風のドバイ絵日記

砂漠に冬が到来!撮影にはベストシーズンですよ!

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 シリーズ全体で377機を製造するに至った機種を悲運というのも少し大げさすぎる気もするが、同時期に製造されたA330シリーズの受注がいまだに途切れていないことや、海の向こうのライバルトリプルセブンが1000機以上の受注を誇るなど、いまひとつ精彩を書いた飛行機であったことは間違いない。
 双発機の洋上飛行のための概念、ETOPSが飛躍的に改善される時期と重なったのみならず本来ならば、対抗馬となるはずのボーイング747の改良に出遅れたことも不運のひとつかもしれない。

 シリーズでは最多セールスを誇った、A340-300についても、洋上飛行でのメリットを享受できなくなった今となっては各航空会社の主力機の座を更新に譲りつつあるようだ。かつて、エミレーツの日本線でも活躍したA343も退役が進み、今この時点で飛び続けているのは、下記の2機を含む4機のみ。大量発注された、ボーイング777-300ER/200LR機に取って代わられようとしている。

イメージ 1
 A6-ERRは、最後のご奉公中。

イメージ 2
 A6-ERNも同様。リーマンショック以前は、中部国際空港にもよく顔を見せていた機体。

 いずれにせよ比較的機齢の若い機材だけに、製造元のエアバス自身がその処遇に頭を悩ませていることを思わせる記事を見つけてきた。


 見出しでは、A340-600となっているが、記事を読むとどうもそれだけではないようだ。エンジンの換装も含めた総合的な提案を行いますよ!ということらしい。

Airbus and Rolls-Royce aim to boost the market appeal of the A340-600 with reconfiguration and support initiatives that address operating costs.(エアバスとロールスロイスによると、A340-600のマーケットへの訴えを構造変更や運用コスト削減のための主体的な援助を与えることにより強めていく意図を明確にした。)

The plan was unveiled in London on 4 December to an audience of over 100 delegates, who included bankers, appraisers, brokers, financiers and lessors.(計画は、銀行家/鑑定士/転売業者/投資家あるいはリース業者など100以上の関連団体からの出席者を前に、12月4日に公表された。)

"The meeting was to demonstrate Airbus, Rolls-Royce and CFM’s joint common commitment to the A340 programme," says Andreas Hermann, vice-president of freighters and A340 asset management at Airbus. "The key message is that it is not only one party, it’s all three parties who are very committed to the A340 programme."(エアバス社、貨物機およびA340資産管理担当副社長のアンドレアスへルマンによると、『ミーティングはエアバスならびにロールスロイス/CFMによるA340プログラムに対する確約を保証することを目的としており、主要点は、3社が共同してその責任を果たすこと確約したものである。』

Airbus has delivered a total of 377 A340s, including 246 CFM56-powered A340-200/300s and 131 R-R Trent 500 powered -500/600s. It is currently remarketing 16 A340s, including seven -300s, four -500s and five -600s, says Hermann. "For quite a few of these we have a solution to be announced sometime soon," he adds.(エアバス社は、合計377機のA340型機を引き渡したが、その内訳はCFM56エンジン装着の200/300型機が246機、ロールスロイストレント500装着の500/600型機が131機となっている。現在、16機のA340についての再市場化の調査を行っているところであるが、このうちのいくつかについては早い段階で、その詳細につきお知らせできるであろう、というのが、エアバス社の見解である。)

Airbus acknowledges that the A340-600 burns 12% more fuel than the similarly sized Boeing 777-300ER, but it claims the four-engined aircraft can be competitive thanks to its lower ownership costs, which it claims averages $850,000 per month, and by tackling engine maintenance costs. Central to the latter is a pledge by R-R to bring maintenance costs for an A340’s four Trent 500s in line with those of a pair of General Electric GE90-115Bs, which power the 777-300ER.(エアバスは、A340-600型機は、同等機であるボーイング社777-300ER型機と比較した場合、約12%燃料効率が劣ることを認識している。しかしながら、4発機はその低い所有コストにより、十分に競争力が確保ができるものと信じるにたる事実もある。トレントエンジンの製造者であるロールスロイスによると、777-300ER型機のGE90-115Bと比較した場合に、月額約85万US$(約8,500万円)のコストセーブができるというものである。)

