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すでに関係各方面で流れているように、トリプルセブンの新型機、777Xがエミレーツ航空による150機の確定発注とともに正式ローンチされた。今回のドバイエアショーでの、エミレーツ航空の投資金額はUS$99B(約9兆9000億円)にも及ぶ途方もない設備投資を今後10年程度かけて行っていくこととなるようだ。 この発注金額、民間の航空会社の発注規模としては空前絶後のものだというから、オイルリッチな国家のフルサポートを受けているとはいえ、今後世界中の航空会社にとって大きな脅威となっていくことは間違いないであろう。内訳は、777Xを150機およびA380を50機。いずれの機材についても世界最大のオペレーターとなることは間違いない。 Emirates on Sunday placed its highest ever order for a total of 200 aircraft — a mix of Airbus and Boeing — at a combined valued of $99 billion in list prices, at a signing ceremony witnessed by His Highness Shaikh Mohammad Bin Rashid Al Maktoum, UAE Vice President and Prime Minister and Ruler of Dubai.(エミレーツ航空が合計200機にも及ぶ過去最大規模の確定発注を行った。その内訳は、ボーイングの新型777XおよびエアバスのA380からなり、さる11月17日にドバイ首長でもあるシェイクモハメッドビンラシッド殿下臨席の下、署名式典が行われた。) The order is split between 150 Boeing 777X aircraft (35 Boeing 777-8Xs and 115 Boeing 777-9Xs) in addition to options for 50 more planes, valued at $76 billion, and an additional 50 Airbus A380s valued at $23 billion.(発注は、150機のボーイング777X(-8X;35機/-9X;115機)ならびに50機の追加オプションを含み、約7兆6000億円および50機のエアバスA380、約2兆3000億円からなる。) Emirates said it is the “largest ever aircraft order in civil aviation and also its largest order announced at any event to date”.(エミレーツ航空によると、民間航空企業の発注としては過去最大のものである、という。) The agreement was signed at the Dubai Airshow by Shaikh Ahmad Bin Saeed Al Maktoum, Chairman and Chief Executive, Emirates Airline and Group, with Jim McNerney, Boeing Chairman, President and CEO, and Fabrice Brégier, Airbus’ President and CEO.(契約書は、エミレーツ航空グループのCEOシェイクアーマッドビンサイードアルマクトウム氏により、ボーイングならびにエアバスの両トップとの間でドバイエアショーにおいて締結された。) “The scale of today’s orders will help Emirates’ future growth,” Shaikh Ahmad said, adding that the demand for aviation services will continue to grow globally.(アーマッド氏によると、『本日の発注は、将来のエミレーツ航空の更なる発展を確かなものとするであろう。また今後の航空需要は将来にわたり増え続けるであろう』とのことである。 He further said that with deliveries of the 777X scheduled to start in 2020, “it will take us to 2025 and beyond — replacing aircraft due for retirement and providing the foundation for future growth”.(さらに、777Xのデリバリーは2020年より開始される予定とのことで、『2025年およびそれ以降、既存の機材を置き換えていくのみならず、更なる当社の将来の発展に向けた基盤となっていくことであろう。』 まあ、なんとも豪勢な話である。