ぼちぼち*ぼちぼち

低音が むっちゃセクシー まさはるし〜(*^_^*)

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PHDのお話

皆様、おはようございます。

2時半に目がさめ、そこから眠れなくなり、

2話までをアップしたままで止まっていた、PHDのお話、

5話まで更新しました。

*Natsuyasumi*

↑ひねりのないタイトルですみませんm(_″_)m

次はきっと日食をみているはずです。

なるべく早く更新しますので、お待ちくださいね。






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ヘミョン「ではきちんとお話します」

みんなはヘミョンに注目しました。

ヘミョン「7月22日の午前中、家族揃って公務を・・・とお話ししました。先ほどチェギョンが話していたけど、この日は韓国で皆既日食が見られます。
この日に、家族揃って皆既日食を見ます」

皆既日食が見られるとあり、ヒョン殿下はにっこりとほほ笑みました。

皇太后「ヘミョン、皆既日食は私も見たいと思っていた。素敵な計画を立ててくれてありがとう」

ミン妃「でもどうして公務なのですか??公務にしなくても見ることはできるでしょう」

ヘミョン「建て前上は公務です。でも本音は違います」

チェギョンはさっぱりわからない、というような表情をしつつ、話を聞いていました。

ミン妃「本音は違うとはどういうことですか??」

ヘミョン「実はシンから相談を受けました。チェギョンが日食を見たがっていると」

シン「姉さん!今それを言わなくても!!」

ヘミョン「シン、いいから黙ってて」

シンがヘミョンに自分のことを相談したと知り、チェギョンは驚いて、シンの方を見ていました。

ヘミョン「私も皆既日食は見たいと思っていました。次にいつ見られるかわからないでしょ。部分日食は見る機会が沢山あっても、皆既日食はそうそう見ることができないもの」

ヒョン殿下「ヘミョンの言うとおり。だから私も公務がなければ見たいと思っていたのだ」

ヘミョン「ここに来る前に、シンがコン内官にも日食の話をしたようなの。宮家で働く人たちも、心の中では日食、見てみたいと思っているでしょ。でもそれぞれ仕事があるわ。
私たちが休むことはできても、彼らには仕事がある。だからみんなが休むことは不可能だし、休んでもらうこともできない。だったら、午前中のその時間だけ、みんなに時間をあげて、
大規模な観察会を開こうと考えたの」

ミン妃「そうですか。それはとってもいいことですね。だから建て前上、公務だとあなたは言ったのですね」

ヘミョン「はい、お母様。観察には日食観察用グラスが必要だそうですが、急なことなのに、シンの友達が協力してくれて、その準備も進んでいます」

チェギョン「えっ!シン君の友達って、イン君とファン君とギョン君ですか?」

ヘミョン「そうよ。ギョン君はキャンセルが出た分をすべてこちらに回してくれるそうよ。一人一人にはいきわたらないとは思うけど、各部署にいくつか配って、みんなで交代で見ることもできるでしょ」

チェギョン「シン君、素敵な友達がいて良かったわね。あ、でも、何でそんなにたくさんのキャンセルが出たのですか?」

シン「数日前、韓国でも雨は降ったが、他の国では雨による災害が起こっているところもあるそうです。ギョンが提供してくれる観察用グラスは本当なら、ギョンのお父様の会社と旅行会社が
企画した旅行に参加する人たちに配られるはずでした。ですが災害が起こったことで、その被災者の方たちが参加することができなくなり、キャンセルが出たのです。それで、ギョンのお父様が
宮家での観察会のことをギョンからお聞きになり、是非使って下さいと提供して下さいました」

チェギョン「本当なら、私たちは見ることができなかったのよね。でも私たちが見ることができる分、楽しみがなくなった人たちもいらっしゃるのですよね?」

ヘミョン「そうね、そういうことになるわ」

チェギョン「日食が見られるのは、正直とっても嬉しいです。私は公務で見ることができないんだと思っていました。でも災害のせいで楽しみにしてた人たちが見られなくなった、ということを知ってしまったから、
喜んで見ることはできません。何らかの形で、その人たちを助けてあげることってできないのですか??」

ミン妃「そうね、そんな事情を知ってしまったら、私たちが喜んでいいものではありません」

ヘミョン「そうね、いろいろな準備に追われて、そこまで頭が回らなかったわ」

チェギョン「お姉さま、宮家でも募金に協力しては如何ですか?」

ヘミョン「募金?」

チェギョン「ボランティアの人たちが、街頭やスーパーの入り口に立って、箱を持って、立ってるんですけど、恵まれない人たちに救いの手を差し伸べるために、
みんなから少しずつお金を集めて、集まったお金を救いの手を差し伸べたいところに持っていくんです」

