ぼちぼち*ぼちぼち

低音が むっちゃセクシー まさはるし〜(*^_^*)

宮 創作物語

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韓国ドラマ、「宮」の創作物語です。
勝手に想像して書いているので、実際のお話と異なる部分もあると思います。
そのことをご理解のうえ、興味のある方は読んでみてください。
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涙 2

朝の挨拶の時間を過ぎても、顔を見せないシンとチェギョン。

皇太后「皇太子も妃宮もどうしたのだ!!」

皇后「申し訳ございません」

皇太后「そなたが謝ることではない」

ヘミョン姫「おかしいわ。何かがあると必ず連絡が入るはずなのに・・・」

皇太后「それもそうですね。様子を見に行ってみましょう」

三人はパク尚宮を従え、東宮へ向かいました。


東宮入り口には、コン内官、チェ尚宮、女官のお姉さん達が俯いたまま立っていました。

皇太后、皇后、ヘミョン姫の姿を見た4人は、慌てて涙を拭うと一礼しました。

普段とは明らかに様子の違う4人の姿を見た、皇太后、皇后、ヘミョン姫の3人は、「おかしい」とい痛げな顔で、首を傾げました。

ヘミョン姫「あそこのソファに座ってるのは、シンとチェギョンじゃないかしら?様子を見に行ってみましょう」

3人は音も立てずに、シンの部屋に入りました。

そして一歩一歩を慎重に足を踏み出し、ゆっくりゆっくり進んでいきます。

二人のそばまで来て、3人は驚きました。

ソファにすわり、お互いがお互いに寄り添うように眠り、そして二人の頬には、涙の零れ落ちた後が沢山・・・。

皇太后は心の中で呟きます「そうか、だから来られなかったのか」

皇后も心の中で呟きます「二人に申し訳がない。この姿を見て、みんな心を痛めていたのだな」

ヘミョン姫も心の中で呟きます「シンやチェギョンだけでなく、ここにいる人皆が辛い思いをしてたのね」

3人はその場にとどまることが耐えられず、部屋から出てきました。

シンとチェギョンのあのような姿を見て、3人とも胸が締め付けられたからです。

東宮に使える人全てが、二人を連れてこられなかった理由も、連絡ができなかったことも、

良く分かりました。


皇太后はコン内官とチェ尚宮に指示を出しました。

皇太后「二人の気持ちは痛いほど分かります。私も二人のあのような姿を見るのはとっても苦しい。
胸が締め付けられます。挨拶は1時間後にしましょう。今から30分経ったら、二人を起こしてください」

