ぼちぼち*ぼちぼち

低音が むっちゃセクシー まさはるし〜(*^_^*)

宮 創作物語

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韓国ドラマ、「宮」の創作物語です。
勝手に想像して書いているので、実際のお話と異なる部分もあると思います。
そのことをご理解のうえ、興味のある方は読んでみてください。
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涙 7

朝食が終わると、シンもチェギョンも一度自室に引き上げました。

シンはコン内官と、今日の日程の打ち合わせをしていました。

コン内官「夕方までに警察の方が来られます。その後、取調べをお受けになるかと思われます」

シン「分かりました。チェギョンが出発するのは、15時ごろでしたよね??僕が見送ってあげられそうで良かったです。チェギョンの前で召還されるのは辛いですし・・・。僕が見送られる形になるのは、嫌ですから・・・」

コン内官は、シンの言葉を聞いて、俯きました。

同じ頃、チェギョンは、チェ尚宮と、今日の予定の確認をしていました。

チェ尚宮「妃宮様、出発は午後からの予定です。昼食を済ませ、出発準備が整い次第、皇太后様に、出発のご挨拶をすることになっております」

チェギョン「分かりました。お姉さん、私についてきてくれるそうね。有難う。私、てっきり、一人で行くものだと思っていたから。シン君や、コン内官アジョッシ、お姉さん達や、皇太后様、皇帝陛下や皇后様、お姉さまに会えないのは寂しいけど・・・チェ尚宮お姉さんがそばにいてくれるから・・・私頑張るわ。お姉さん、よろしくお願いします」

チェギョンはチェ尚宮に頭を下げました。

チェ尚宮「妃宮様、私は妃宮様にお仕えするのが仕事です。どこに行かれる時も同じです。寂しいでしょうが、ここに戻って来られるようになるまで、頑張りましょう」

そういうとチェ尚宮は、優しく微笑みました。

チェ尚宮は、自分から、チェギョンについていくことを申し出ていました。

自分よりも若い主人が、ひとりで海外に旅立とうとしていることに、心を痛めたのです。

宮殿に戻る日が来るまで、妃宮様をお守りしたい。支えてあげたい。妃宮様の笑顔を外国でも守っていかなくては・・・。

様々な思いから、チェ尚宮自身が、自らチェギョンに同行したいと言わせたのでした。


チェ尚宮は、チェギョンの入宮教育をしていた時のことを思い出しました。

チェギョンが逃げ出し、チェギョンの前で、女官達を叱ったこと。

あの時、妃宮様は、御自分が悪いことをしたと思っていらっしゃったのに、悪くない、女官達を叱ったから、心を痛めておられた。

そして、親迎の礼の復習をしていた時、上手く答えられなくて、女官達の手を叩こうとした時に、

妃宮様は、二人をおかばいになられた。

妃宮様は、お優しくて、お心の清いお方。

氷の王子だった殿下をあのように温かいお方にお変えになり、東宮に仕える私達もお変えになった。

そして、昨日は、皇后様が「オモニと呼んで」と仰られたこと。

妃宮様は沢山の方々のお心をほぐされたのかもしれないし、宮殿の生活の中で、忘れてしまった何かを

みんなに気づかせて下さったのかもしれない・・・。

そんな風に考えたら・・・。お話にはならないけれど、傷ついていることに間違いのない、

妃宮様をとても一人にはできない・・・。そう思ったのでした。

チェギョン「チェ尚宮お姉さん、他に今日は予定はないのよね??」

チェ尚宮「はい。ございません」

チェギョン「シン君は、まだ打ち合わせをしてるみたいね」

チェ尚宮「はい。そのようでございます」

チェギョン「お姉さん、私、ちょっと散歩してくるわね。シン君と一緒にいたいから、東宮の近くにいるわ。一応、携帯電話も持っていくわね」

チェ尚宮「殿下もご心配をされますので、あまり遠くにお行きになりませんように」

チェギョン「わかったわ」

チェギョンは、そういうと、自分の部屋を出て行きました。

涙 6

東宮では、朝食の準備がされていました。

いつものように大きなテーブルの端と端に準備されています。

それを見たチェ尚宮が、すぐに並べ替えるように指示をしました。

向かい側に座ることは今までとは変わっていませんが、今までのように遠くではなく、

手を伸ばすとお互いの手が簡単に届く位置に並べ替えられました。

これなら・・・お互いを遠くに感じて食事をしなくて済みます。

今後は、このようなセッティングの仕方をするよう、女官達に伝えました。



朝食の準備もしっかり整い、シンとチェギョンが入ってきました。

二人は、準備された食事の位置がいつもと違うことに驚きましたが、ニッコリ微笑んだチェギョンがすぐにお礼を言いました。

チェギョン「チェ尚宮お姉さんに、女官のお姉さん達も有難う」

チェ尚宮「とんでもこざいません。もう少し早く、このように準備するべきでしたが、配慮が足りずに、申し訳ございませんでした」

シン「いえ、いいんです。顔を上げてください。いつも僕たちのことを一番に考え、大切にしてくださって、有難うございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします」

