ぼちぼち*ぼちぼち

低音が むっちゃセクシー まさはるし〜(*^_^*)

宮 創作物語

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韓国ドラマ、「宮」の創作物語です。
勝手に想像して書いているので、実際のお話と異なる部分もあると思います。
そのことをご理解のうえ、興味のある方は読んでみてください。
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涙 12

キム内官「殿下、どうしても会見を?」

ユル「真実を明かさなければ、悪縁は断てない。誰かが終わらせなければ・・・」

その言葉を聞き、キム内官はユルの決意が固いことを知りました。

それと同時に、俯いてしまいました。

俯きながら、ユルの後をついて行くキム内官。

自分にできることは、殿下を守ることだけ、それしかない。そう思いながら・・・。



ユルは大勢の記者の前で、火事のことについて「自分が放火した」と打ち明けました。

宮殿に戻ってきてから、シンとチェギョンを沢山傷つけてしまいました。

もうこれ以上、シンとチェギョン、そして誰も傷つけたくありませんでした。

今回のことは全て母が企てた計画でしたが、母も傷つけたくない・・・。

そう思ったユルは、自分が全ての罪を被ったのでした。


記者の中には、妃宮様とのことについて、質問してくるものもいました。

ユル「世の中にはつかめる縁がある反面、手放すべき縁もある。それから最初から縁のない人も・・・。

妃宮様と私は・・・。最後のケースです。」



チェギョンと過ごした日々を思い出したユル・・・。

振り返ると、胸が締め付けられました。

その後も記者からは様々な質問が続きましたが、ユルには答えられませんでした。

ただ・・・涙をこらえるのが精一杯でした。


これ以上会見を続けると、殿下が傷ついてしまう・・・。

そう思ったキム内官は、会見を終えることを記者たちに伝えました。

そして、ユルを守るようにして・・・会見場をあとにしたのでした。



一方、ユルの母、ファヨンにも、ユルの会見の事が耳に入りました。

ちょうどその時、東宮に来ていたファヨン。

自分の息子が皇太子になる。やっと願いが叶う・・・。

そう信じ、微笑んでいましたが、一本の電話により、その夢が叶わないことが分かり、絶望しました。

「私の今までの苦労は、一体何だったの??」

そう思うと、息子のしたことに腹が立ち、悔し涙を流しました。

宮殿を出て、自分ひとりで車を運転していたファヨン。

追放されてからのことを思い出しました。

自分ひとりの欲望から、沢山の人を傷つけてしまいました。

また大切な自分の息子の人生までも、台無しにしてしまいました。

自分が欲さえ出さなければ・・・。

そう思うと、後悔の涙が溢れてきました。

生きることに絶望し・・・。死を選ぼうとトラックに自ら突っ込んでいきました。

ユルの起こした行動から、自分の過ちに気がつき、自分の今後を考え、選んだ行動だったのでした。



―――涙 完―――

涙 11

ユルは、コン内官と一緒に、チェギョンを支えて、宮殿の門まで戻ってきました。

そして、チェギョンがコン内官や連絡を受けてやってきたチェ尚宮と一緒に戻っていくのを見送ると、

ひとりで宮殿の外に出て行きました。



先程の、シンとチェギョンの悲痛な姿を見たユルは、二人の愛の深さを知りました。

シンは、無実なのに、連れて行かれてしまった・・・。

そしてチェギョンは、僕のせいで、海外に追放されてしまう・・・。

僕はただ、人を愛しただけなのに・・・。初めから手に入らないことが決まっていた。

ただ僕は愛する人の笑顔を守りたかっただけなのに、それなりの覚悟もできていたはずなのに・・・。

