ぼちぼち*ぼちぼち

低音が むっちゃセクシー まさはるし〜(*^_^*)

宮 創作短編

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リコーダー

 
 
チェギョン「あはははは!何これ!超面白い!!」
 
夕食も、本日の公務も一通り終わった東宮殿のリビング。チェギョンの笑い声が響き渡る。
 
シン「何がそんなに面白いんだ??ただ下品なだけじゃないか??」
 
チェギョン「イケメンでアイドルで、澄ましてるのかと思ったらバラエティー番組にでて、こんなこともやるのよぉ。超面白いし、可愛いじゃない」
 
シン「どこが面白いんだ。それに誰がイケメンなんだ」
 
シンはチェギョンが、テレビのアイドルに釘付けなのが許せないらしい。
 
アイドルといえども、やっぱり男。
 
他の男を見ながら、自分の妻がキャアキャア騒ぐ姿は見ていて面白くないのだ。
 
テレビは下品で見る気がしないので、イヤホンで音楽を聴きながら、本を読むことにした。
 
どれくらい時間が経ったのだろう?
 
暫く経って顔を上げたら、ソファーの肘掛けに顔をくっつけ、座ったまま眠ってしまったチェギョンの姿があった。
 
やれやれ・・・。そう思いながら、チェギョンを寝室まで運ぶ。
 
無防備に眠る姿がとっても可愛かった。
 
ベッドにチェギョンをおろし、本の続きを読むため、リビングへ戻った。
 
そんな出来事が起こったのが昨日の話。
 
夕食前に公務を終え、戻ってくると、リビングからリコーダーの音が聞こえる。
 
珍しくリコーダーでも演奏する気になったのか??
 
ピアノとリコーダーで曲を奏でる自分とチェギョンの姿を想像し、自然と笑みがこぼれた・・・。
 
が、チェ尚宮の声で、ふとその想像が遮られた。
 
チェ尚宮「妃宮様おやめください。妃宮様のような方がなさることではありません」
 
チェギョン「えー、お姉さん、何でダメなの??仲間内で披露するくらいなら良いじゃない!!」
 
チェ尚宮「リコーダーの練習をなさるのは非常によろしいことですが、そのような吹き方をなされては・・・」
 
さすがのチェ尚宮も後の言葉が出てこないのか??言葉を濁している。
 
そのやり取りをリビングの前で聞きながら、チェギョンが何をやっているのか、おおよそ察しがついた。
 
昨日可愛いと言っていた、あのアイドルの鼻リコーダーを真似しているに違いない。
 
後でこっぴどく叱ってやろう!
 
そう思いつつ、リビングに入ろうとドアの取っ手に手を伸ばした
 
いや待てよ、どうせしっかり練習をしたのなら、チェギョンの鼻リコーダーを披露してもらった方が良いのかも!
 
流石にみんなの前で披露してもらうわけにはいかないから、
 
夫である僕の前でやってもらおう!
 
夕食後が楽しみだ!!
 
 
夕食後、昨日放置されたことも重なって、チェギョンはシンにたっぷり苛められたのは言うまでもない!
 
終わり
 
 
お久しぶりです。
 
何とか元気です。
 
ぼちぼち更新したいと思いますので、またよろしくお願いいたします。
 
あ・・・。因みに・・・。
 
美男ですねを見てから、ヨンファ君にどっぷりで、CNBLUEの音楽をよく聴いてます。
 
土曜日にはMフェアを見ながら、テレビで怪しい人にもなりました。
 
あと2日で日本メジャーデビューです。
 
嬉しくもあり、ちょっぴりさみしくもあり・・・。
 
だけど今後も応援しますよ。
 
あ・・。
 
ドラマはこれからグロリアを視聴予定です。
 
ジソク君が大好きなことを知っている友人が、DVDをプレゼントしてくれました。
 
除隊後の作品、お医者さん役で出演したドラマも見てみたいと思います♪
 
因みに・・・。
 
はしたないんですけど、あたしもやってみました、鼻リコーダー。
 
結構簡単にできるもんなんですね(笑)
 
