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マカオに旅立って数ヶ月。
シンや宮の家族、自分の両親や親友達のいる韓国を離れて暮らす寂しさを紛らわすかのように、
チェギョンは明るく振舞ったり、元気な姿を見せたりしながら、図書館に通い、様々な勉強に打ち込んでいました。
3月上旬のある日、チェギョンは図書館で“記念日の本”というタイトルの本に目が留まりました。
興味深いこの本に手を伸ばし、パラパラとページをめくりながら、ざっと本の内容を読みました。
この本にはいろいろな国の記念日が書かれていました。
「この本、とっても面白そう。今日はこの本を借りて帰ることにするわ」
チェギョンは本を借りる手続きをして、自転車に乗り、図書館を後にしました。
家に着くと元気に“帰りましたコール”をしました。
チェギョン「オンニ〜、ただいま〜」
チェ尚宮「お帰りなさいませ、妃宮様。本日もお疲れになったことでしょう。ただいまお茶の準備をいたします」
チェギョン「お姉さん、有難う。じゃあ私は荷物を置いて、手を洗ってくるわね」
チェ尚宮「かしこまりました、妃宮様」
チェギョンは、荷物を自分の部屋に置きに行き、手を洗いに洗面所に向かいました。
その間にチェ尚宮は、手早くお茶の準備をして、リビングに運んで来ました。
紅茶とチェ尚宮お手製のクッキーを頂きながら、チェギョンは今日の出来事をチェ尚宮に話します。
チェギョン「図書館でね、“記念日の本”っていう、ちょっと変わったタイトルの本を見つけたの」
チェ尚宮「“記念日の本”でございますか??」
チェギョン「うん、そうなの。パラパラっとめくっただけだから、まだ中の内容はちゃんと読んでないんだけど、世界の沢山の国の祝日や記念日が載っているの。なぜその記念日が出来たのかも書かれているみたいよ」
チェ尚宮「さようでございますか。妃宮様は、どうしてそのような本をお読みになりたいと思われたのでございますか??」
チェギョン「私たちが生まれ育った国、韓国にも様々な祝日や記念日があるわ。子どもの頃は、ただ学校が休みになるから!って大喜びしたけど、大人になってからそんなことじゃいけないと思うの。なんでその記念日が作られたのか、知っておく必要があると思ったし、大事なことだと感じたから。あとは、国際的に認められてる記念日もあるようだから、全然知らないよりは、少しでも知っておいたほうが良いかな??って思ったの」
チェ尚宮「さようでございますか。何事も学ばれるということは、とっても良いことございます。ですが無理のないようになさりませんと、妃宮様のお体のお調子が悪くなってしまわれます。どうぞご無理だけはなさらずに」
チェギョン「お姉さん、有難う。無理しないように、ぼちぼちやるわ」
チェギョンはガッツポーズをして、ニッコリ笑いました。
チェ尚宮も、そんなチェギョンを見て、優しく微笑みました。
チェ尚宮「妃宮様、お茶の時間が終わりましたら、私は買い物に出かけてまいります。後片付けは、私が買い物から帰宅しまして、私がいたしますので、カップやお皿はどうかそのままで構いません。どうか留守を宜しくお願いいたします」
チェギョン「分かりました、お姉さん。気をつけて出かけてきてくださいね。あ!片付けは私がやっておくから大丈夫よ。そしたらお姉さん、帰ってきてから、すぐに次のことが始められるでしょ」
チェ尚宮「とんでもございません。妃宮様に後片付けをさせるなんて・・・」
チェギョン「ここは宮ではないし、自分で出来ることは自分でやらなくちゃ。何もかもお姉さんに任せてたら、何も出来なくなるでしょ。だから私がやっておくわ。いつもお姉さんに美味しいお茶や美味しいお菓子を準備してもらうんだから、それくらいは私がやらなきゃ」
チェ尚宮「では・・・お言葉に甘えさせていただきます。本当に申し訳ございません」
チェギョン「謝らないで、お姉さん。お姉さんに感謝しなくちゃいけないのは私の方だもの。お姉さん、いつも有難う」
チェ尚宮「妃宮様、もったいないお言葉でございます。決してそのようなことは仰らないで下さいませ」
チェギョン「お姉さん、思っていることはちゃんと口に出さなきゃ伝わらないでしょ。だからちゃんと伝えさせて。それに誰だって、“ありがとう”って言われて、悪い気はしないでしょ」
チェ尚宮「妃宮様・・・」
チェギョンは、チェ尚宮の手を取り、ニッコリ微笑みました。
チェ尚宮は、チェギョンの笑顔を見ながら、「妃宮様に仕える事ができて本当によかった」と心から思いました。
チェギョン「あ・・・ごめんなさい、お姉さん、時間・・・大丈夫かしら??」
チェ尚宮「そうですね。ではちょっと出かけてまいります。後のこと、すみませんが宜しくお願いいたします」
チェギョン「分かりました。気をつけて行ってきてね、お姉さん」
チェ尚宮は立ち上がり、一礼すると出かけていきました。
チェ尚宮が出かけると、チェギョンは、後片付けを始めました。
美味しいお茶と手作りのお菓子をいつも準備してくれるチェ尚宮に感謝しながら、
ティーカップやポット、お皿を心を込めて、綺麗に洗いました。
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のぶさまお邪魔しています。
チェギョンはマカオでの生活にも馴れてチェギョンらしくくらしていますね。シン君とはなれている寂しさはチェ尚宮にはみせないように何もかもわかりながらもチェギョンを包み支えてくれるチェ尚宮に感謝しながら・・・
ホントに姉妹のような二人ですね。これから、どんなお話になるのか続きが楽しみです。また読ましてくださいね。
2009/3/13(金) 午後 5:29 [ tosho ]
のぶさまーさん 再びです♪
マカオでは寂しい思いをしながらも、とても大切な時間を過ごしているんですね〜♪
>思っていることはちゃんと口に出さなきゃ伝わらないでしょ
本当にその通りです。。心を伝える事、それに身分は関係ない!
ミモザデー♪どんなお話しになるんでしょうか??
スッゴク楽しみにしてますね。。
ぼちぼちでかまいませんよ〜ご無理のない様にしてくださいね♪
2009/3/13(金) 午後 10:33
toshoさん
お久しぶりです。
チェギョンは、チェギョンらしく、マカオでも過ごしています。
シン君にふさわしい女性になるために、一生懸命がんばりながらも決して自分らしさを失っていないんですよね。
韓国を離れ、一緒にマカオについてきてくれたチェ尚宮に感謝しながら・・・。
姉妹のような二人が描ければ良いなと思います。
続きは後ほどアップしますね♪
2009/3/14(土) 午前 8:33
りんりんさん
チェギョンは寂しい思いをしつつも、その思いを胸に秘めて、頑張って生活していますね♪
思っていることを口に出すこと、とっても大事なことだし、身分なんて関係ありませんよね。
ちょっと前置きが長かったですが、次のお話からは、タイトルの*ミモザデー*に向けて、お話が進められそうです。
今日中にはアップできると思うので、後ほどアップしますね♪
2009/3/14(土) 午前 8:38