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ノブG ブログ
徒然に旅行、映画、山歩き、自転車、バイクの見て歩きを書いてます。

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エベレスト 3D

先日洋画「エベレスト  3D」を鑑賞してきました。今月の1本目の映画でしたが、評価が高くて何よりもまず先に観たかった作品です。それと山好きで興味深々でしたしね…(^_^)v
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エベレストが登山家の初登頂から30年以上過ぎ、ルートも開拓されて危険度も低くなり、7大陸最高峰の目的の一つになった1990年代。公募隊という形式の、登山料を払えば一人でも登山隊に参加でき登頂をめざせる山になりました。

しかし誰でも山頂に立てるかということではなく、極地を歩ける体力と技量を持ち合わせ、更に天候や運にも恵まれ許されたものしか味わえない厳しい8000メートル以上の頂きです。

そういう厳しい条件の下、参加費を払って山頂を目指そうとした人たちとガイドの1996年に起きた遭難事故でした。

監督は「ザ・ディープ」などのバルタザール・コルマウクル。死と隣り合わせの標高8000メートルを超えたデスゾーンで極限状況に追い込まれた登山家たちのサバイバルを、迫力の映像で描きます。

主役のニュージーランドの登山家兼公募隊のリーダー、ロブ・ホールにはジェイソン・クラーク。アメリカの参加者にジョシュ・ブローリン。ホールの妻役にキーラ・ナイトレイ。その他サム・ワーシントン、ジェイク・ギレンホールら実力派が出演しています。
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世界にその名をとどろかせるエベレスト登頂を目指し世界各地から集まった公募隊の登山家たち。その山頂までの道のりには混雑するベースキャンプや渋滞する登山道、参加者の体調不良などトラブルが重なり他国の公募隊同士のイザコザなど発生します。

登頂を予定した日の午後、体力や技量の違いなどからエベレストへの登頂が遅れたため、予定していた下山時刻から大幅に遅れます。さらに下山中に天候が急激に悪化し、命の危険性が高い山頂直下の高所にてメンバーが離れ離れになってしまいます。
ブリザードや酸欠などの極限状況に追い込まれた公募隊の面々は…リーダーの生還は…生きて帰れるのは誰なのか…


見応えありましたね〜遭難すると分かっていても、つい手に汗握り見つめていましたσ(^_^)
衛星電話で話ができるのに助けに行けない無念さ…遠く離れた月面にいるような感覚です。

私はリーダーの気持ちも、他のメンバーの気持ちも痛いほどわかりました。
リーダーはメンバーを登頂させて下山させるという使命があります。
メンバーは参加費(800万円ぐらいかな)を払ったからには登頂したい。登頂を諦めるなんて参加費をドブに捨てるようなもんですからね。
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でも、こういう山の遭難は引き際を間違えたことの原因によるものが多くなります。引き際がなんと難しいことか。
リーダーが、あの場面で遅れたメンバーの登頂を諦めさせることができなかったことが原因で全てが狂い出します。

タラ・レバは後の祭りですが、あの場面ではメンバーの登頂を諦めさせることなんかできなかったでしょうね。
もし諦めさせていたら、次回は公募隊が組めなくなると思ったのか…前回諦めていたメンバーに同情したのか…自分のためメンバーのため登頂するしかなかったのです。

映画の内容から山登りの引き際を考えさせられる作品となりました。普通の冬山でも撤退を判断していかないと同じように遭難します。山を侮ってはいけません。

映画の中で公募隊の参加者兼記者でもあるメンバーから「何故、山に登るのか?」と他のメンバーに質問がとびます。他のメンバーはいろいろな理由を挙げるなか、唯一の女性参加者で日本人であった難波康子さんは「最高峰6つに登ったから(あとひとつで7大陸最高峰制覇)」と語ります。

難波さんは普通の登山家で自費で参加費を払い、この山行で日本女性で二人目(一人目は田部井淳子さん)の7大陸最高峰制覇したはずでしたが…

難波さんだけでも1本の映画が作れるほどの人生があるのになぁ〜と思ったりしました。
エベレスト…チョモランマ…そこには登山家たちが語りつくせぬ悲喜交々…山頂近くには回収されない遺体がたくさんあるそうです。
山好きなので植村直己や他の登山家たちの山行記録や遭難記の本はいくつも読んでいます。8000メートル以上の極地は自己責任の世界です。誰も責めることはできません。