たまたま2号に見つかって「わー、ママなにやりよるん??」と大爆笑されてしまいました。
 
オレもやる!と言い出したので、よい子はまねしないでね!と言ったのは言うまでもありません(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

*ないしょ 2*

お茶の時間が終わり、シンはヘミョンと話をするために、コン内官と共に、

皇帝の執務室へ向かいました。

“よし!今だ”

チェギョン「チェ尚宮姉さん、そしてお姉さん達も・・・。勉強の時間なのにごめんなさい。でもシン君の前では言えないの。家族のみんなにも内緒なの。お願い、力を貸してくれる??」

チェ尚宮「はい、妃宮様。内容によってはご希望に添えないこともあるかもしれませんが、殿下にも内緒とは、どんなことなのでしょう??妃宮様、お話くださいませ」

チェギョン「わかったわ。じゃあ、お姉さん達もこっちに来て」

チェギョンは、パン女官とチョン女官を手招きし、自分の元に寄せました。

チェギョン「お姉さん達、あのね、シン君のお誕生日、来週でしょ。何をプレゼントするかずっと悩んでいたの。でね、今日のお茶菓子、栗の渋皮煮だったでしょ。シン君ね、あれを食べながら、本当に嬉しそうだったの。世の中の女性は、旦那様のために、旦那様の大好きな料理を作ってあげるわ。でも・・・私は・・・、それはできないの。毎日は無理でも、何かの記念日の時には、シン君の大好きなものを作ってあげたいの。だから、お願い、お姉さん達にも力を貸して欲しいの」

チェ尚宮「妃宮様は、栗の渋皮煮を殿下に作ってあげたいとお考えなのですか??」

チェギョン「はい」

チェ尚宮「わかりました。私達もお手伝いさせていただきます」

チェギョン「お姉さん達、有難う」

チェギョンはニッコリ微笑んで、3人の手を取り、喜びました。

チェ尚宮「ですが、妃宮様、ひとつ問題がございます。ここには小さなキッチンしかありません。ここで殿下に気付かれず準備を・・・というのは不可能な話でございます。ここは料理長にお願いして、お力を貸していただいたら如何でしょう?」

チェギョン「わかりました。料理長のアジョッシね。あの方とはお話をしたこともあるわ。46歳で2児のパパのパク料理長でしょ。奥様は確か、韓国で有名なホテルのコックさんだって聞いたわ。大学の時に同じ学部だったそうよ。その時にお付き合いされて、お互い職業が決まってから、結婚されたそうよ。こないだ話してくれたの」

パン女官「妃宮様、良くご存知で・・・」

チョン女官「本当です。驚きました」

チェ尚宮「私も驚きました。あの料理長、料理人たちには物凄く厳しいことで有名だと聞いております」

チェギョン「そうなの??とっても気さくで、本当に優しいアジョッシだったわ。笑顔でいろいろなことを話してくれるのよ」

チェ尚宮「本当でしたら、私達が料理長にお話をするのが正しいのかもしれません。ですが料理長に協力していただくなら・・・。妃宮様ご自身がお話される方が良いかと思われます」