でも初めから手に入ることがなかったのは、天がそうお決めになっていたからかもしれない・・・。

悪縁を誰かが断ち切らなければ・・・。今悪縁を断ち切れるのは僕だけだ!二人のためにも・・・。

ユルはそう思うと、シンから見せられたあの写真と手紙を焼きました。

手紙と写真を焼くことで、悪縁を断ち切る第一歩が踏み出せると思ったからでした。

そしてユルは会見を開くことを考えて、キム内官にそのことを伝えました。




チェギョンは、シンと切ない別れをした後、コン内官とチェ尚宮に支えられて、東宮に戻ってきました。

東宮のパビリオンで泣き続けるチェギョン・・・。

チェ尚宮も女官のお姉さん達も、コン内官もチェギョンのそばで、チェギョンを慰めながら、

必死で涙をこらえていました。



とうとうチェギョンが宮殿を離れる時間もやってきました。

チェギョンは、女官のお姉さん達やチェ尚宮に支えられ、皇太后様のところに伺いました。

涙を流さずに挨拶をしようと思っていたチェギョンですが・・・。

突然やってきたシンとの別れがあまりにも辛く、涙が止まることはありませんでした。

また、涙で、自分の思いを上手く伝えられませんでした。

号泣するチェギョン。チェギョンに歩み寄った皇太后さまは、チェギョンを抱きしめました。

皇太后「すまない・・・。私が必ず何とかしてみせる」

皇太后「信じておくれ・・・体に気をつけてな・・・」

チェギョンの髪の毛を撫で、頬を撫でながらすまないと詫びる皇太后の姿は、

皇太后と妃宮という関係ではなく、おばあさんと孫の関係だと、その場に居合わせた人たちは思いました。

チェギョンは泣きじゃくり、皇太后様の言葉に、ただ頷くことしかできませんでした。



ヘミョン姫もまた、泣きじゃくる義妹の姿を見て、涙をこらえていました。

彼女にとっても、チェギョンは大事な妹だったからです。

血が繋がっていなくても、可愛い妹との別れは、とっても辛いものでした。


チェギョン「寂しいです・・・行きたくない」

はじめは窮屈で嫌だと思った宮殿での生活。

でもチェギョンはしっかり宮殿での生活になじんでいました。

そしてチェギョンにとって、宮の家族と宮殿も、大切なもののひとつになっていました。

大切なものとの別れ・・・。

号泣するチェギョンの姿を見て、涙を流すチェギョンの友人、女官のお姉さん、チェ尚宮の隣にいた

パク尚宮・・・。

涙をこらえるヘミョン姫にチェ尚宮・・・。

別れは寂しく、辛いものでした・・・。

別れは一時的なものかもしれません。チェギョンは問題ばかり起こしていましたが、

宮殿の中でも太陽のような存在でした。

シンがチェギョンによって変わったように、宮殿も宮殿にいる人たちも変わっていました。

みんなを変えたチェギョンの存在は、太陽のような存在でした。

その太陽がいなくなること・・・。宮の人々にとっては大きかったのです。

チェギョンの存在に気がつき・・・。目前に迫った別れに涙を流さないものは、誰もいませんでした。

涙 10

車が止まってくれない、シン君にももう会えない・・・。

そう思うと、チェギョンは声を上げて泣き始めました。

声を上げて泣くチェギョンを見て、ユルは連れて出たことを後悔しました。

愛する人のあんな姿は見たくなかったから・・・。

チェギョンの泣きだすところを見ていたものがもう一人いました。

シンでした。

シンは車を止めてもらい、チェギョンの願いも叶い、車が止まりました。

チェギョンは泣きながら顔を上げたひょうしに、止まっている車が目に入りました。

(えっ??うそ、何で止まってるの??夢じゃないわよね??)

そう思っていると、車のドアが開きました。

降りてきたのは、シンでした。

チェギョン「シン君??」(夢じゃない・・・)

