは〜
帰ってきてすぐお邪魔して良かった〜
素敵な家族の風景を感じました。
そうなんですよね、きっとヒョン皇帝もミン皇后も穏やかな家庭を気づいてたんでしょうね、
皇太子になるまでは・・・
ヘミョンとシンも年子だからきっと何でもない喧嘩はしょっちゅうだっただろうし・・・
責任ある立場になってみんな頑なになってしまったのかな?
皇帝が反省して笑い合える家庭が戻ってくるといいですね。
2008/9/10(水) 午後 5:14
naohahaさん
お疲れさまでした。
帰ってこられて、すぐに遊びに来ていただいたんですね♪
いつもすっ飛んできていただいて、本当に有難うございます。
素敵な家族の風景を感じていただけましたか??
有難うございます。
きっと、入宮前は、温かい家族だったんだと思うんですよ。
ヒョン殿下も、問題が起きた時に怒りまくってましたが、
チェギョンが入宮してすぐのころは、優しい目をしてましたよね。
きっとあんな目で、家族を見守ってたんだと思うんです。
自分達のことで一生懸命で・・・なんて言ったら言い訳になるかもしれませんが・・・。
立場が変わってしまって、生活もがらりと変わり・・・。
ある意味被害者かもしれません。
皇帝が反省し、シン君に温かく優しい笑顔で話をする、
最終話のあのシーンに繋げられたら良いな・・・と思っています。
2008/9/11(木) 午後 10:08