コン内官&チェ尚宮「かしこまりました」

皆は3人に一礼しました。

最後の夜を愛する人と一緒に過ごした翌朝・・・。

シンとチェギョンは、シンの部屋のソファに座り、お互いがお互いの体に寄り添うようにして眠っていました。

シンの部屋の前で、女官のお姉さん達が話しています。

「ねぇねぇ、どうするの??」

「起こさなくちゃ、コン内官とチェ尚宮に怒られるわよ」

「でも・・・。お二人のあんな姿を見たら・・・」

そこへ、コン内官とチェ尚宮がやってきました。

女官のお姉さん達は、二人に向かって一礼しました。


コン内官「殿下はどちらに??」

チェ尚宮「妃宮様もお部屋にはいらっしゃいませんでした。どちらに??」

女官のお姉さん達は、目を伏せうつむいたまま「あちらにいらっしゃいます」とでも言いたげに、

手をお二人がいらっしゃる方向に向けました。

コン内官とチェ尚宮は首をかしげながら、二人が手を差し出した方向を見ました。

そしてその場所に、静かに近付いてみました。

すると・・・。そこにはソファに座り、お互いの体に寄り添って眠る、お二人の姿がありました。

お二人の頬には、沢山の涙の跡がありました。

そんなお二人の姿を見た、コン内官とチェ尚宮も胸を痛め、俯いてしまいました。

いつものように、皇太后様や皇后様に挨拶をする時間が迫ってきています。

でも・・・。

コン内官もチェ尚宮も、女官のお姉さん達も、どうすることもできませんでした。

殿下と妃宮に仕えていた人たちも・・・。

やっと心がひとつになった二人が離れ離れになることは悲しかったし、耐えられないことでした。

二人の気持ちが、この4人には、痛いほど分かっていました。

お二人に声をかけることも、起こすことも・・・何もできずに、その場に立ち尽くし、

俯いたまま、涙をこらえるのが、精一杯でした。

最後の夜 7

シンは、チェギョンを強く抱きしめたまま、離そうとしませんでした。

チェギョンは、シンに抱きしめられたまま、シンに言いました。

チェギョン「シン君の腕の中ってとっても温かいね・・・。ずっとこうしていたいなぁ」

シン「僕も・・・ずっと、お前を抱きしめていたい・・・」

そう言ったシンの声は、震えていました。

チェギョン「シン君??泣いてるの??」

そう言うと、チェギョンは顔を上げ、シンの顔を見ました。そして、頬に伝う涙をぬぐいました。

その後、チェギョンは、シンの背中を優しく撫でました。

シンの瞳からおちてくる涙は、複雑な涙でした。

チェギョンの言葉が嬉しかったこと・・・。

もっと早く自分の気持ちに素直に、正直になればよかったと思う、後悔の涙・・・。

そして、世界一愛する人を、このまま離したくない・・・という涙・・・。



チェギョンの瞳からも、涙がこぼれました。

私も、もっと早く、シン君に自分の気持ちを伝えていれば良かった・・・。

意地なんて、張らなきゃ良かった・・・。

シン君、ゴメンネ・・・。

チェギョンは、泣きながら、シンの背中を擦りました。

いつの間にか、シンの瞳からは、大粒の涙がぽろぽろこぼれ始めました。



二人はその場に立ち尽くしたまま、義愛合の前で泣いていました。

ずっとずっと抱き合ったまま・・・。


二人の姿を、まんまるの大きなお月様と、無数の星たちが優しく見守っていました。

優しく見守る星たちの中に、ひときわ美しく輝く、二つの星がありました。

二つの星は隣同士でキラキラと輝き、シンとチェギョンを見守っていました。

シンもチェギョンも、そのことには全く気がつきませんでした。

輝く二つの星は、空の上で二人を優しく照らしていました。

お月様よりも・・・他の星たちよりも・・・美しく輝きながら・・・。

そして温かく、優しい光で二人を包んでいました。

シンとチェギョンの、そばにいて二人を慰めるかのように・・・。




最後の夜  終わり

最後の夜 6

二人が雲現宮を離れ、次にたどり着いた場所が、お床入りをした「義愛合」でした。

チェギョン「シン君、ここはどこ??」

シン「義愛合だよ」

チェギョン「お床入りをした時に使った、あの部屋ね」

シン「あぁ」

チェギョン「あの時は、チェ尚宮姉さんや女官のお姉さん達に、どうしてきれいにするのか聞いても、

ニヤニヤ笑って『あとで分かります』としか、言わないんだもん。部屋に入って、部屋の様子を見てか

ら気がついたわ。お姉さん達、本当に酷いんだから」

シン「そういえば、僕もコン内官に『体にいい漢方薬ですので、お飲みください』って薬飲まされたなぁ」

チェギョン「シン君は、薬飲まされたの??」

シン「あぁ、みんなして、酷いよなぁ」

チェギョン「酷いといえば、シン君だって、酷かったじゃない」

シン「何で僕が酷いんだよ??」

チェギョン「髪飾りを外してくれる・・・って言ったからお願いしたら、乱暴に外すんだもん。ハゲになるかと思ったわ」

シン「え??痛かったか??」

シンは惚けた振りして言いました。

チェギョン「物凄く、痛かったわ!!」

チェギョンは、シンを睨んで言いました。

シン「痛い・・・で思い出したぞ。お前だって酷いじゃないか??」

チェギョン「は??私が何か酷い事、シン君にした??」

シン「碁石を打ち合って遊んでた時に、僕の顔に思いっきり命中させたじゃないか!凄く痛かったんだぞ」

今度はシンがチェギョンを睨んで言い返します。

チェギョン「あ、あれは・・・。力の加減が分からなかったから・・・。それに、シン君が髪飾りを、乱暴に外したお返しよ」

シン「全く・・・お前ってヤツは・・・」シンは呆れながら言いました。

(髪飾りを乱暴に外したのは、理由があるんだぞ!!)とシンは心の中で言いました。

チェギョン「ここにも素敵な思い出が、沢山あるわ。ここで夜を一緒に過ごして、シン君の色々な一面が見れたから」

シン「そうか??」

チェギョン「ええ。意地悪なところもあるけど、そうじゃないことも沢山知ることができたから」

シン「沢山??」

チェギョン「そうよ。寂しそうな眼をして、一人孤独に耐えてた。シン君の寂しい気持ち、少しでも分かってあげたくて・・・。どうしたら寂しさから開放してあげられるのかな??って。どうしたら、シン君を癒してあげられるのかな??っていつも考えてた」