そういうと、シンとチェギョンはみんなに頭を下げました。

チェ尚宮「お顔を上げてください。私達は、お二人にお仕えするのが仕事でございます。もったいないお言葉を頂いて有難うございます。
さぁ、食事が冷めないうちにどうぞお召し上がりください」

シン「はい、有難うございます。」

シンとチェギョンは食卓に就き、食事を始めました。

食事をする二人の姿は、恋人のようでした。

仲むつまじい姿に、皆が微笑んでいました。

部屋の外から、一部始終を見ていたコン内官は、チェ尚宮と女官達のところに行き、

「ありがとう」とお礼を言うように、頭を下げました。

3人もコン内官に一礼します。

コン内官、チェ尚宮、女官のお姉さん達、みんながシンとチェギョンのやりとりをみて、顔を見合わせて微笑みました。

お二人に仕えるものとして、仲むつまじい二人の姿は、とっても嬉しいことです。

・・・が、このやりとりが、しばらく見られなくなる・・・。

そう思うと皆は胸を痛めるのでした。

涙 5

挨拶を済ませ、東宮へ帰るとき、シンとチェギョンは、来た時と同じように手を繋ぎ、

ゆっくり歩いて戻っていました。

シン「今日の挨拶、早く終わったな」

チェギョン「そうね。みんな元気なかったけれど、どうなさったのかしら??」

シン「・・・わからない・・・」

チェギョン「そうそう、昨日母上様とお話したの」

シン「えっ??どんな??」

チェギョン「優しくしてあげられなくてすまなかった、って。そしてお母様にもプレゼントを頂いたの。
      嫁にあげようと準備しておいてくれたの。そして最後に『オモニって呼んで』って。
      私ね、入宮してから、問題を起こしてばかりだったでしょ。
      だからね、母上様にも嫌われてる、って思ってたの。」

シン「・・・」

チェギョン「だけどね、私のこともちゃんと分かってくださってて、優しい言葉をかけてくださって、
      本当に嬉しかったわ」

シン「そうか。母上がそんなことを・・・」

チェギョン「うん。最初はね、私には厳しかったから、本当に怖いお母さんだと思ってたの。
      お母様にも温かい言葉をかけてもらって、握られた手が凄く温かかった。
      シン君の家族って、本当に温かくて優しいのね。素敵な旦那様に出会えて、素敵な家族が
      沢山できて、本当に良かったわ」

シン「そうか。母上がそんな風に言ってくれて、本当に良かった」

シンは以前、母を呼ぶときに「オモニ」と呼んで酷く叱られたことを思い出しました。

そんな母がチェギョンに「オモニと呼んで」と言ったことを聞いて嬉しくなりました。

と同時に、自分の家族がチェギョンの力によって、変わり始めていることにも気がつきました。

シンの凍りついた心を溶かしたように、シンだけでなく周りの人たちもチェギョンによって変わってきている。

シンは、チェギョンが自分の妻で良かったと、心からそう思いました。

その時、チェギョンが申し訳なさそうに言いました。

チェギョン「シン君、ひとつ聞いても良い??」

シン「あぁ。何だ??」

チェギョン「今日のことだけど・・・」そこまで言ってチェギョンは黙ってしまいました。

シンは、チェギョンが何を聞きたかったのか、すぐに分かりました。

シン「召還される時間のことだろ??午後からだ。お前に見送られるのは凄く辛い。予定ではお前が出発した後になるそうだ。寂しいけれど、僕がお前を見送ることになりそうで、良かったと思っている」

