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*ミモザデー 2*

ティーカップを洗い終えたチェギョンは、自分の部屋に戻るとアルフレッドと先程図書館で借りた、

“記念日の本”を手にリビングに戻ってきました。

ソファーに座ると、アルフレッドを左腕で抱きかかえ、本を読み始めました。

チェギョンは、どんどん読み進めていきました。

3月のある日付に、目が留まりました。

「3月8日 国際女性デー」

そこには、なぜこの日が国際女性デーに定められたのか、その経緯が記されていました。

そして、最近はどんなことをするのかも、しっかりと本には書かれています。

「イタリアでは職場や家庭で働く女性達に、感謝の気持ちを込めて、黄色いミモザの花を男性が贈る。

中国では女性の会社員に休みを取らせるところもある。ミモザの花を贈ることから、“ミモザデー”と呼

ぶ人たちもいる」


チェギョン「そっか、だから図書館のオンニ達は、3月8日は、私たちみんなお休みだから、みんないないって教えてくれたのね」

感謝の気持ちを込めて、女の人にお花を贈る・・・。

そうだ!!チェギョンはいいことを思いつきました。



チェギョンはアルフレッドを両手に抱き、顔を見ながら、アルフレッドの目を見て語りかけます。

チェギョン「ねぇ、アルフレッド。3月8日に私も贈り物をしたいと思うの。チェ尚宮オンニでしょ。それからお祖母様にお母様、そしてお姉さま。それから私のママでしょ。後はガンヒョンにヒスンにスニョン。あ・・・あと、東宮でシン君のお世話をしてくれてる女官のお姉さん達にも・・・。私が近くにいられたら、ミモザのお花が直接渡せるけれど、マカオからお花は贈れないでしょ。チェ尚宮オンニはともかく、他の人たちには何をしたらいいかしら??」

―――チェギョンは絵がとっても上手だから、メッセージカードにミモザの絵を描いてプレゼントしたらどうかな??そしてそのメッセージカードにプレゼントをつけてみたらどうだろう―――

チェギョンにはアルフレッドの声がしっかりと聞こえました。

チェギョン「そうね。とってもいい考えだわ。アルフレッド有難う」

そういうとアルフレッドを丁寧にテーブルの上に置き、自室へ走っていくと、鉛筆とペン、色鉛筆にメッセージカードを持ってきました。

葉書サイズのメッセージカード。カードの周りには花の形がプレスしてあります。

チェギョン「やっとあなた達を使う時が来たわ。ちょっと前に雑貨屋さんで一目惚れして買ってきたのよね」

チェギョンはそういうと、メッセージカードに絵を描き始めました。

ミモザの花を渡そうとするチェギョン、そして笑顔で受け取ろうとする相手。

9枚のメッセージカードに想いを込め、真剣に絵を描きました。

絵を描いたら、次は色塗り。心を込め、ひとつひとつのパーツに丁寧に色を塗っていきます。

チェギョンお手製の素敵なメッセージカードが完成しました。

カードが書きあがったと同時に、チェ尚宮が戻ってきました。


チェ尚宮「遅くなりました、妃宮様」

その声に、チェギョンは慌ててチェ尚宮と女官達に宛てたカードを隠しました。

チェギョン「お帰りなさい、お姉さん」

チェ尚宮は、チェギョンの書いていたカードが目に留まりました。

チェ尚宮「妃宮様は本当に絵がお上手ですね。カードをどなたかにお贈りになるのでございますか?」

チェギョン「そうなの。急に思いついて作業を始めたの」

チェ尚宮「さようでございますか。お受け取りになられた方は、きっとお喜びになりますね」

チェギョン「喜んでくれるかな?そうだと嬉しいな!あ、お姉さん、これからちょっと出かけてきても良いかしら」

チェ尚宮「これから・・・でございますか?構いませんが、あまり遅くならないようにお戻りくださいませ」

チェギョン「分かりました。お姉さん有難う」

そう言うと、チェギョンは手早くカードを片付け、本やペン、色鉛筆とアルフレッドを大事そうに抱えて、一度自室に戻りました。

そして、カバンを持つと、チェ尚宮に挨拶をして、自転車で出かけました。

チェギョン「まずはお花屋さんね。ミモザのお花、予約しておかなくちゃ」

お花屋さんでチェ尚宮のイメージを話し、ミモザの花かごを作ってくれるように予約をしました。

お花屋さんで無事に予約を済ませたチェギョンは、自転車にまたがると困った顔をして呟きました。

チェギョン「困ったな・・・。お祖母様たちのプレゼント、何にしよう・・・」

チェギョンが呟いた後、目に飛び込んできた建物はお茶屋さんでした。

チェギョンはお祖母様の言葉を思い出しました。

入宮して間もないころのお茶会の席で「お茶は高貴な飲み物だ・・・」と仰っていたお祖母様。

いつも飲んでいるお茶ではなく、ちょっと変わった、普段自分達が飲まないようなお茶が手に入れば・・・。

そう考えたチェギョンは、お茶屋さんに向かいました。

店内には沢山のお茶が並んでいます。

お店の中で、お祖母様やお母様、お姉様にぴったりのお茶が見つかりました。

そのお茶を丁寧に包んでもらい、チェギョンはお茶屋さんを後にしました。

「次は雑貨屋さんね!!」

チェギョンは雑貨屋さんに向かって、自転車を軽快に進ませました。

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のぶさま、初めてコメントさせていただきます。
チェギョン健気ですね。自分をいつも守ってくれるチェ尚宮にミモザ
のプレゼント、チェ尚宮どんなに嬉しいでしょうね。韓国の家族の喜ぶ顔が楽しみです。

2009/3/15(日) 午前 11:17 [ nhr ]

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のぶさまーさん こんばんは〜♪
更新ありがとうございますぅ!!
ミモザデー素敵な記念日ですね。。
チェギョンは本当に心の美しい子ですよね。。。相手の事を想いそう方に合ったプレゼントを考える。。。その時が本当に楽しそう♪
相手の喜ぶ顔が見たい一心で素直に行動できるチェギョンって本当に魅力的です♪
雑貨屋さんでは何を??私もワクワクしてきます♪

2009/3/16(月) 午前 0:41 りんりん

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のぶさまこんにちは。
チェギョンナイス(古!)なアイデアですね。自分の周りにいる大切な人たちに心を込めてプレゼントを贈るチェギョンがとても優しくて素敵ですね。
そんな可愛いチェギョン大好きです。続きもとても楽しみです。

2009/3/16(月) 午後 0:11 [ tosho ]

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のぶさまーさん こんにちは。
お久しぶりです。こちらにお邪魔したら お話がUPしてるんで
びっくりしました。でも とても嬉しかった。
一話と二話一気に読んでしまいました。まだお話が続くんですね。
これから また楽しみがはじまりますね。うふふ。

2009/3/16(月) 午後 1:54 かぐら


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