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今日は桃の節句です。長崎市特産推奨品である大竹堂の桃カステラをいただきました。
京都御所はむかし「内裏(だいり)」と呼ばれていました。「内裏様」といえば宮中の貴人を指し、雛壇に飾られる「右近の橘と左近の桜」も御所の正殿である紫宸殿(ししいでん)を模しています。
紫宸殿にあったのは当初は梅でしたが、乾枯したのをきっかけに桜に植え替えられました。神話の頃、コノハナサクヤヒメが富士の頂から種を蒔いて咲いたと言われるのが桜で、古くから日本人に親しまれてきました。橘は常緑の葉が永遠を象徴する縁起の良い木です。 雛壇に桃の花が飾られるのは、上巳(旧暦三月最初の巳の日)のころに咲く花であり、安産や強い生命力の象徴とされいることにちなみます。中国では桃の実を不老長寿の仙薬とする伝説もあり、さらに魔を祓う力もあるとされています。ちなみに昔々の桃太郎の話は老夫婦が桃を食べて若返り、子供を授かるというお話でした。 ところで、お雛様を飾る際、左右の位置で迷われることが多いと聞きますが、古式では「左上座」の伝統から向かって右側に男雛が座るのが慣わしです。しかし、現在の一般的な雛飾りでは、結婚式の新郎新婦と同じく、男雛が向かって左、女雛は向かって右側に座っていることが多いようです。 もともとは「天子南面」と言われますように、天子は南に向いて座り、日の出の方角(東、天子の左手側、向かって右)が上座で、日没の方向(西、天子の右手側、向かって左)が下座となるため、男雛の右手側に女雛を置くのが古来からの伝統です。 しかし、国際儀礼(プロトコール)では原則として右上位(向かって左側が上位)であるため、現在のような向かって左側に男雛を置くスタイルが広がりました。ちなみに、現在の皇室も国際儀礼を範としており、一般参賀などでは天皇陛下が向かって左側、皇后陛下が向かって右側にお立ちになります。 しかし、古式に則り男雛を向かって右に置くのか、現代風に左側に置くのかは好みでどちらでも構わないそうです。 |

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