そう思うと、チェギョンは、走り出さずにはいられませんでした。

自分の気持ちを抑えられず、シンに向かって走っていきました。

シンも飛び込んできたチェギョンを、しっかりと受け止めました。

二人はしっかりと抱き合い、声を押し殺して、泣いていました。

警官も、ユルも、コン内官も・・・。

皆がシンとチェギョンのそんな姿を見て、胸を痛めました。

ユルは、二人の心の絆が強いこと、そして二人の間には割り込めないこと。

二人の切なく辛い姿を見て、その現実を悟りました。

母のせいでシンが、そしてじぶんのせいでチェギョンを傷つけてしまった・・・。

こぶしを握りながら、自分の胸がキリキリと痛むのを感じました。

そして、これまでにあった全ての悪縁に決着をつけるために、自分にできることを考えていました。

二人の切ない姿を見ながら・・・。



なかなか戻ってこないシンを呼びに、警官が車から降りてきます。

警官「殿下、申し訳ありません。時間がありません・・・」

シン「わかりました。すぐに戻ります」

シン「チェギョン、辛い思いをさせてごめん・・・。でも必ず潔白を証明して戻ってくるから・・・。だから次に会えるときまで、僕を待っていてくれるか??」

チェギョンは涙を流しながら頷きました。そしてシンから離れました。

シンは車に乗り込もうと歩き始めましたが、後ろを振り返りながら

後ろ髪を引かれる思いで、車に乗り込みました。

車に乗り込んでからもチェギョンの様子を見ていました。

車が走り出した瞬間、チェギョンは自分で立つことができず、フラフラと泣き崩れました。

泣き崩れた瞬間を、ユルとコン内官に支えられました。

その様子を見たシンは、胸を痛めました。


チェギョンは、コン内官とユルに支えられて、宮殿の門まで戻ってきました。

そしてそれから先は、知らせを聞いて駆けつけてきたチェ尚宮とコン内官に体を支えられ

他の内官や女官達に見守られて、中に入って行きました。

チェギョンはシンと離れてから、ずっと号泣していました。

そんなチェギョンの姿を見て、コン内官やチェ尚宮は、あふれ出る涙をこらえていました。

涙 9

同じ頃、東宮では、シンを召還するために、警察が到着していました。

警官たちは部屋から出てきたシンに一礼し、言いました。

警官「殿下を召還いたします」

シンは悲しそうな顔をしながら、一度チェギョンの部屋の方を見ました。

チェギョンの姿は、東宮にはありませんでした。

(良かった・・・。お互いに、辛い思いをしなくて済む)

そして、コン内官に頼みごとをしました。

シン「父上を頼みます。僕に仕えたように、皇帝陛下にも忠誠を・・・」

病気の父を、そして皇帝陛下に迷惑を沢山かけた、申し訳ないという思いから出てきた言葉でした。



コン内官をはじめ、他の内官や女官達がシンを見送りに出てきました。

シンの後姿は、とっても寂しそうでした。

シンは車に乗り込む前に、いつ戻ってこられるか分からない宮殿をぐるりと見回し、目に焼き付けました。

退屈な場所でしたが、シンにとって、そこは我が家でした。

そしてチェギョンの姿も探しました。

辛いと思いながらも、チェギョンの姿がないことにショックを受けました。

(チェギョン、ごめん。お前を残して行くのは辛いから・・・黙ってここを離れることにした。一緒に暮らせる日が来るまで、良く食べて、良く寝て、笑顔が素敵で元気な輝いているチェギョンでいてくれ)

心の中でそういうと、シンは車に乗り込みました。



ちょうどその時、宮殿の庭を歩いていたユルとチェギョンが、外が騒がしいのに気がついて、門の外に出てきました。

ユル「あっ」

その声に、チェギョンは、「えっ??」と驚いた様子で、ユルが見ている方向に目を向けました。

それは・・・。シンが車に乗り込もうとしているところでした。

(うそ、シン君じゃない。何で??どうして??もっともっと一緒にいられるんじゃなかったの??)

そう思っている間に、シンを乗せた車は走り出しました。

(待って、行かないで・・・)

心の中でそう呟くと、チェギョンの体は勝手に動き出しました。

チェギョン「シン君・・・」(待って・・・)

チェギョンの突然の行動に、ユルは驚きました。

が、慌てて車を追いかけていったチェギョンの後を追いました。

チェギョン「シン君・・・シン君・・・」

悲痛な声でシンを呼びながら、涙を流し、車を追いかけていくチェギョン。

その様子に驚いたコン内官たちでしたが、二人の先程までのやり取りを思い出すと、胸を痛めずにはいられませんでした。

暫くは、チェギョンの取り乱した様子に、胸を痛めながらも、ポカーンとしていたコン内官でした、

が、コン内官もわれに返り、チェギョンの後を追いました。

チェギョンは、夢中で車を追いかけます。

チェギョン「シン君・・・シン君・・・」(待って、止まって、お願い・・・)

