風のドバイ絵日記

砂漠に冬が到来!撮影にはベストシーズンですよ!

全体表示

[ リスト ]

 ドバイにアプローチしてくる、サウジアラビアからのサウジエアラインのフライト。

イメージ 1
 スカイチームカラーをまとった、HZ-AKA。

イメージ 2
 HZ-AQIは、エアバスA330。

イメージ 3
 エアバスA320は、HZ-AS32。

 こうしてみると、中東諸国のエアライン全般に言えることだが、アメリカ製とヨーロッパ製の機体をうまくというか適当に(失礼、適切に)使い分けていることがわかる。カタールしかり、当地のエミレーツしかり。。
 そのサウジだが、当地UAEの新聞紙上をにぎわせているサウジアラビア人女性がいる。下記に、引用した記事だ。UAE在住のサウジアラビア人女性らしいのだが、帰省中にリアド(サウジの首都)で車を運転している模様をソーシャルメディア上に掲載した由。詳細につき、興味がある方は、下記を参照いただきたく。


 A Saudi woman has posted a video clip of her driving a car in the capital Riyadh on Monday evening in support of an activist who was questioned for insisting on driving into the kingdom in defiance of a ban.(サウジ人の女性が去る月曜日の夜、サウジアラビアの首都リアドで彼女自身が運転している模様をビデオクリップとして投稿した。これは、規制に抵抗する活動家集団の支援によるものである。)

“I am driving my car for the second time in support of Loujain Hathloul and her friend Maysaa Al Amoudi,” the woman who introduced herself as Umm Abdul Mohsen, said.

“They are detained over a ridiculous accusation and they cannot enter their country using their own cars. There is no law that bans them from entering their country,” she said in the short clip posted on social networks.(彼女の投稿によると、『われわれは、きわめてばかげた罪状で彼女たちの母国への国境線を越えることが認められなかった。そもそもわれわれの越境を規制する法律は存在しないはずなのに…』

Loujain was questioned by the Saudi police at the border point with the UAE after she insisted on driving into the kingdom.(彼女は、UAEからサウジへの国境で彼女での運転で入国すると主張したところ、サウジの警察当局者による尋問を受けることとなった。)

The activist argued that she had a valid UAE driving licence that allowed her to drive in any of the six Gulf Cooperation Council (GCC) countries.(活動家たちは、彼女は有効なUAEの運転免許証を保有しており、これはGCC諸国では有効であるはずであるとの論点で問答したが聞き入れられることはなかった。)

    

 なお、この背景として、一点追記しておかなければならないのは、中東湾岸のアラブ諸国、サウジアラビア/カタール/バーレーン/クウェート/オマーンおよびアラブ首長国連邦は緩やかな連邦制を構成しており、域内での通関/運転免許証などをお互いに認め合っている。すなわち、今回のケース、UAEの運転免許証はサウジアラビアでも有効である、はずである。なお、風も湾岸6カ国(具体的には、オマーン/バーレーン/カタールだけだが・・・)では、UAEの運転免許証を用いて、自ら運転している。

 話を元に戻す。イスラム教に大きく分けて『スンニ派』と『シーア派』があることは日本の最近の報道でもよく見かけるので、ある程度ご理解いただけると思う。ちなみに、GCC構成国いわゆる湾岸6カ国では、一部を除いて基本的には『スンニ派』が優勢である。その割りには、戒律の厳しい国(サウジとかクウェート)とそれほどでもない国(UAEやオマーン)ががまだら模様を描いている。このなぞを解くには、スンニ派のなかでも宗派が分かれていることを理解する必要がある。
 スンニー派は、ハナフィー/シャフィー/マリキーとハンバリの4つの大きな法学派(宗派)に分けることができる。このうち、先の3宗派(ハナフィー/シャフィー/マリキー)は、世俗と折り合いをつけつつ歩んできた歴史があり、比較的寛容ともいえる規律を維持してきている。一方、最後のハンバリは、基本的には『コーラン』を絶対視するグループで禁欲的なまでに原理を重視するグループである。一部報道によると、イスラム教原理主義過激派の9割以上がこのハンバリ学派のイスラム教信者を母体とするグループであると言われている。
 アラブ首長国連邦のアブダビ首長国を治めるナヤーン家、ドバイ首長国を治めるマクトウム家はマリキー学派の信徒である。一方、サウジアラビアのサウド家はハンバリ学派のワッハーブ派の信徒である。UAEは、比較的緩く、サウジでは厳しい、という理由の一端を垣間見るような気がする。
 要するに、同じイスラム教を信奉しつつも、国によってその雰囲気に多少の違いが生じている理由のひとつがここに行きつくということである。というわけで、サウジアラビアという国は、非常に厳しい戒律を強いるイスラム教の一派を国教としており、飲酒であるとか女性の人権に対して、ムハンマドの時代そのままの感覚が適用されており、現代には通じにくい教義が温存されている。その関係でこのような悲劇が生じてくるものと考えられる。さらに、サウド家のサウジアラビアと呼ばれるとおり、国家予算とはいいながらもサウド家の家計と国家予算に区別がつかないとも言われており、そもそも選挙権なんてあってないような状況なので、選挙権について話すのはせん無い話なのかもしれないが…。しかし、オイルリッチな国、国民には数々の無償の施しがなされており、サウジアラビアの国民であれば、すべては国の高級官僚となり、十分な生活が保障されている。そのためアラブの春のような事象が起こらなかったし、今後も現在の石油収入が継続される限りは、そのような革命が起きる可能性はきわめて低い、ということは抑えておく必要があるだろう。