チェギョン「そう・・・。ありがとう。これから朝食の時間なのに、こんなこと聞いてゴメンネ」

シン「いや、いいんだ。僕も話さなくちゃって思っていたから」
(こんなことって、目を見て話せないからな。今でよかったよ)とシンは心の中で呟きました。

チェギョンは、立ち止まり、シンの顔を見て言いました。

チェギョン「話してくれて有難う。シン君の目を見ながら、こんなことは聞けなかったから・・・。
      聞くなら、今がチャンスかな??と思って・・・ごめんね」
 
シン「お前は謝らなくて良いよ。悪くないから」

チェギョン「シン君、有難う。今日から冬休みが始まるけど、長い冬休みにならないと良いね」

シン「あぁ、そうだな。僕も早く、チェギョンと暮らせるように、潔白を証明するよ」

チェギョン「シン君は何も悪いことをしていないんだもの。大丈夫、すぐにここに帰ってこれるわ」

シン「有難う。潔白が証明されたら、すぐにでも連れ戻せるように頑張るから・・・。」

チェギョン「有難う、シン君」

二人はニッコリと微笑みました。

二人のやり取りを少し離れた場所で聞いていたコン内官は、お互いを思いあうシンとチェギョンの姿に、

目頭が熱くなり、心の中が温かくなるのを感じました。

でも・・・これからやってくる、離れ離れの生活のことを考えたら・・・。

胸が締め付けられるのでした。

涙 4

チェギョンは、自分の部屋に戻り、用意されていた洋服を着て、挨拶に向かう準備をしていました。

シンもひとり、残された自室で、同じように挨拶に向かう準備をしていました。

数時間後・・・。

お互いにこの場所を離れなくてはいけません。

部屋、そして建物だけでなく、世界で一番大切な人と離れなくてはいけません。

大切な家族とも離れなくてはなりません。

ここを離れるまでは、辛く悲しい顔を見せないようにしなくては・・・。

シンもチェギョンも同じ事を思っていました。



仕度は予定時刻の20分前に終わりました。

二人は手を繋ぎ、ゆっくり宮殿に向かいます。

(何かチェギョンに話しかけなくちゃ・・・。でも・・・)

(何かシン君に話しかけなくちゃ・・・。だけど・・・)

二人して、胸のうちは同じ事を考えていました。

ですが、言葉が出てきませんでした。

前を歩くコン内官にも、二人の思いが痛いほど胸に伝わってきました。



―――宮殿―――

「皇太子殿下、妃殿下様がおいでになられました」

皇太后「お入りなさい」

シンとチェギョンは部屋に入り、ソファに座りました。

シン「おはようございます。ご挨拶の時間に遅れてしまって、大変申し訳ありません」

シンとチェギョンは、二人揃って、頭をさげました。

皇后「今後は、このような事がないよう、気をつけるのですよ」

チェギョン「はい。本当に申し訳ありませんでした」

皇太后「済んだことは仕方ない。それよりも二人は朝食は済んだのか??」

シン「いえ、まだです」

皇太后「では、今日はもうこれで良いですから、東宮に戻ってゆっくり食事をしなさい」

シン「はい。有難うございます」

皇后「シン、チェギョン。チェギョンが出発するまで、今日はゆっくり二人で過ごしなさい」

チェギョン「有難うございます」

シン「では失礼いたします」

シンとチェギョンは立ち上がり、一礼をすると、部屋を出て行きました。

涙 3

皇太后、皇后、ヘミョン姫の3人が東宮を去って、暫くして、シンが目を覚ましました。

シンはすぐに自分の隣を見ます。

そこにはシンに寄り添い、穏やかな寝息を立てて眠るチェギョンがいました。

シンはチェギョンの髪を撫でました。

「可愛いなぁ」シンはそう思いながら、ニッコリ微笑み、髪を撫でていると、

チェギョンが目を覚ましました。

チェギョン「シン君、おはよう」

シン「おはよう、チェギョン」

チェギョン「私達、お喋りしながら、ここで眠っちゃったのね・・・」

シン「そう・・・みたいだな・・・」

二人は顔を見合わせ、微笑みました。でもその笑顔は、どことなく寂しそうな笑顔でした。



シンの部屋の外で控えていた、コン内官とチェ尚宮は、二人の話し声に気がつきました。

チェ尚宮「お声をおかけした方がよろしいでしょうか??」

コン内官「そうですね。一緒に行きましょう」

コン内官とチェ尚宮はシンの部屋に入りました。

コン内官「失礼いたします」

チェギョン「あ、コン内官アジョッシ、チェ尚宮姉さん、おはようございます」

コン内官、チェ尚宮「殿下、妃宮様、おはようございます」

シン「おはようございます」

コン内官「ごゆっくりなさっているところを、大変申し訳けございませんが・・・」

シン「何でしょうか??」

コン内官「あと40分もすれば、朝のご挨拶に伺わなくてはなりません」

シン「そうでしたね。では仕度をしましょう」

コン内官「お願いいたします」

シン「チェギョン、仕度が済んだら、待っているから・・・えっと・・・その・・・」

チェギョン「シン君??えっと・・・その・・・どうしたの??」

シンはチェギョンに耳打ちし、最後の言葉を伝えました。

シン「手を繋いで、ゆっくり歩きながら一緒に行こう」

チェギョン「わかったわ、じゃあ、なるべく早く仕度するわね」

シン「あぁ・・・」

コン内官とチェ尚宮は、お二人のやり取りを微笑ましいと思いながら、ニッコリ微笑みました。

でも、明日からは、お二人のこんなやり取りが見られなくなる・・・。

そう思うと胸の奥がチクチクと痛みました。

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