チェギョン「大丈夫よ!アジョッシにはちゃんと自分からお願いするわ」

チェ尚宮「では私達は、厨房の近くで待たせていただきます」

チェギョン「お姉さん達、シン君には内緒よ、そして宮家の家族にもね。宜しくお願いいたします」

3人「はい、かしこまりました」

チェ尚宮「では妃宮様、参りましょう」

チェギョン「えっ??参りましょう・・・って今からですか??」

チェ尚宮「はい。あちらも準備があるでしょうから、ギリギリでお話しするよりも、早い方がよろしいかと思われます」

チェギョン「そうね。わかったわ、行きましょう」

チェギョンは、チェ尚宮、パン女官、チョン女官と共に、東宮を出て、厨房に向かいました。

*ないしょ 1*

宮殿の食卓にも、実りの秋を感じさせる旬の農作物が、料理長や料理人たちの手によって並び始めました。

食欲の秋・・・。チェギョンの食べっぷりに圧倒されながらも、シンはチェギョンとの食事やお茶の時間を大切にしていました。

ある秋の日のお茶の時間・・・。

チェ尚宮とパン女官、チョン女官がお茶とお茶菓子を運んできました。

そして、執務室の中にあるテーブルの上に、お茶の準備をしました。

チェギョンが、シンの手を引っ張りながら、執務室に入ってきました。

チェギョン「今日のお茶菓子は何かしらね??とっても楽しみだわ」

シン「お前は相変わらず、食べ物のことばかりだな」

チェギョン「そんなことないわ、違うこともちゃんと考えてる」

そう言いながら二人は向かい合って座りました。

チェ尚宮「殿下、妃宮様、今日のお茶菓子は、料理長の手作りでございます」

シン「あぁ、あれだな」

チェギョン「これ、栗かしら??」

チェ尚宮「はい。栗でございます。栗の渋皮煮でございます。出来上がるまでに大変、時間を要します。殿下のお好きな一品でございます。沢山お召し上がりください、と料理長が申しておりました」

シン「ありがとう」

チェ尚宮、パン女官、チョン女官は、シンとチェギョンに一礼すると、部屋を出て行きました。

チェギョン「シン君、栗が好きだったの??」

シン「あぁ、栗の渋皮煮は、特に好きなんだ」

チェギョン「そうだったの??知らなかった」

シン「毎年、誕生日の前ごろになると、栗がお茶の時間や食事の後のデザートに並ぶんだ。料理長が作ってくれたものは特に美味しいんだ。ほら、お前も食べてみろ」

そう言うとシンはフォークで栗を刺し、チェギョンの口元へ持って行き、食べさせました。

チェギョン「わぁ、本当だ、とっても美味しい」

シン「だろ!!コーヒーや紅茶、どっちにも合うんだ」

チェギョン「シン君は、昔から食べてたの??」

シン「あぁ。特に料理長が作ったものは美味しかった」

チェギョン「料理長の作るものは、何でも美味しいものね!」

シン「お前は誰が、何を作っても美味しいと思うんだろ??」

チェギョン「シン君ったら意地悪ね。せっかくの美味しいお茶が不味くなっちゃう」

シン「妃宮様、口が過ぎました。申し訳ございません。よろしければこちらもお召し上がりくださいませ」

シンは、先程栗をチェギョンに食べさせたようにフォークで刺し、チェギョンに差し出しました。

チェギョン「シン君ったら・・・ホントにもう・・・」半分呆れながらも、チェギョンはシンを見てにっこり微笑みました。

シンもチェギョンを見て、笑顔になりました。


“シン君、栗の渋皮煮が好きだったのね。よしっ!!”

この時、チェギョンは、心の中で、あることを思いつきました。

シン君には勿論、宮家の家族にも内緒ね!!

満月の夜

ある秋の日の夜・・・。

夕食を仲睦まじく、一緒に摂ったシンとチェギョン。

その後シンは、少しだけ残った公務を行うために執務室へ、チェギョンは絵を描きたくなり、外へ出ました。

秋も深まってくると、夜7時を過ぎれば、かなり肌寒く感じます。

少し厚めの上着を羽織り、チェギョンは東宮の外に出ました。

ふと立ち止まり、チェギョンは空を眺めました。

雲ひとつない空で、空には無数の星がキラキラと輝いていました。

“そういえばシン君と二人で、星空を眺めたことがあったわ。シン君はあの時、星の話をしてくれたのよね。きっと2500万年後も、私はシン君を好きになるわ”

チェギョンはそんなことを思いながら、夜空を見渡しました。

すると東の空には、大きな大きなお月様が顔を出していました。

“今日は満月なのね。綺麗なお月様ね”