チェギョン「シン君は、口には出さなかったけど、私にもいっぱい優しくしてくれた。怒られても、意地悪されても、シン君には温かくて、優しくて、正直なところがあることに気がついたの。ここで、楽しく過ごすことができたのも、シン君のおかげよ。有難う」

シン「チェギョン・・・」

シンはチェギョンの言葉を聞いて、胸の奥が熱くなりました。

チェギョンを離したくなくて・・・。

シンはチェギョンの手を取ると、自分の方に抱き寄せ、そしてしっかりと抱きしめました。

最後の夜 5

自分のそばで黙り込んでしまったシンを、チェギョンは覗き込むように見ながら、尋ねました。

チェギョン「シン君、どうしたの??」

シン「あぁ、なんでもない。ちょっと考え事をしてた・・・」

チェギョン「そう・・・」

チェギョンはシンが何を考えていたのか、何となく分かったので、それ以上は何も聞きませんでした。

長い沈黙が続き・・・。その重い空気に耐えられなくなったチェギョンが言いました。

チェギョン「ねぇ、シン君。散歩しよっか??」

シン「えっ、こんな時間に散歩って・・・??お前どこに行くつもりだよ!!」

チェギョン「やぁねぇ、外に出かけるわけないでしょ。宮殿の中を散歩するのよ」

シン「なんだ、宮殿の中か。そうだなぁ、行ってみるか!!」

二人は顔を見合わせ、にっこり微笑みました。



手を繋ぎ、シンとチェギョンはゆっくり歩きます。

夜の庭はひっそりと静まり返っていました。

二人の足がたどり着いた先は・・・。

チェギョンが、お妃教育を受けた、雲現宮でした。

シン「ここは、お前がお妃教育を受けた場所だなぁ」

チェギョン「そうね。チェ尚宮お姉さんったら、物凄く怖かったわ。美人なのに物凄く怖い顔をして。

美人は美人らしく、笑っていなくちゃ。せっかくの美人が台無しよ!!」

シン「お前があんまりにも品がなくて、しかもバカだから、チェ尚宮も困っていたんじゃないか??

だから、怖い顔になったんじゃないか??」

チェギョン「シン君、ひどい」

チェギョンは、頬を膨らまし、ふくれっ面になりました。

シンはチェギョンの膨らんだほっぺをつつきながら、

「冗談だよ、悪かったな。からかっただけだ」と言い、微笑みました。

チェギョン「シン君も酷いのね。私をからかって、面白がってるんだから」

そう言い返すチェギョンの顔も、ニッコリ笑っていました。



チェギョン「そういえば、結婚式の前の日に、飴とチョコを差し入れてくれたわね。凄く嬉しかった」

シン「あ・・・、あれは・・・ユルに言われたから・・・」

チェギョン「そうだったかもしれないけど、私がどうでもいい人間なら、人に言われたから・・・って、

お菓子の差し入れなんてするかしら??シン君は、初めから優しい人だったわ」

シンは、照れくさくて、頭をかきました。

シン「実は・・・。お前に会いたいと思ったんだ。何故か分からなかったけど・・・」

チェギョン「そうなの??ユル君に言われたから、お菓子の差し入れついでに来たんだと思ってたわ」

シン「チェギョンのところに行こう、って言ったのは僕が先だ。ユルも誘ったけど、あいつは『いい』

って言ったから、一人で来たんだ」

チェギョン「そうだったの??あの時は、シン君しか知り合いがいなかったから、会いに来てくれて

嬉しかったわ。ありがとう」

二人は、顔を見合わせ、ニッコリ微笑みました。



ここには良い思い出もあれば、悲しい思い出もありました。

シンもチェギョンも、あえて悲しい思い出には触れませんでした。

一緒にいられる短い時間を、幸せな思い出で埋め尽くしたい・・・。

お互いに、そう思っていたからでした。

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