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日本では大寒と暦の上で呼ばれ始める頃・・・。
宮家がある韓国も、とっても寒い毎日を迎えていました。
旧正月をお祝いする韓国では、みんながその準備に追われていました。
そんなある日の出来事・・・。
チェギョンはシンよりも少し早く東宮に戻ってきました。
チェギョン「お姉さん達、ただいま〜」
チェ尚宮「妃宮様、お帰りなさいませ」
パン女官とチョン女官もチェギョンを出迎えました。
チェギョン「今日は寒かったわね」
チェ尚宮「はい、妃宮様。お体も冷えてしまっていらっしゃるでしょう。温かい紅茶を用意いたしました」
チェギョン「お姉さん達、いつもありがとう。ちょっと手を洗ってくるわね」
チェ尚宮「はい、妃宮様」
チェギョンが手を洗いに行ったのを確認したチェ尚宮は、
パン女官とチョン女官に、お茶の準備をするように指示しました。
チェギョンが一人だけ先に帰宅した時は、チェ尚宮とパン女官、チョン女官もチェギョンと
一緒にお茶を飲むスタイルが出来上がりました。
お茶の準備も整い、チェギョンも戻ってきて、みんなで楽しいお茶の時間が始まりました。
チェギョンは、今日の出来事をみんなに話します。
チェギョンにとってもお姉さん達とのおしゃべりは楽しい時間でしたが、
チェ尚宮や、パン女官、チョン女官にとっても、その時間はとっても楽しい時間でした。
一通り話が終わった後、チェギョンが言いました。
チェギョン「ねぇ、お姉さん達。ちょっと聞いてみるんだけど・・・。」
チェ尚宮「はい、何でございましょう、妃宮様」
チェギョン「私の思い違いかもしれないんだけど、シン君今日の朝、声が変じゃなかった??」
チェ尚宮「そのようには思いませんでしたが」
チェギョン「そう??じゃあお姉さん達は??」
パン女官「私もそうは感じませんでした」
チョン女官「私も同じでございます」
チェギョン「そう・・・。じゃあ私だけなのかな??」
チェ尚宮「殿下の様子が喉のご様子がおかしいと思われたのでございますか?」
チェギョン「そうなの。私の思い違いだったら良いのだけど・・・」
チェ尚宮「妃宮様は殿下のお体のことをご心配なさっておられるのですね。気にかけることはわるいことではありません。喉にいいものを準備いたしましょう。そなたたち、お茶を飲んだら準備を」
チョン女官、パン女官「かしこまりました」
チェギョン「チェ尚宮姉さん、準備ってなにを準備するの??」
チェ尚宮「喉に良い飲み物でございます。妃宮様、お茶をお飲みになりましたら、ご一緒にお作りになりますか?」
チェギョン「はい。では宜しくお願いいたします」
お茶の時間が終わると、東宮のミニキッチンではちみつレモン作りが始まりました。
パン女官とチョン女官が準備をした、はちみつとレモン、しょうが、耐熱性の密閉瓶が並びます。
レモンはヘタをとって輪切りに、しょうがは皮をむいて薄くスライス。
それを密閉瓶の中にいれ、はちみつをおおさじ4杯、お湯にといて、漬け込みました。
チェ尚宮「妃宮様、これではちみつレモンは出来上がりでございます。このままでも飲めないことはないのですが、
お湯で割って飲まれた方が体も温まって、殿下の喉の調子も良くなられると思います」
チェギョン「お姉さん、有難う。シン君が帰ってきたら、お湯で割って、飲ませるわね」
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夕食が始まろうとする時間に、今日の予定を全てこなしたシンが東宮に戻ってきました。
シン「チェギョン、ただいま」
チェギョン「シン君、お帰りなさい、寒かったでしょ。今すぐお茶を淹れるから待っててね」
シン「チェギョン、お茶はいい。今日はお茶を飲みたい気分じゃないんだ」
チェギョン「そう、分かったわ。じゃあ、手を洗ってうがいをしてきて」
シン「分かった、行って来る」
そういうとシンは洗面所に向かいました。
シンが洗面所に向かうのを確認したチェギョンは、急いで、ミニキッチンに向かい、
はちみつレモンの準備をして戻ってきました。
戻ってくるとシンがソファにつかれきった様子で座っていました。
チェギョン「シン君、飲み物を持ってきたわ。体が温まるから飲んでみて」
シン「有難う」
シンはチェギョンから、マグカップを受け取ると、受け取った飲み物を飲みました。
シン「さっぱりしてて美味しい、チェギョン有難う」
チェギョン「チェ尚宮お姉さんと一緒に作ったのよ。シン君、今日は喉の調子があまり良くないんでしょう??」
シン「なんで分かった??」
チェギョン「やっぱりね。朝、声を聞いたときに、ちょっと変だと思ったの。喉を痛めてるんじゃないかな?と思って、チェ尚宮お姉さんに聞いたら、作り方を教えてくれたの」
シン「そうだったのか。有難うチェギョン。今日は何を飲んでも美味しいと思わなかったんだ。これなら飲みやすくて、体も温まりそうだな。」
チェギョン「でしょ。生姜が入っているから、体も温まるのよ。シン君無理しないでね」
シン「有難う、チェ尚宮にもお礼を言っておかないといけないな」
チェギョン「そうね」
二人は顔を見合わせて微笑みました。
シン「これを飲んだら、夕食にしよう。今日は体にいいものをいっぱい食べて、無理しないようにしなくちゃな」
チェギョン「そうね。あまり無理をしすぎないでね」
二人は夕食までの時間を、楽しく過ごしました。
元気でいられることに感謝しながら・・・・。
*はちみつレモン* おわり
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テレビで見たはちみつレモンの作り方にヒントを得て、ちょっとアレンジして私も実際に作りました。
多めに作って冷蔵庫に保存すると、2、3日は大丈夫です♪
風邪の流行るこれからの季節、変だと思ったら、試してみてくださいね♪
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