“今日はこの空をスケッチすることにするわ。でも寒いから、あまり長居はできないわね”

チェギョンはスケッチブックと鉛筆を手に、空を描き始めました。

大きくて柔らかく、明るい光で地上を照らす、大きなお月様、その周りで無数に輝く美しい星たち。

あまりの美しさにチェギョンは手を止め、思わず見とれてしまいました。

“今日の月は、本当に綺麗ね。そういえば、マカオでもこうして何度も月を眺めたわ。見つめる先にはシン君がいると信じて・・・”

チェギョンは、マカオにいた頃を思い出し、大きな瞳に涙を溜めました。



ちょうどその頃、公務を終えたシンが、部屋に戻ってきました。

シン「チェギョン、ただいま!!」チェギョンの返事はありません。

“お風呂かな??”シンはバスルームに行ってみましたが、チェギョンの姿はありません。

“あいつ、どこに行ったんだ??”

シンが部屋を飛び出した瞬間、チェ尚宮が通りかかりました。

シン「チェ尚宮、チェギョンがどこに行ったか知りませんか??」

チェ尚宮「妃宮様でしたら、夜空のスケッチをすると仰り、お出かけになりました。あまり遠くには行かれないように申し上げましたので、東宮殿の近くにいらっしゃると思われますが、私が探して参りましょうか??」

シン「いえ、僕が探しに出かけます。有難う」

チェ尚宮はシンに一礼しました。それを確認すると、シンは、チェギョンを探して、外へ出ました。

外へ出ると、チェギョンはすぐに見つかりました。

スケッチブックを抱え込んだまま、ぼーっと空を見上げていました。

シンはチェギョンにそっと近付き、背中からチェギョンを抱きしめて優しい声で言いました。

シン「こんなところでボーっとしてたら、風邪引くぞ、何してるんだ??」

チェギョンは振り返り、シンの方を見ました。

チェギョン「シン君」

シンはドキッとしました。チェギョンの瞳が涙で濡れていたことに驚きました。

が、泣いているチェギョンの顔が月明かりに照らされて、息を呑むほど美しかったからです。

シンは言葉を失い、チェギョンを見つめました。

“まずい、狼になりそうだ”。シンは、狼になってしまいそうになるのを、必死で堪えました。

シン「何で泣いてるんだ??風が強く吹いて、目にゴミでも入ったか??」少しだけ目をそらし、チェギョンにそう尋ねました。

チェギョン「違うの。今日はお月様がとっても綺麗だから、スケッチをしようと外へ出たの。はじめは鉛筆を持つ手も順調に進んでいたのよ。だけど、お月様を見ていたら、シン君と離れて過ごした日々のことを思い出してしまって・・・。あの時、マカオでこうやって月を見ながら、シン君のことを思い出してたな・・・って思ったら、涙が出ちゃったの。何でだろう??ゴメンネ、泣いちゃって。心配したでしょ」