チェギョンの思いが悲痛な叫びとなり、シンの名前を呼びました。

車に追いつけるはずもなく、車も止まる気配はありません。

追いつけない・・・止まってくれない・・・そう思うとチェギョンは立ち止まり、声を上げて泣きました。


車内で、悲痛な叫び声を聞いたシン。空耳かと思いながらも振り返ると、泣きながら走ってくるチェギョンの姿がありました。

シン「すみません。ちょっと止めてください」

シンは愛する人の、あのような姿を見たらそういわずにはいられませんでした。

殿下の願いを聞き入れないわけにも行かず、車は止まりました。

涙 8

シンは自分の部屋で、チェギョンを待っていました。

すると、チェギョンではなく、ちょっぴり元気のないコン内官がやってきました。

コン内官は、シンに一礼すると、申し訳なさそうに俯いています。

シンは、コン内官のそんな姿を見て、何かあったことを察しました。

シン「何か、問題でも??」

コン内官「それが・・・。申し訳ありません。召還されるお時間が、お昼前に変更になりました。たった今、連絡が入りましたもので・・・」

そこまで言うと、コン内官の言葉は後が続かなくなり、俯いてしまいました。

シン「そうなのですか??分かりました。チェギョンともう少し一緒にいられると思ったのですが、無理ですね・・・。このことはチェギョンには、内緒にしてください」

コン内官「ですが、殿下。黙ってお行きになられると、妃宮様は殿下をお探しになりますよ。お耳に入れておかれた方が良いのではないのですか??」

シン「チェギョンが僕を探すことは分かっています。でも、チェギョンの前で召還されるのも辛いですし、見送られるのも、辛いです。ですから・・・お願いします」

コン内官「かしこまりました」

ちょうどその頃、チェギョンは風に当たりながら、遠くを見ていました。

散歩していた時、独りになり、今後のことを考えていたら、涙が出てきたからです。

泣いた顔をシン君にみせられない・・・。

涙が乾くのを待ちながら、チェギョンは宮殿であったいろいろな事を思い出していました。

その時、ひとりでいたチェギョンをユルが見つけ、ゆっくり近付いてきました。

チェギョンは人が近寄ってくる気配に気づき、その方向を見ました。

近付いてくる人物が、ユルだと分かり、寂しく微笑みました。


暫く無言だった二人ですが、ユルがチェギョンに言いました。

ユル「海外へ行くの、怖くない??」

チェギョン「自分で選んだことだから、堂々と行く」

ユル「君らしい・・・。君を守りたかっただけなのに・・・。僕のせいでこんなことに・・・」

ユルは、チェギョンに申し訳ないと思っていました。

チェギョン「3つの宝を持って、宮殿を出るつもり」

チェギョン「“愛”と“友情”そして“家族”。あなたとの友情はずっと大切にする」

チェギョンの口から、最後までユルに対する“愛”という言葉が出てきませんでした。

ユルの胸は、チクチクと痛みます。(僕の想いは叶わないのだろうか??ただ、人を愛しただけなのに)

ユル「来世でシンより先に出会ったら・・・僕を見てくれる??」

チェギョンはその言葉を聞いて、ゆっくりとユルに近付くと、ユルの手を取り言いました。

チェギョン「私達も、もう大人よ。だから大人らしい考え方をしなきゃ」

チェギョンはユルにそう言った後、言葉の出てこないユルに確認を取る様なそぶりをしました。

それを見たユルは、寂しそうに微笑みました。

そしてユルは、前にチェギョンに言われたことを思い出しました。

「2500万年後に私を見つけたら逃げて」

(来世でも、僕ではなくて、シンなのか・・・)そう思うと、涙が出そうになりました。

ユル「ちょっと風に当たりに行こう・・・」

ユルとチェギョンは、その場を離れ、歩き出しました。

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