A presentation given by Airbus at the conference included a slide about engine manufacturer support for the Trent 500 which stated: "Four engines for the price of two (four Trent 500 = two GE90-115)".(エアバス社により提示されたプレゼンスライドには、4機のトレントと2機のGE90-115Bを比較がきさいされている。)

    

 事実関係についてはなんともいえないものがあるが、少なくとも、A340の転売にてこずっている様子が見て取れる。ご存知のように、シンガポール航空の20時間におよぶ超長距離路線の廃止に伴い、A340-500型機がリリースされることとなっており、それらも踏まえた上での対応が必要ということなのかもしれない。

 このトレント搭載のA340-500型機は、ボーイング777-200LR型機が初飛行するまでは、最長航続距離を誇った機材で、16,000km超の航続距離を誇る。製造は、わずか34機にとどまったのだが、シンガポール航空のほか、タイ国際航空/エティハッド航空とエミレーツ航空がその運用を行っている。

 エミレーツ航空には、2003年以来合計9機がデリバリーされ、全機が引き続き運用を続けている。ただし、ほぼ、能力的にバッティングするボーイングの777-200LR型機の受領開始となった2007年以降、南米各国への超長距離路線はB777-200LR型機の独壇場となっており、超長距離機であるA345がドバイ〜ドーハ間で充当されるなど、近年の活躍はその能力に応じたものとはなっていないことから、その去就に注目する必要があるのではないか??と睨んでいるのだが。。。

イメージ 3
 A6-ERI。この日は、EK844便に充当されていた。(ドーハからの到着)
 16,000km以上の航続距離を誇る機体の本日の飛行距離は、わずかに450km。なお、エミレーツ航空のドーハ線は、その日いったん充当されるとその1機が一日中往復を繰り返すというまるでLCCさながらの運用が行われている。

イメージ 4
 A6-ERN。EK854便は、クウェイトからの到着。これも1,000km弱の飛行。

イメージ 5
 A6-ERE。また別の日のEK844。どうもドーハ線への投入が多いような気がする…。

 先日、記事にしたクウェイト航空と同じ頃に飛ばしていたA300/A310はとっくのむかしに取り替えたのだが、更なる取替えにかかるエミレーツ航空。
 需要の急増で資金繰りが改善、その結果、新たな機材を導入する財務余力がでてくる、その結果、更なる乗客の増加、という好転が続いているものともいえる。この際、忘れてはならないのは、政府の全面支援ということがるだろう。話がそれてしまった。

 今後、ボーイング777とエアバスA380に機材が収束していくものと思われるが、もう少し小型の機材を持たなくてもよいのだろうか?同様の政策を取り続ける湾岸御三家の動向からは、やはり目を話せない状況が続きそうだ。

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風来坊さん、こんばんは
エミレーツ航空のA340-500が近距離便で運用される事が多い現状には驚きです。尚且つシャトル便運用のようなパターンはフリート末期である事も感じてしまいました。
A340シリーズは中古機市場でもほとんど動向がない事が気がかりですね。
興味深い記事をありがとうございました。ナイス!☆

2013/12/12(木) 午前 1:28 [ ATC Lasham-EGHL ]

ATCさん、こんばんは、
いつも、ありがとうございます。
本日、別の記事をアップしましたが、経済性ゆえに、早期退役の方針に変更はないようです。また、売却先が見つかっていないことも事実のようです。下手をするとこのまま、全機スクラップなどという事態もありえるかもしれません。
ナイスまでいただき、ありがとうございます。

2013/12/14(土) 午後 8:32 風来坊

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