ミン妃「チェギョン、良いことを言いますね。ヘミョン、やりましょう、募金。被災された人たちが一日も早く普段通りの生活ができるのなら、私たちもぜひ協力しましょう。
宮家で働く人たちにも事情を話して、出してもらったらどうかしら」

ヘミョン「取ってもいいアイデアだけど、宮家で働いている方たちからお金をもらうのも申し訳ない気がするわ」

チェギョン「お姉さま、金額は関係ないのです。募金をしてくれる人たちの気持ちなのです。事情を説明したら、みなさん、協力して下さると思いますよ」

皇太后「チェギョン、どうしてそう言い切れるのですか?」

チェギョン「ここで働いている人たちは、みんないい人たちばかりです。ここでお仕事をされている方たちは、家庭の事情が複雑だった方たちもいらっしゃいます。
でもみんな、良い顔をして、自分の仕事に誇りを持ってお仕事をされているから、もしこのような事情をお知りになったら、必ず協力して下さると思います」

皇太后「ヘミョン、募金とやら、やってみましょう。先ほどミン妃も言いました。普段通りの生活ができるということは、人間にとって幸せなことです。建て前は公務、本音は・・・。
そうねぇ・・・宮家の短い夏休み、とでもしましょうか?大規模な夏休みは公表できませんから、募金のことも宮家で内密に進めましょう」

ヘミョン「そうね、やりましょう。では日食に向けて今日からその準備を始めます。募金の件はチェギョンに任せたわ。私は建て前上は公務ですから、
本日より関係部署と打ち合わせを始めます。シン、私ひとりでは、どうにもならない時はあなたを呼びます。お手伝いよろしくね」

シン「分かりました」

ヒョン殿下「シンが無理な時は、私も手伝おう。みんなで協力して、楽しい観察会にしよう」

皇太后「そうですね。観察会が楽しみになりました。私はチェギョンの募金を手伝いましょう。箱とか作るのでしょう?」

チェギョン「はい、箱をいくつか準備します」

ミン妃「では私もチェギョンと一緒に箱を作りましょう」

皇太后「箱の準備、わくわくしてきました。楽しそうです」

ヘミョン「お祖母様もお母様も良いなぁ、時間見つけて、箱のでき具合を見に行くわ。そのくらいはお邪魔してもいいでしょう」

皇太后の部屋では、日食に向け、その準備の話題で盛り上がっていました。

温かい家族の会話。堅苦しい挨拶ではなく、庶民の家ではごく普通にされている家族の会話が、宮家でもできるようになったことに、

みんなが喜びを感じるのでした。



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翌朝、朝の挨拶に向かうため、いつものように二人仲良く並んで廊下を歩いていたシンとチェギョン。

