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      決壊後の藤沼ダム(藤沼湖)  

 御来訪感謝申し上げます。

 産経新聞電子版に不肖敬天愛人の地元に関する記事が載っていたので、転載させていただきます。これは普段はのどかな、それこそ典型的な農村地帯である我が町の西部(会津寄り)にある田園地帯で起きた、ある意味「特異」な悲惨な災害となりました。


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 論説委員・鳥海美朗 取り戻したい「うつくしま」          
2011.9.10 03:02
 台風12号の豪雨がもたらした和歌山県などの深刻な被害が、あの日の惨状と重なって見えた。「3・11」から、まだ半年だ。
 東日本大震災の被災状況は多様である。巨大津波の直撃を受け、原発事故の影響が大きい東北の太平洋岸の復興が急務だが、あまり報道されなくなった内陸部の被災地も気になっていた。
 ◆濁流に消えたわが家
 8月末、福島県のほぼ真ん中、太平洋岸からは75キロほど離れた須賀川市西部の田園地帯へと車を走らせた。小高い丘陵や杉木立に囲まれた目的地の旧長沼町で、やるせない話を聞く。
 総数430戸ほどの集落で大震災が多くの家を破壊し、7人の命を奪った。1歳の男児1人は行方不明のままだ。
 それだけではない。
 あの日を境に「住民の心が、二つに割れてしまった」という。
 農家が多い旧長沼町の長沼、滝両地区はあの日、震度6強の烈震の後、特異な災害に襲われた。丘の上にある農業用溜(た)め池「藤沼ダム」(貯水面積20ヘクタール)の堤防(高さ18メートル)が決壊し、濁流が低地にある集落を直撃したのである。
 田植えに備えて、ダムの貯水量が満水の約150万トンだったことが被害を大きくした。「濁流になぎ倒された杉の大木が襲ってきた」との証言もある。
 全壊(流失)家屋が22戸、田畑が土砂をかぶって作付け不能になった農家は140戸に及んだ。
 ダムに近い滝地区は震災の爪痕が生々しかった。小川沿いの生活道路が数百メートルにわたって陥没し、コンクリートの護岸は巨大ハンマーで叩(たた)き割られたような残骸をさらしていた。
 「これが、わが家です」
 森清道さん(55)が指さした場所には生い茂った雑草以外には何もない。両隣の家も消滅した。無残な里山の姿だった。
 妻や父母とともに近くの雇用促進住宅に移った森さんに、自宅再建のめどは立っていない。
 ◆「心が二つに割れた」
 森さんが郡山市内の印刷会社に勤務するように、最近は兼業農家が増えたが、誰もが先祖代々の農地で生きてきた。
 田畑の被害が比較的少なかった森さんは「被災者の会」の会長を引き受けた。昭和24年に完成した藤沼ダムを管理する公共組合「江花川沿岸土地改良区」とダム所有者の市に対し、家屋の被害に応じた補償と農地の原状回復を要求している。
 事は簡単ではない。田畑にとって灌漑(かんがい)用水は不可欠だが、誰もがダム再建を願っているわけではなかった。
 長沼地区に多い土地改良区の組合員農家はダムから取水する受益者であり、賦課金を負担してきた。8割が農地に被害を受けたが、ダム再建を切望している。
 ところが、森さんら滝地区の農家はダムとは別の水源を持つ。ダム決壊を「天災」とする改良区に対し、「被災者の会」は「老朽化による人災」だと反論し、「危険なダムはいらない」と主張しているのである。
 「心が二つに割れてしまった」事情だった。
 ◆先祖代々の土地で
 東日本大震災の被災地は激甚災害法の適用を受け、災害復旧国庫補助事業の対象になる。農地の原状回復はもちろん、ダム再建についても「被災者の会」と折り合えば可能だろう。
 難しいのは、激甚災害法の適用外となる、家屋再建への支援だ。土地改良区の安田勝男事務局長は「作付けできなかった組合員農家への賦課金を大幅に減らした」と苦しい財政事情を明かした。
 須賀川市の橋本克也市長は平野達男震災復興・防災相に窮状を訴え、「少なくとも津波被害と同等の国の支援」を要請した。しかし、家屋再建についての国の具体的な救済方針はまだ提示されていない。森さんらはすでに須賀川市からの見舞金と義援金を受け取ったが、自宅再建にはほど遠い金額である。
 「うつくしま・ふくしま」は福島県が20年前に始めたイメージづくり運動の標語だ。念頭には、県民が誇りとする美しい里山がある。藤沼ダム周辺も「うつくしま」の一つといえた。その復活には元の田畑だけでなく、生活の営みがなければならない。
 ダム再建をめぐって立場が違う森さんと安田さんには別々に話を聞いた。2人とも最後には同じことを言った。
 「先祖代々の土地で農業を続けたい」
 国の復興予算ではすべての要望には応えられない。我慢も必要だ。しかし、このままでは「うつくしま」が消えてしまう。
 被災者の復興意欲を後押しする予算と知恵が求められる。(とりうみ よしろう)

