風のドバイ絵日記

砂漠に冬が到来!撮影にはベストシーズンですよ!

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 ドバイエアショー、まだ引っ張ります。(笑

 日本のFXが、ロッキード/ボーイングとユーロファイターによる三つ巴の戦いとなっているのはご存知のとおりだが、ここUAEでも、一世代前の主力機であるダッソーミラージュ2000の置き換えを巡り、様々な思惑が交錯している。アメリカフランスを対等に両睨みする戦略からF16E/Fとともに主力を成す戦闘機はフランス製のラファールが有力であるとは永らく観測されてきた。しかしながら、どうも話し合いがうまく進んでいないようでボーイングのスーパーホーネットとユーロファイター擁するBAEにもRFI(Request For Information)を出したとの観測が流れている。また、BAEは、ショー当日にUAE政府からの引き合いについて、公式発表している。

 そのせいなのか偶然なのか、BAEもダッソーも実機を持ち込み派手なPR合戦を繰り広げた。両機とも、デモフライトは連日におよびその性能アピールに余念がなかったようだ。

イメージ 1
 目の前を転がっていく、ユーロファイター。
 BAEはイギリス空軍現役のFGR4を持ち込むほどの気合の入れよう

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 全開で上昇。

イメージ 3
 ロークライムから一気にハイクライムへ…

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 背面飛行はお約束。

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 こちらも最近はお約束となった、コブラ…

 ユーロファイターの本気度に対抗するように、ダッソーもフランス空軍現役機を持ち込む。

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 背面飛行

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 コブラ

 下から見ているかぎり、似たもの同志の似たような飛行機にしか見えない。たしかに、どりらもカナードを持つダブルデルタ構造のどちらかというと軽量戦闘機。米軍のF15や大型化したスーパーホーネットなどの重量級戦闘機と比較すると威圧感には欠ける。派手なジェットサウンドであり、爆音浴には違いないが、F404やF414といった騒音で名をなすような(笑)ジェットエンジンを搭載するFA18の機動飛行のような超のつく爆音浴にはならない。

 なお、このPR合戦の行方であるが、最終的にはラファールに落ち着くのではないかと見ている。長年にわたるフランスとの関係や現在も享受しているフランスからの軍事支援を睨むとフランスとの関係はなかなか捨てがたいものがあると想像される。しかし、ダッソー社にとっては、その道のりは平坦ではなさそうである。下に引用するような記事も、エアショー期間中にリリースされており、UAE側はダッソーからの更なる譲歩を引き出す作戦に出ているのではないか、と推測する。


"Regrettably Dassault seems unaware that all the diplomatic and political will in the world cannot overcome uncompetitive and unworkable commercial terms," he said.

彼によると、残念ながらダッソー社は外交努力ならびに政治的な意思だけで競争力にかける役に立たない提案をごまかすことは出来ないということが理解できていないようだ。
    

 彼とは、空軍の高官であるが、フランスが得意とする政府を挙げてのサルコジ大統領によるトップセールスの事を指し示している。それにしても、辛らつな表現だ…(笑


The United Arab Emirates has pressed for the aircraft's engines to be upgraded with extra thrust and for better radar, industry sources have said, but Palomeros said UAE officials are satisfied with the plane.

The UAE's former air force chief, Major General Khaled al-Buainnain, said this week he believed deal negotiations were more about the cost of the aircraft rather than technical details.

"There's no required enhancements," al-Buainnain said on Saturday. "The UAE has always special requirements. I think the enhancement issue is over, the issue is now financial and contractual. This is a massive project that needs deliberate study."

    

 下の引用記事にはより詳しく記述されているが、どうもコマーシャルの条件闘争に入っているフシが見受けられる。落しどころがどこなのかはもちろん外からは見えないが、成り行きには注視したい。

 わが国のF-Xも、恐らくロッキードマーチンのF35に決まるのであろう。しかし、今回はかつてのケースと違い、売り手のほうにかなりの弱みがある。(日本側有利、特にロッキードマーチンにとって…)
 最有力のラファールを持ちながらもビジネスと割り切った上で、譲歩を引き出そうとするアラブの商人さながら交渉術(まったくのアラブの商人ですが…)、わが国も見習うべきではないかと考える。最終的にはアメリカしかないとしても、相手のさらなる妥協を得るために、現在のJSFのおかれた混沌はわが国にとってはまさに千載一遇の追い風のはずだが…
 このあたりをうまく捕まえて安く手に入れたり、代案を提示させるなどの方法を考えてみるのも非常に面白いと思うのだが。
 でも、できないんだろうなあ…

追伸、確認不足でアップしてしまいました。誤字の修正、文章の訂正と写真の差し替えを行っております。申しわけありません。

閉じる コメント(2)

風来坊さん、こんにちは!
UAEでも主力戦闘機の選定真っ最中だったのですね。
昔からの流れからしますと普通にダッソーで決定しそうですが、色々な思惑と駆け引きがあるのは戦闘機界の常でしょうか。
全く関係がないのですが、リンク先のアラビアンビジネス内の記事にあります、クウェート国際空港の新ターミナル構想を初めて知りましたが、建物のデザインがすごく中東らしい斬新さで素敵ですね!

ありがとうございました。

2011/11/21(月) 午後 2:55 [ ATC Lasham-EGHL ]

ATCさん、こんにちは、
拙速な投稿をしてしまい、なんともお見苦しい文章と写真構成でした。ないよう訂正の上、再度アップさせていただきました。
クウェートの新ターミナルですが、今後10年でのクウェート政府にとって最重要のインフラ投資とするべく検討中のようです。さて、どうなりますことやら…

2011/11/21(月) 午後 4:03 風来坊


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