チェギョンの横でにやにやしているシンを見て、チェギョンは言いました。

チェギョン「ねぇ、シン君、昨日からシン君ずっとニヤニヤしてるんだけど、どうしたの??なんか変よ」

シン「おっ、おい、ニヤニヤ・・・ってなんだ??僕はいつも完璧な皇太弟だぞ!!ニヤニヤなんてするわけないじゃないか」

シンはちょっと慌てながらも、なんとかいつもの皇太弟の顔を作り、そう答えました。

チェギョン「そうね、殿下はいつも完璧でいらっしゃいますものね。殿下、王子様病も朝から完璧でいらっしゃいますね」

チェギョンはちょっぴり呆れ気味にそう言いました。

シン「王子様病ってなんだ??だって僕はいつでも完璧じゃないか。間違いではないだろう」

チェギョン「はぁ・・・。自分でさらりとそれを言ってしまうところが王子様だ!!って言ってるんですけど・・・」

チェギョンはさらに呆れながらそう言いました。

そんなやり取りをしている間に、皇太后さまのお部屋につきました。

「皇太弟殿下、妃殿下さまがお見えになりました」

尚宮がシンとチェギョンの到着を伝えました。

「通しなさい」 部屋の中から皇太后さまがそう答えました。

部屋に入るとシンとチェギョンは一礼し、いつもの場所に座りました。

皇太后「皇太弟殿下、妃宮、おはようございます。昨晩はよく眠れましたか?」

シン「おはようございます。はい、おかげさまでぐっすり眠ることができました」

チェギョン「おはようございます。皇太后様、私もぐっすり眠ることができました」

皇太后「それはよかったです。ぐっすり眠れたからか、皇太弟殿下は、今日はいつもより笑顔が素敵ですね」

シン「ありがとうございます」

二人のやり取りをにっこりと微笑みながら見ていたヘミョンの顔からも、いたずらっぽい笑顔が見えました。

チェギョンはヘミョンのそんな表情を見逃しませんでした。

皇太后「今日は、女帝陛下からお話があるようです」

ヘミョンはシンの方を見ていたずらっぽく笑いました。

シンもまた、ヘミョンの方を見て眼でうなずいていました。

その表情に気がついた、二人の母であるミン妃は二人のやり取りを見て、一瞬驚いたものの、見守ることにしました。

チェギョンもまた、シンの顔を見上げた時、二人の表情を見逃しませんでした。


ヘミョン「堅苦しい挨拶はやめて、ここからは家族の会話をします。7月22日の午前中は、家族揃って公務です。
お祖母様も父上も母上もシンもチェギョンも予定を開けておくようにね」

チェギョンは、ヘミョンの話を聞き「あぁ、やっぱり公務かぁ」と内心がっかりしたものの、

平静を装い、最後まで話を聞くことにしました。

ヒョン殿下「ヘミョン、みんなで公務を行うのか?個人的には・・・その、その日に家族みんなで公務というのは、避けてもらいたいのだが・・・」

ヘミョン「あら、父上は公務に参加されないと?」

ヒョン殿下「いや、家族みんなで行う公務は、別に構わないのだが、何もこの日でなくても・・・」

チェギョン「父上様、もしかして・・・。日食をご覧になりたいとお考えなのですか?」

チェギョンにそう指摘され、ヒョン殿下はバツが悪そうに頭を掻きながらうなづきました。

父親のそんな様子を見ながら、目で会話をするヘミョンとシン。

ミン妃は、子どもたちのそんな表情を見逃しませんでした。

ミン妃「ヘミョン、シン、あなたたち、二人で何か企んでいるでしょう」

ヘミョンとシンは、二人で顔を見合わせ、わざと驚いた表情をして見せました。

チェギョン「母上様もそう思われます??実はシン君、昨日から変なんです」

シン「おい、チェギョン、僕に向かって変とはなんだ!!」

チェギョン「だって、変なものは変でしょ!昨日の夜からずっとニヤニヤしてるじゃない」

シン「お前、さっきもそんなこと言ってたな。僕はにニヤニヤなんてしてないぞ」

皇太后とヘミョンは、シンとチェギョンのやり取りをおもしろそうに見ていました。

目の前で起こっている息子夫婦の言い争いに、ヒョン殿下はちょっぴり困惑顔で見ていました。

ミン妃はチェギョンに言いました。

ミン妃「チェギョン。あなたがシンが変だと思ったのなら間違いないわね。実はね、私も先ほどからヘミョンとシンのやり取りを見てこの二人、変だと思ったの」

シン「母上!!」

チェギョン「母上様もですか?」

チェギョン「ええ、二人は何か計画してるようですから、二人の話を最後まで聞いてみましょう」

チェギョンはだまって頷きました。

皇太后「ヘミョン、シンも何か知っているのですか??二人で何かを計画しているのなら、みんなに話して下さい。素敵な計画なら、私も喜んで参加します」

みんなのやり取りをずっと黙って見守っていた皇太后がそう言いました。




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チェギョンとのお茶の時間が終わり、シンはギョンに電話しようと、携帯を取り出しました。

すると手の中で電話が鳴り始めました。

名前を確認し、シンは電話に出ました。

シン「もしもし、インか??」

イン「あぁ、シン、待たせたな。今大丈夫か??」

シン「あぁ大丈夫だ」

イン「申し訳ないが、大量には準備できそうにない。ただ、父さんに観察グラスを沢山提供してくれた人がいるらしい。
で、父さんが殿下の頼みなら・・・ってその中から15個分けてくれるそうだ」