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 冒頭画像は決壊したダムの現状の姿です。未だに関係者以外立ち入り禁止区域となっています。
 このダムは須賀川市から猪苗代湖南部に抜ける国道から少し入った丘の上にあり、ダムである人造湖を囲むように自然公園にもなっていて、遊歩道、キャンプ場、バーベキュー施設、グランドゴルフ、天然温泉施設などもあって、休日などは結構家族連れで賑わう観光地でもありました。
 敬天も母が隠れた名湯でもある、ここの温泉がお気に入りで運転手兼お供で年に数度は訪れていた場所でした。
 
 先日報告した市議会議員選挙の運動期間中にも何度か災害に見舞われた長沼・滝の両部落周辺を選挙カーで流したのですが、部落内には「自主規制」で立ち入ることは控えました。
 候補者の話によると、特に滝地区(地元では滝部落と呼んでいる)での政治不信は相当なもので、ノー天気に選挙カーで拡声器を使いながら入って行ったら、地区住民からそれこそ「何しに来た!!」とドヤされるのがオチだということで、他の候補者もほとんど素通りするほどでした。
 引用記事文中にあるように、同じ被災者同士でもダム水利の受益者とそうでない住民たちとでは災害に対する受け止め方は天と地ほど違い、また、生活の場であり財産である家屋の再建が政治の力でも救済できないとなれば、住民たちは何も頼れるものはないと絶望的な気持ちになるのも当然であります。
 ダムからの水が流れる江花川も堤防が決壊したまま、部落に通じる道路にある橋も半壊したまま未だに復旧の見通しも立っていません。
 我が地元の町でさえ数え上げたらキリがないほど、被災したまま手つかずの現場が数多く残っているのが福島県の現状であるのです。
 
 確かに「国の復興予算ではすべての要望には応えられない」のも現実です。しかし、かと言って無責任に放置したままで良いという理屈にはなりません。
 被災した住民たちが再興できるように、少しでも知恵と金を出す努力を国が示さなければ、住民たちはたまったものではないし、あえていえば国民の義務とはいえ納税する気力だって薄れて行くとしても誰も責められないと思うのです。

 「うつくしま福島」とは、玄葉外相の義父(夫人の実父)であり、東電の政治的策略により失脚させられた前知事佐藤栄佐久氏が現職時代提唱した、福島をアピールするコピーでした。
 藤沼ダム周辺の地域も「うつくしま」の名に恥じない美しい自然が広がる景勝地でありました。
 今ではその言葉自体虚しいものとなってしまいました。

 今日は原発事故や震災・津波被害の陰に隠れてあまり報道されていない、敬天の地元で起きた悲劇を産経の記事を拝借して紹介させていただきました。
 去る3月11日は地元ではこんな悲惨な災害もありました。


 
政治が被災住民に希望を与えることができなければ、政治を否定したことと同じだろう!!

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