 また脱線したが、話を元に戻す。
 このように非常に厳しい戒律を適用しているサウジアラビアであるが、王族がこの厳しい戒律を厳守しているか?というと実はそうではない。運転ひとつをとっても王族の女性は自ら運転したりするそうである。その原理は、その女性の生まれてきてからの態度を見るかぎり男性的な部分が多く、従って、『男性と認められる』、との法学者の意見をつけた上で、合法化するそうだ。 → えっ???
 また、サウジの王族が飲酒をする様子は当ブログでも紹介したことがあると思うが、彼らはスコッチウィスキーをこよなく愛する。(人が多い…)
 その理由は、コーランが禁止しているのは、ぶどうからできたアルコールであって、麦からできたアルコールであるビールとウィスキーは、コーランでは禁じられていないというものだそうだ。 → えっ???
 イスラム教では、売買春は、厳しく禁じられている。ご存知の方も多いと思うが、アラブの方々(だけでもないか???)がよく利用されるエスコートクラブなる存在がある。ロンドンでもよく見かける。当地にも存在するのだが、経営しているのはイスラム教の宗教家である場合が少なくない。(えっ???)
 統計を持っているわけではないが、かなりの確率でそういうことになっているらしい。で、彼らによると、そこは『結婚あっせん所』なのだそうだ。彼らの解釈では、結婚90分、離婚慰謝料100ポンド、という事だ。イスラム教では、離婚に対しては、厳しい制約が課されており、離婚のための条件を結婚当初から契約する。(契約社会なので…)
 家族関係等でできるかぎり離婚を防ぎたい場合には、抑止策として離婚条件としての慰謝料を当初から高額に設定しておく、などということをするらしいのだが、この応用である、とのことだ。なお、イスラム教では、4人までと結婚できるので、売春のために妻は3人としておき、4人目の妻は時間性(笑)、ということもよくやっているようだ。。。→ えっ???

 以上、いくつか理論的には正しいような、詭弁のような事象を書き連ねてきたが、普通の感覚で考えるとやはりおかしい、というのが、普通の感覚かと思う。しかも、厳格な戒律を誇る『ハンバリ』学派の信徒にとっては、王家のこのような振る舞いが許されていいわけがない、と感じてもおかしくはないような気がする。オサマビンラディンのアルカイダは、サウジがオリジンであるが、サウジ王家のこのような腐りきった現状から、このような過激派が出てきても決しておかしくはないという意見もあるが、これらの状況を並べるとその意見もあながち間違ったものではないような気もしてくる。

閉じる コメント(2)

顔アイコン

>中東諸国事情解説ありがとうございます。
中東諸国は一言でいえば独裁政治ですから、法律はいくらでも勝手に作ったり解釈してるのでしょうね。

2014/12/6(土) 午前 7:16 [ qf1*4j ]

顔アイコン

返事、遅くなりました。すみません。
まあ、独裁政治であることは間違いありません。
その状況で、革命が起こるのか起こらないのかの
ボーダーラインというのが、市民への施しができているのか
できていないのか??
単純といえば単純ですが、ここに尽きるのかとも思います。

2014/12/14(日) 午前 1:55 風来坊


.
風来坊
風来坊
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログバナー

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事