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チュニジアに端を発する中東での民主化の嵐は瞬く間に広がり、エジプトでもムバラク大統領が失脚する事態に陥ったことは周知のとおり。 一方、中東の狂犬とも呼ばれたカダフィ大佐は…?というと流石に狂犬と呼ばれるだけのことはあるのか、市民に向かって空爆を仕掛けてみたりと、なかなか一筋縄ではいかないようだ。 北アフリカの油田地帯に位置するリビアには油田で働くイギリス人をはじめとする外国人も多数が生活しており、日本ではあまり報道されていないようだが、避難に当たって各国ともかなりの苦労をしたようだ。 日本人の方の脱出もかなりの苦労を要したようだ。 勝手にリンクをはらせていただいたのだが、たいへんなご苦労を経験されたようだ。 エジプトでの暴動にあたり取り残された自国民救出を実施するに当たり、某国の総理大臣が、勝手に入国した人間を救出するのに政府専用機を使用する必要はない、ダボスが大事だ、というような暴言を吐いたという記事を読むにつけ、自国民保護をないがしろにするこの国の政治家の発想には、毎回のことながら落胆させられる。自己責任を持ち出すのもよいが、日本国内で雇用者を吸収しきれない現在、多くの国民が海外に出て外貨を稼がざるをえない、これからはますますこのような領事業務の重要性を認識してもらいたいものだ。都合のよいときのみ、自己責任を強調するのはいい加減にして欲しいものである。 話がそれてしまったが、トリポリのような都心部で生活していた外国人は、比較的はやい時期(ビジネスフライトがキャンセルになる前…)に出国というアクションを決断できたために、対応できた方々も多いようだ。また、多少アクションが遅れてもチャーター便を利用できた方も多いようだ。(日本政府は派遣しなかったために、他国の臨時便に同乗された方も多いようだ。) いずれにせよ、反政府側/政府側の道路封鎖に巻き込まれることなく空港までたどり着けた方は、ラッキーだった。 しかし、内陸部に取り残された外国人にとってはつらい現地に残るというつらい選択しか残されていなかったようだ。 かなりの数に上ったこのような自国民の油田作業員を救出するために、軍事オペレーションさながらの作戦を敢行した国もあるようだ。 British and German military planes swooped into Libya's desert, rescuing hundreds of oil workers and civilians stranded at remote sites, as thousands of other foreigners are still stuck in Tripoli by bad weather and red tape. The secret military missions into the turbulent North Africa country signal the readiness of Western nations to disregard Libya's territorial integrity when it comes to the safety of their citizens. Three British Royal Air Force planes plucked 150 stranded civilians from multiple locations in the eastern Libyan desert before flying them to Malta on Sunday, the British Defense Ministry said... 'Bang Bang' Some of those rescued described the moment the Hercules was shot at, forcing it to abandon a landing. One British oil worker said: "The aircraft took two hits on the right hand side of the fuselage, you just heard 'bang bang' as the rounds actually struck." Another said after failing to land at two blocked off fields, the Hercules was trying again at a third when the firing started, forcing them to abort. The Ministry of Defence confirmed that one of its C130 aircraft appeared to have suffered "minor damage consistent with small arms fire", adding that "there were no injuries to passengers or crew and the aircraft returned safely to Malta". イギリス政府は、自国民救出のために空軍の輸送機と陸軍の特殊部隊(有名なSAS)を派遣したそうである。内陸部の油田地帯への派遣にあたり、現政権/反政府勢力いずれの協力も得ていないそうなので実質的には、軍事作戦といっても差し支えないのではないだろうか。軍事侵攻だ、と騒ぎ出す御仁もおられるかもしれない。 わが国の政府がそこまで自国民のことを考えて動いてくれるであろうか?おそらく、答えは、『ノー』。 そこまでのリスクをとって判断する担当者はいない。政治家も首を縦に振ることはない。 というわけで、海外で生活する際には、万一の際の脱出手段も含めて、自分で手配しておくことが必要である、というお話である。 写真は、先日のカタールはドーハで見かけたイギリス軍のC130J輸送機。旧式化したC130K1を置き換え中の機体である。使用されたのは、この機体だろうか…? リンクを貼り付けた、BBCの動画を見ると、エンジンを停止させずにあわただしく乗客を機内に載せていく様子など、平時とは違う緊迫感が漂っているように感じるのは風だけであろうか。
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毎年頭が変わる政権にはとても期待できない行動ですね。
自己保身ばかり政治屋には日本でも反政府デモでも起こしたいぐらいです。
ダボス帰りはには予備機も同行していたはずなのでこれを振り向けるというような発想は無かったのでしょうかね。
ところでそちらの情勢は?
2011/3/3(木) 午前 7:11 [ qf1*4j ]
航空浪人さん、こんばんは、
たしかに、責任感喪失の現政権にはなにも期待できません。
そして、自分の立場を守ることに汲々としている外交官の皆様にもなにも期待できないのかもしれません。
2011/3/5(土) 午後 11:47
なるほど。
2011/3/6(日) 午前 4:38