風のドバイ絵日記

砂漠に冬が到来!撮影にはベストシーズンですよ!

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 航空機ファンとしては、あまり見たくない、聞きたくないニュースが飛び込んできた。
 韓国のアシアナ航空機が、サンフランシスコで事故を起こし、死傷者がでた、という。

 このブログを覗いてくださる方にはいささか失礼な質問かもしれないが、『クリティカルイレブンミニッツ』というタームをご存知だろうか?正確には、『Critical Eleven Minutes』。日本語で言えば、危険な11分間、とでも訳せばよいだろうか。過去の航空機事故を統計的に処理すると、航空機事故の多くが、離陸時の4分間プラス着陸時の7分間、合わせて11分間の間に発生していることからこのように呼ばれているそうだ。
 今回のアシアナ機の事故もまさにこれに該当する事案といえるだろう。
 訓練中の副操縦士が操縦していたとか、機体には故障はなかったのだとかいろいろな情報が錯綜しているが、事故原因が正確に究明され、今後の空の安全に活かしていけるような対策が採られることを切望したい。

 ところで、今回の件、いろいろと報道されているが、面白い切り口のニュースを見つけたので紹介してみたい。Web版の"Flight Global"詩の記事を引用させていただく。Registerしないとアクセスできない箇所の記事なので、長くなるが全文貼り付けさせていただく。(文字制限のため、できませんでした。)
 記事の趣旨は、ボーイング社による機体強度の設計が適切になされていることが、今回の損傷度合いから証明された、というものだが、いくつか個人的に気になる記述があったので、その部分のみ、検証させていただきたい。

下記が、アドレス。ただし、登録されていない方は閲覧できない、思われます。
Boeing 777 structure performed as designed in Asiana crash

よって、下記に全文を。。。と、思ったのですが、字数制限を越えました。(苦笑
 よって、抜粋記事のみ

 この記事の最後から数えて3番目のフレーズに注目している。おそらく、この記事以外では目にしていない事実が記載されている。

The NTSB also has questioned the US Federal Aviation Administration about the approach patterns to Runway 28L since 1 June, when the airport deactivated a glidescope indicator that denied the crew the use of a stabilized approach. (事故調査委員会は、アメリカ航空当局に対して、6月1日以降、当該のアプローチ28Lでのグライドスロープインディケーター運用が停止され、航空機が"Stabilized Approach"を実施できない状況となっていた、ことに対する見解を求めている。

 Glideslope Indicatorの誤植と思われるが、これは、航空機がアプローチする際にの着陸進入角度ビジュアルにパイロットに伝えるための空港側からの補助装置のことである。ご存知の方も多いと思うが、この装置が作動している限りは相当に楽なアプローチができるはずである。もちろん、この後のフレーズでNTSBの担当官も繰り返しているが、作動していなかったからといって、天候が許す限りは、問題なく着陸できるはずであるし、着陸させるだけの技量をパイロットは身につけているべきである、とは、風も考える。
 予断になるが、かつて勤務したことがある、某後発開発途上国の航空会社について、普段時代遅れの機材が整っていない空港での離着陸を日常的に繰り返しているのでパイロットの腕は間違いない、という話が頭をよぎった。

 しかし、なぜ、運用されていなかったのか?また、運用されていなかったことが、大きく報道されていないのはなぜだろうか?ただ単に、世論が勝手な方向に進むのを恐れて情報を抑えているだけで、今後、確定的な事故原因がわかった段階でまとめて情報開示されるのであれば、問題ないとは考えるが、この件に関しては、しっかりと記録しておきたいと考える次第だ。この、グライドスロープインディケーターが動作していなかったことが事故原因の大きな部分を締めているような気がしている、故。

 もう一点、この記事によると、燃料タンクに損傷は見られず、そのため大きな火災にあわずにすんだ。これは、設計思想のおかげである、とまるでボーイング社の広告かと思いたくなるような記述が見られるが、果たしてそれだけでよいのだろうか?
 実際、衝撃を受けた尾部はともかくとして、前部胴体の屋根がまったく焼け落ちてしまった無残な姿をさらしたトリプルセブンには胸が痛むばかりでなく、少し腑に落ちないところを感じる。少なくとも、大きな火災を発症しなかった、とは思えないのだが。ボーイング社の技術陣は、本当にそのように考えているのだろうか??
 雑誌の性格上、ボーイング社の意向を踏まえた記事かもしれない、とも感じした次第である。

 追記、上部が特に燃えているのは、機体上部には、緊急時用の酸素の配管が集中しており、今回、その配管に酸素が送られ続けたことによるのではなかろうか?という記事をどこかで見かけたことを記述しておく。酸素が遮断されていれば、ここまで燃え広がらなかった可能性もある…。

イメージ 1

 アシアナ航空は、中東には就航していないが、写真は昨年末に、出張先のシンガポールにて、プチ出撃した際に収めた、アシアナのボーイング777-200型機である。

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