シン「いいのか」

イン「あぁ、殿下の頼みなら・・・って言ってくれた」

シン「イン有難う、お父様にもよろしく伝えてくれ」

イン「あぁ、わかった。伝えておく。で、渡すのは学校でも良いか??」

シン「学校じゃまずいんだ。取りに行ければ取りに行きたいのだが・・・」

イン「分かった、じゃあ今から持って行くよ」

シン「悪いな」

イン「どうってことないさ。お前出てこれないんだろ?誰か俺が分かる人を受け取りに向かわせてくれるか」

シン「あぁ、わかった。コン内官だと、お前のことをよく知っているから、コン内官でも良いか?」

イン「ああ構わない」

シン「じゃあ、コン内官に行ってもらう。コン内官に渡してくれ。で、コン内官もチェギョンも、まだ観察会のことは知らないんだ。
黙っておいてくれないか??」

イン「あぁ、分かった。では今から出るから」

シン「悪いな、頼んだぞ」

インからの電話が切れると、今度はファンからでした。

ギョンに申し訳ないと思いつつ、ファンからの電話にも出ました。

シン「もしもし、ファンか?」

ファン「あぁ、遅くなってすまない。今、話せるか」

シン「あぁ、大丈夫だ」

ファン「沢山は確保できなかったが、取引先の方がくれたものがいくつかあるそうだ。足しにはならないかもしれないが、
家族で見るくらいの分はわけてあげられそうだ」

シン「良いのか??」

ファン「あぁ、父さんが殿下のお願いなら、って快く分けてくれたぞ。ただ5個くらいしかないけど、それでも良いか??」

シン「あぁ、構わない。お父様にもよろしく伝えてくれ」

ファン「分かった。伝えておくよ。これから持っていきたいんだが、良いか??」

シン「あぁ大丈夫だ、ちょうどインもこっちに向かってる」

ファン「じゃあ、インに連絡して、うちに寄ってもらって一緒に行くよ。そしたらお前に何度も出てきてもらわなくてもいいだろう」

シン「そうだな。でも僕は出ていけないんだ。代わりにコン内官に行ってもらう。ただコン内官もまだ観察会のことは知らないんだ。
だから秘密にしておいてもらえるか??」

ファン「あぁわかった。じゃあ、インに連絡して、一緒に行くよ」

シン「あぁわかった。有難う」

しんは電話を切ると、コン内官に連絡し、事情を説明しました。

コン内官はインと連絡を取り、荷物を受け取ってくれること、快く引き受けてくれました。

シンは、ギョンに連絡しました。

ギョン「やっとかけてきたか。長かったな。キリンになりそうだったよ」

シン「悪い悪い。お前に連絡しようと思ったら、次々に連絡があって、電話できなかったんだ」

ギョン「まぁいいさ、で、観察用グラスの件なんだが、父さんの会社でも日食を見ようツアーが組まれていたそうだ。
凄く人気で、一度は沢山の人に申し込んでもらったんだが、どうも申し込んでくれたお客様の中に、災害があっていけなくなった人たちが沢山出たようで、
準備していたグラスが大量に余ったそうだ。で、シンの話をしたら、足りるかどうかわからないけど、素敵な試みだから、ぜひ使って下さい!と父さんが寄付してくれることになった」

シン「いいのか?本当に??」

ギョン「あぁ、本当に沢山あったんだ。それが全てパーになる予定だった。でも宮で働く人たちにも見てもらいたい、殿下と陛下の考えを聞いた父さんが感動したみたいで、
使わないものをそのまま置いておいても仕方ないから、寄付するって。数を聞いて驚くな!!100だぜ、100」

シン「そんなに沢山もらってもいいのか??」

ギョン「あぁ、使ってくれ。すべての人々にはいきわたらないだろうけど、変わりばんこで見ることができるだろうから」

シン「ギョン、お父様によろしく伝えてくれ」

ギョン「あぁ、言っておくよ。今日は準備できそうにないんだが、良いか??」

シン「あぁ、いつでも構わない」

ギョン「じゃあ、手配が出来たら、連絡するよ」

シン「わかった、有難う」

電話を切ると、シンはすぐさま、ヘミョンの携帯に電話しました。

御曹司三人の話を伝えると、ヘミョンも物凄く喜んでくれました。

ヘミョン「じゃあ、観察グラスの手配もできそうだから、これから、各部署に書面にて連絡するわ。明日まで、みんなに内緒よ!」

ヘミョンはそう言うと電話を切りました。

シンは、ヘミョンとの内緒の約束、ちょっぴり誰かに話したくなりました。

でも、お祖母様や、父上、母上、そして何よりも・・・。

チェギョンの驚く顔が見てみたくて、お楽しみは、明日まで取っておくことにしました。

みんなの驚く顔を想像し、ひとりにやにやしている怪しい皇太弟殿下の顔を・・・。

アルフレッドが困った顔で、眺めておりました。



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