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宮 創作物語

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皇帝の改心 4

思えば、家族の団欒ができなくなったのは、兄上が亡くなり、自分が皇太子になってからでした。

ある程度の教育はうけていたものの、公務や勉強の時間は増え、家族と過ごす時間は無くなりました。

そして、いつか、家族の前でも父ではなく“皇太子”“皇帝”という仮面を被るようになりました。


また追放された恵政宮のことが気になっていました。

かつて愛した女性・・・兄上の死後、皇室の規則により追放された彼女を不憫に思っていました。

今思えば、彼女は、皇后になるために、自分の元を去っていったのです。

その後彼女は、兄上と結婚し、ヒョンはミンを妻に迎えました。



宮殿の中で顔をあわせても、温かい家庭があったからこそ、彼女に未練はありませんでした。

兄上が亡くなってしまわれて・・・。彼女が可哀相で仕方がないと思うようになってしまいました。

忙しさでごまかし、家庭を大切にしなかったのは言い訳に過ぎず、

どこかで彼女のことを想い・・・。



私は、自分が至らなかったばっかりに、子ども達だけでなく、

ミンの人生まで、台無しにしてしまった。

ミンが私の傍から離れてしまっては困る。

皇室のしきたりが・・・という理由ではなく、私が愛しているのは、ミンだから・・・。

ミンとの結婚が決まり、彼女を妻に迎えたときは、

ファヨンではなく、ミンを愛していたのだから・・・。

愛する人を14年間も悲しませてしまった。そして、子ども達も・・・。

私がミンをきちんと愛し、皇太子になってからも、もっともっとヘミョンとシンに

温かい愛情を注いでいたら、こんなことは起こらなかったかもしれない。

全ての責任は・・・他の誰でもない、私にある!!



私がもっとしっかりしていたら、シンは勿論、チェギョンやユルだって

傷つくことはなかった・・・。

いや、一番傷ついたのは、ミンだ。私がもっとしっかり、

彼女を支えてあげていたら・・・。

病気になった今も、彼女は公務をこなしながら、私の看病までしてくれている。

私は、なんて情けない男だったのだろう。

妻を支えてあげられず、子どもも信じず・・・。

一家の主としては、失格だな・・・。


ヒョンは、自分の前でソファに座ったまま、俯いているミンの顔を見ました。

そして・・・。妻の横へと、座りました。

閉じる コメント(2)

のぶさまーさん、こんばんは。
皇帝の改心エピソード、ここまで全部読ませていただきました。

宮の中で皇帝がどうしても最後まで不甲斐なくて、情けなくて・・・っていう気持ちが消えなかったので、こちらで皇帝が改心してくれるお話が読めてすごく嬉しいです。

この先皇帝がどうミン妃やシン、チェギョンに償いをしていくのかが楽しみです。

2008/9/14(日) 午前 4:00 [ - ]

duck_beさん

こんにちは♪

改心エピソード、一気に読んでくださったのですね。
有難うございます。

本編では、皇帝一人が最後まで不甲斐なかったですよね。
そうかと思えば、突然「皇帝の座を譲って、体調の許す限り、田舎で本を読みふけりたい」とか言い出しましたし・・・。

田舎に引っ込むのと、本を読みふけるのはご自分の勝手ですが、
責任が自分にあると仰るのなら、その姿勢が見てみたいと思ったのが始まりです。

このエピの最後のお話は、これからアップしますね(^-^)

2008/9/16(火) 午後 2:46 のぶさまー


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