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引き続き、ドバイエアショーから…。今しばらく続きます。 今回のドバイ、たびたび記してきたようにUSMOD(アメリカ国防省)も出展を行っており、アメリカ企業の中東地区における受注の後押しを図っていた。(英仏伊なども同様であるが) ボーイングが受注を狙いF15E改良型のSIMULATORを持ち込んでいたことは、↓の記事にてアップしている。レトロなF15に最新のアビオニクスを追加することでその性能を維持しようという試みだ。 複座のF15EのSIMULATOR。第五世代戦闘機のひとつの特徴でもある、ユーザーフレンドリーなタッチパネル式のディスプレイを装備している。 それはともかくとして、地上展示としてアメリカ空軍が持ち込んだのが、83-0024のレジスターを持つ 第18飛行団第44戦闘飛行隊所属のF15C。ZZのテールマークが示すように沖縄/嘉手納基地所属の機体である。嘉手納基地の機体も含めて、アメリカ空軍が世界中で航空機を展開していることの象徴でもあろうか。嘉手納の所属機も含めて、イラクアフガニスタンへの戦闘行動にも加わっているのだろう。 とはいっても、パイロットも機付きの整備員もかなりのリラックスモードだ…(笑 残念ながら、この機体、飛行展示を行うことはなく、飛行展示に表れたのはこちらのストライクイーグル。SJのテールマークを持つ、アメリカ本土のセイモアジョンソン基地所属第4戦闘飛行団第336戦闘飛行隊所属のF15Eストライクイーグルであった。 アフターバーナー全快にての迫力の離陸。 ロークライムからハイクライムへと移行 展示飛行慣れしているのであろう。手馴れたもの、といったところか… さて、話は変わり、3日前のFlightGlobalの記事を転載させていただく。 F22ラプター戦闘機の調達打ち切りを決定する際の米軍の基本的なスタンスは、現有イーグルに対するラプターの不足分はF35JSFにより置き換える、とするものであった。ところが、F35の進捗は遅れに遅れており、いよいよ座視しているわけには行かなくなってきた、ともいえるのかもしれない。 Boeing has launched a four-year structural analysis of the US Air Force F-15 fleet, with the aim of doubling to quadrupling the service lives of the two major variants. The USAF has also revealed new interest in critical avionics and mission system upgrades for the 40-year-old airframe, as it seeks to keep at least some of its 414 F-15C/D fighters and F-15E fighter/bombers flying for decades to come. A USAF F-15C fighter has already entered a four-year fatigue test cycle at Boeing's factory in St Louis, Missouri, said Brad Jones, the company's director of F-15 development programmes. It will be joined soon by an F-15E Strike Eagle. Boeing's tests will determine if the service life of the F-15C/D can be extended from 9,000h to 18,000h, Jones said. The service life of the F-15E was originally set at 8,000h but could potentially be raised to 32,000h after the tests are complete. The USAF is also considering a significant capability upgrade for the entire F-15 fleet. The aircraft now rely on three ageing systems for self-defence - the ALR-56C radar warning receiver, ALQ-135 jammer and ALE-45 countermeasures dispenser. On 20 November, the USAF issued a "sources sought" notice for a digital electronic warfare system. ボーイングは、F15の2タイプの主要派生型機のサービスライフを2倍から4倍に引き伸ばす目的で同機の4年間に渡る構造解析に入った。 また、アメリカ空軍は414機に登るF15をさらに10年は少なくとも飛ばす必要性に駆られていることから、40年選手となるF15に対する抜本的なアビオニクスならびにミッションシステムの改修に興味を示している。 F15Cについては、すでに、セントルイスのボーイング社にて、4年間にわたる試験に入っているが、、F15Eについても同様の試験に入ることが、ボーイング社により、表明された。 このテストにより、F15Cのサービスライフを8,000時間から16,000時間にまたF15Eについては8,000時間から32,000時間に延長できるかどうかが明確になるはずである。 アメリカ空軍は、すべてのF15について抜本的な改修を行うことも考えている。現在、同機は3種の老朽化した自己防衛システム(ALR-56C-レーダー波感知器、ALQ-135-電波妨害器、ALE-45-対応策射出器)を搭載しており、これらの改修を目指すものである。11月20日に米空軍はデジタル式の電子戦システムに関する引き合いを出したという。 まあ、以上のような内容なのですが、元々アメリカ空軍は、レガシー機と呼ばれるF15やF16については出来る限り早い段階で、JSFと置き換えていくことを表明しており、それに基づくF35の調達計画ではなかったでしょうか。 Preserving and upgrading the F-15 fleet would mark a sharp departure in USAF plans. Less than two years ago, Lockheed Martin officials talked openly of replacing the F-15E with the F-35A Lightning II. F15フリートの改修および現役での使用はアメリカ空軍の計画の抜本的な変更を促す可能性がある。2年前ロッキードマーチンははばかることなく、F35がF15Eを置き換えていくと、公言していたのだから… 記事の最後を締めくくる、引用させていただいたフレーズが、アメリカ軍の苦悩の深さを象徴しているようにも見える。 わが国のFXであるが、経年劣化が激しいF4戦闘機の置き換えを目指しており、アメリカ軍のF15フリート以上に早い時期での置き換えが課題であるはず。本家本元ですら、その開発の遅れに対する対策をとり始めている昨今、そんな戦闘機を買い急ぐことが本当に得策なのだろうか。大いに疑問に感じる。
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ドバイエアショー
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やっぱり、イーグルはABとベイパーが似合います!!☆
・・・米軍でも機材老朽化の対処に頭を抱えてたのですね(^^;
2011/11/27(日) 午前 2:07
風来坊さん、こんにちは!
世界中に展開しているアメリカ空軍でもZZテイルのF-15がドバイに駐機していましたら、やはり不思議な感じですね。
また、F-35の遅れはアメリカ空軍の機材更新計画にも影響を及ぼしていたのですね。
民間機でも遅れに遅れたあの機体で、裏では各カスタマーと色々な駆け引きがあった様ですが、やはり軍用機は勝手が違いますよね。
ありがとうございました。☆
2011/11/27(日) 午後 4:41 [ ATC Lasham-EGHL ]
ゆかりんさん、こんばんは、
コメント&ぽち、ありがとうございます。
財政難にあえいでいるのは、わが国だけではないようで、
次なる一手に向けた次の動きに興味がわいてきます。
2011/11/28(月) 午後 7:16
ATCさん、こんばんは、
世界中のテールコードの航空機が集まってきており、不思議でもなんでもないのですが、ZZのテールコードだけは特別な印象です。(笑
あまりに見慣れた機体をを遠く中東の地で見ると流石に驚きます。
2011/11/28(月) 午後 7:22