チェギョンは、シンが狼になるのを堪えていることも知らず、シンを潤んだ目で見ながら言いました。

シン「ああ、驚いたさ。どこか痛いのかと思ったぞ」

チェギョン「驚かせちゃってごめんね」

シンはチェギョンの涙を親指で優しく拭いながら言いました。

シン「チェギョン、僕たちはもう離れ離れにはならないぞ、あんなに寂しい思いをするのは嫌だからな」

チェギョン「そうね。私ももうあんな思いはしたくない」

そう言うとチェギョンは、自分からシンの胸に飛び込みました。

シンも優しくチェギョンを抱きしめました。

・・・が、抱きしめたとたん、またまた狼が飛び出してきそうになりました。

シン「でも・・・良かったよ。始めは食いしん坊のお前のことだから、月を見てお饅頭とかお煎餅なんかを想像して、ニヤついてると思ったから。」

シンは照れ隠しのために、わざとチェギョンに意地悪を言いました。

チェギョン「な、何よ!月明かりの下でそんなことなんてこれっぽっちも考えてないわ。シン君の意地悪!!」

チェギョンは、シンの胸をポカポカと叩きました。

シン「うっ・・・」シンは胸を押さえて、その場にしゃがみこみました。

チェギョン「わ、ゴメンネ、シン君大丈夫??痛かった??」

シンの顔を心配そうに覗き込み、本気で心配するチェギョンを見て、シンは笑いながら言いました。

シン「くくく、お前また引っかかった。いつになったら学習するんだ??」

チェギョン「またからかったの??もう、バカシン!!」

シンは叩こうとするチェギョンの両手をつかんで、しゃがみこんだままチェギョンを自分の方へと抱き寄せました。

“月明かりの下でもくるくると表情が変わるチェギョンは、綺麗だな。とっても可愛いよ”

チェギョン「もう、シン君たら!離してよ」そう言いながらチェギョンは暴れました。

暴れるチェギョンの耳元で、シンが優しく囁きました。

シン「月明かりの下で見るチェギョンも、とっても綺麗だな」

チェギョン「えっ??」

シンにそう言われ、体の力が一気に抜けたチェギョンは、暴れることを止めました。

チェギョン「シン君、そんな心にもないことを言わないで・・・」

ちょっと沈みがちな表情で、チェギョンが言いました。

シン「ウソじゃな、本当だ。さっきから・・・その・・・えっと、大変なんだよ!!」

チェギョン「は??大変??何が大変なの??」

そう言うとチェギョンは、シンの顔をまん丸な目で覗き込みました。

“わ!バカ、そんな顔をして僕を見るな!お前は本当に鈍いな、普通分かるだろうが!!”

シンは「ごほっ」とひとつ咳払いをすると、チェギョンから少し目をそらして、ばつが悪そうに言いました。

シン「お前があまりにも綺麗だから・・・お前の顔を見るたびに・・・キスしたくなるんだよ。ここじゃまずいから・・・ずっと我慢してたんだよ」

チェギョン「シン君って、やっぱり変態ね!」くすくす笑いながら、チェギョンは言いました。

シン「何??お前、夫に向かって変態とは何だ!!それに僕は変態か??」

チェギョン「シン君は変態じゃないよ。カッコよくて、ちょっぴり寂しがり屋で、温かくて、優しいの」

そう言いながら微笑むチェギョンを見たシンは・・・ついに狼に負けてしまいました。

シン「チェギョン、やっぱり無理だ。もう我慢の限界だ」

シンはボソッと呟きました。

チェギョン「行きましょう。男の人って、満月を見ると狼に変身するって本当ね。でも、私の狼さんはとっても優しいし、素敵な狼さんだから大好き!!」

二人はニッコリと微笑みました。

月明かりの下で見るお互いの笑顔は、とっても綺麗な、素敵な笑顔でした。

二人は仲良く手を繋ぎ、自分達の部屋に戻っていきました。


長い長い秋の夜。お月様のパワーを沢山もらった二人。

満月の素敵な日の夜は・・・シンとチェギョンにとって素敵な時間となるでしょう。



*満月の夜*  終わり

秋の訪れ

10月に入り、韓国も少しずつ、季節が秋に移り変わり始めました。

朝晩は、ぐっと冷え込み、宮家の庭の木々も木の葉が色づいたり、色づいた木々の葉が、

ハラハラと風に舞う風景も、見られるようになりました。


さて、10月のとある日の朝。

今日も皇太后様と女王陛下へ朝のご挨拶に向かう、シンとチェギョンの姿がありました。

シン「チェギョン、挨拶に行くぞ!」

チェギョン「待たせてゴメンネ。行きましょう」

シンは、チェギョンの手を取ると、一緒に歩き始めました。

シン「季節はすっかり秋だなぁ」

チェギョン「そうね。宮家に嫁いで、二度目の秋ね」

シン「そうだな」

チェギョン「あの頃のシン君は、待ってくれなかったなぁ・・・」

シン「そうだっけ??」

シンはわざと惚けてみました。

チェギョン「そうよ。待ってって言っても、僕の足は長いんだ!とか言って、一人ですたすた歩くんだもの。寂しかったわ。でも今は、こうして手を繋いで、季節を感じながらシン君と共に歩くことができるから、私はとっても幸せよ」