自分さえ生き残ることが精一杯なところです。キャンプ地まで後300メートルで猛吹雪のためルートを見失ったメンバーたち。そんな過酷な状況でテントに必死でしがみつく他のスタッフに非難はできません。

一種のパニックムービーなんですが、山好きには考えさせられる作品でした。山登りは自宅に帰るまで終わらない…と強く思いました。

今月のヤマケイに難波康子さんを演じた英国在住の女優さんの記事が出ていました。ネパールやイタリアでの撮影秘話が紹介されています。
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ヤマケイでは山の映画がよく紹介されていますが、最近はなかなかヒット作もなくて寂しかったんですが、このように著名な俳優たちが出演している作品で山のことが描かれるのも嬉しい限りですね。

山好きにも山を知らなくとも、何故山に登るかと考えさせられるお勧めの作品です。是非一度ご覧下さいね。

  • 予告からとても気になっていた映画でした!
    観れる時があるといいんだけどなぁ

    [ fairyのおさんぽ ]

    2015/11/15(日) 午後 8:55

  • 昨日、私も、観て参りました。
    エンディングで実物の写真もでてきましたが、俳優さん達がとってもにていましたね。
    山にトリツカレタ人々の運命の別れ道。面白かったです!

    [ サンタムール ]

    2015/11/15(日) 午後 9:18

  • > fairyのおさんぽさん こんばんは
    山好きでも映画好きでも見応えある作品になっています。
    時間が取れれば是非!(^_^)v

    ノブG

    2015/11/15(日) 午後 10:07

  • > サンタムールさん こんばんは
    どうしてあのような大量の遭難死が出たのか気になりましたよね。
    あの時中止していたら…衛星電話で話ながら助けられないもどかしさが切なかったですね(T_T)

    ノブG

    2015/11/15(日) 午後 10:12

  • 顔アイコン

    そうですね、二度と来れないかも知れない、お金を払ったから…と
    「止めない理由」はたくさん有ります。
    だけど、命より大事な物はこの世には有りません。
    「止める勇気」も必要ですね。

    この地では上映が未定なので、上映されたら観に行きますわ^^

    Gena

    2015/11/16(月) 午前 1:03

  • > Genaさん おはようございます
    そうですね。参加費を払っているので登頂を断念する判断はとても難しいですよね。

    確かに命に勝るものはありませんが、山は命をかける特別な魅力があります…山の魔力かな…σ(^_^;)

    近くで上映があればいいですね。

    ノブG

    2015/11/16(月) 午前 7:57

  • 顔アイコン

    800万円もするのですか!すごい金額!それだけでも何としてでも、という気持ちに参加者はなりますよね。この映画のことを言ってたと思うのですが、「趣味で登っていたら死ぬのも本望だろう。そういう意味で、あまり見る気がしない」と息子が言ったけど、「登山は無事家に帰りついて成功」だから、登山者たちの葛藤はすごかっただろうなと思います。見てみたいです。

    [ 秋流カエル ]

    2015/11/16(月) 午後 3:08

  • > 秋流カエルさん こんばんは
    確かに大金を払って参加したなら最後まで登りたいですよね。誰でも諦めることができないからこそ8000メートル級の山の怖さがあります。
    エベレスト頂上直下の氷点下の世界には自力で帰れなかった遺体が姿を変えずにゴロゴロ残されているそうです。
    山が好きで山で最後を迎える…でも…やはり無念ですよね(T_T)

    ノブG

    2015/11/16(月) 午後 10:51

  • 顔アイコン

    映像が綺麗で、すごい迫力がありました〜!怖いくらいでしたわ。
    後半の、次々と仲間が・・・という絶望感や悲壮感はすごかったですね。助けたくても助けられない辛さやもどかしさも・・・。
    やはり、気持ちは分かりますが、無理しちゃダメですよね。誰も責めることはできないのは分かりますが・・・。自己責任ですね。

    トリトン

    2015/11/18(水) 午後 7:02

  • > トリトンさん こんばんは
    確かに誰でもが達することができないエベレストの頂は自分のことは自分でやらなければならない自己責任の世界です。
    何度か登頂の経験があるリーダーでさえこうなってしまったということは、登頂を諦め撤退するという判断の難しさを伝えてくれています。だから映画化されるわけなんですけどね…(T ^ T)

    ノブG

    2015/11/18(水) 午後 8:45

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