チェギョンは、シンの顔をみて、微笑みました。

シンもまた、チェギョンの言葉が嬉しくて、チェギョンをみて微笑みました。



皇太后様と、女王陛下の待つ部屋に到着したシンとチェギョン。

シン・チェギョン「皇太后様、女王陛下様、おはようございます」

皇太后・女王陛下「シン・チェギョン、おはよう」

チェギョン「朝晩は、ぐっと冷え込みますが、皇太后様も女王陛下様もお体は大丈夫ですか??」

皇太后「大丈夫です、チェギョン、有難う」

女王陛下「私も大丈夫よ。だけど油断は禁物ね。季節の変わり目は、体調を崩しやすいってみんな言ってるわ。あなた達も気をつけなさいね」

シン「はい」

チェギョン「ありがとうございます」

女王陛下「今日も公務に勉強に、色々と忙しいわね。無理しないようにするのよ。そしておばあさまも私も、お茶の時間に二人に会えるのを楽しみにしているわ」

チェギョン「はい、私も楽しみにしています。お茶の時間に、またこちらに伺います」

皇太后「これから朝食を摂るのであろう。あとでゆっくり会えるのですから、朝食を摂り、朝の準備をなさいね」

シン「はい、ありがとうございます。では失礼いたします」

シンとチェギョンは、一礼をすると、二人仲良く手を繋ぎ、部屋を出て行きました。

そんな若い二人の姿を見た、皇太后と女王陛下は、とっても嬉しそうに微笑んでいました。




挨拶を終え、東宮へ戻る時も、シンとチェギョンは手を繋ぎ、

二人仲良く、歩いていました。

秋の心地よい風が吹き、シンとチェギョンを包みました。

次の瞬間、チェギョンが「あっ!」と声を上げ、突然立ち止まりました。

シン「どうした??目にゴミが入ったのか??取ってやるから見せてみろ」

チェギョン「ゴミが入ったんじゃないのよ」

チェギョンは目を閉じ、深呼吸をしています。

シンは訳も分からず、チェギョンの様子を見ていました。

チェギョン「ほら、シン君も、深呼吸してみて。秋が感じられるから!」

シンはチェギョンに言われたとおり、深呼吸をしてみました。

シン「甘い香り・・・花の香りかな??」

チェギョン「ぴんぽ〜ん!大当たり!!これは金木犀の花の香りね。ここで香りがしたということは、このあたりに金木犀の木があるのかしら??」

シン「そうかもな。お前、良く知ってるな」

チェギョン「えへへ。金木犀の花が咲いたらね、甘い香りがするの。この花の香りがしたら、秋がふかまったんだな、っていつも思ってたから」

シン「そうなのか??」

チェギョン「うん。今年の秋は、シン君と一緒に感じることができたから、凄く嬉しい」

シンは「僕もだ」と心の中で呟きましたが、ちょっぴり照れくさくて、チェギョンを見て微笑みました。


シン「なぁ、チェギョン。朝ごはんを食べた後に、時間があるか??」

チェギョン「そうね、確か今日は何もなかったはずよ」

シン「じゃあ、散歩がてら、金木犀の花がどこに咲いているのか、散歩しながら探さないか??」

チェギョン「いいわね。私も空いた時間に、散歩したいなって思ってたの。決まりね」

二人は、お互いの顔を見て、ニッコリ微笑みました。

そして再び東宮殿に向かって歩き出します。

ちょっぴり早足で。




*秋の訪れ* 終わり

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