現在、ドバイを拠点としてアメリカ大陸/ヨーロッパ大陸とアジア諸国間の需要を満たしつつあり、日本の拠点をアメリカ大陸とアジア諸国のハブとすることによる発展を見込む日経航空会社にとっても大きな脅威となってくるであろう、ことは想像に難くない。 そんな、ドバイエアショーを覗いてきた。 サンケイ新聞でも紹介されていたが、今回のショーの目玉の一つでもあるエミレーツのA380が、UAE空軍のアクロバットチーム”AL FURSAN”と異機種編隊飛行を披露してくれた。 エミレーツ航空は、A380を展示。キャビンクルーが、機内へ案内してくれるのだが、こちらは、パス(笑 ボーイングのブースには、777-9Xの模型が展示されていた。 ちなみに、Advanced F15もシミュレーターともに展示されていたのだが、今回は素通り。。。 実機展示場から雲を・・・ この日、雲行きが怪しかったのだが、翌日には珍しく大雨に見舞われたのである。。。。 今回は、イギリス空軍の飛行チーム『RED ARROW』が飛行展示を・・・ 流石に手馴れたもので、その技量の高さを端々に見せつけてくれる。。。 そんなわけで、ドバイエアショーの写真の一部を…。なかなか時間が取れないのだが、少しずつ、写真を整理していくことしたい。
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今日から5日間の予定で中東地区最大の航空商談会でもあるドバイエアショーが幕を開けた。本来ならば、早速に臨場するつもりで準備していたのだが、最近はほんとうについておらず、明日以降にお預けとなってしまった…(涙 閑話休題。 かねてからの噂通りなのだが、最近、好調を維持するエアバスA350の対抗馬の本命とも言うべきボーイング777Xの正式ローンチが発表された。 エミレーツ航空は、150機。カタール航空は、50機。カタログ価格では、それぞれ7兆6千億円、1兆9千億円という破格の投資となる。中東湾岸諸国恐るべし、といったところだろうか。とにかくお買い物の桁が違っているような気がしてくる。 また、アブダビのエティハッド航空もボーイングのワイドボディー機(787と777Xのコンビネーションとなるらしいが、構成は未公表)を82機、締めて2兆5千2百億円なりのお買い物だそうだ。さらに、ドバイベースのLCCである、フライドバイも737-MAXと737-NGのコンビネーションを都合111機、締めて1兆4千億なりのお買い物であるとか。 詳しくは、上と下記をごらんいただきたく。 Big airlines place orders Emirates placed a $76-billion (Dh279.68 billion) order for 150 Boeing 777Xs while Qatar Airways signed a letter of intent for 50 Boeing 777-9X valued at over $19 billion (Dh69.7 billion). flydubai also ordered up to 100 Boeing 737MAX and 11 737NGs for $11.4 billion (Dh41.8 billion). Etihad places order Etihad announces $25.2 billion Boeing order for 82-wide body aircraft including 777x and 787s at the Dubai Airshow on Sunday. 現在のエミレーツ航空の主力機として君臨する、ボーイング777-300ER。A6-EGZ A6-EMLは、777-200ER A6-EMUは、777-300 いずれも比較的、早い時期に取得された機体。早い話が経年劣化が進みつつある。とはいうものの、7年から8年で機材更新を繰り返す、現在のエミレーツでは最も古いフリートのひとつとなっている。これらが、今度の新しく発注された機体で徐々に置き換えられていくものと思われる。 エミレーツ航空の興味深いところは、ドリームライナーには一度たりと興味を示していないところ。キャパシティー的に小さすぎるらしい。 そんな、エミレーツで最も小型の機体であるA330-200。A6-EAF。 本日の主役の一人である、フライドバイを後ろに控えさせてみたのだが… フライドバイのA6-FDC。フライドバイの第三号機。ただし、1号機/2号機はすでに、そのフリートには存在せず、最古参の機体である。でも就役は2008年。 A6-EDZ。引き続き増殖中の期待にあって、比較的新しい機体。就役、1年?! A7-ADVは、カタール航空の機体。ドバイ〜カタール間は、まるでバスのごとく運行中。毎時のフライトで、エミレーツはドバイへ、カタールはドーハへと、それぞれのハブに乗客を集めることに汲々とした戦略を展開中。 そして、今日、最後に飛び込んできたビッグニュースが、エミレーツ航空がさらに50機のA380を確定発注という話。エミレーツ航空は、都合140機のA380を飛ばすことになる。 とどまることを知らずに膨張を続ける湾岸諸国の航空合戦。今のところ、エミレーツ航空が数歩先を走っている、といった感じだろうか。 正直なところ、ドバイでの空港開発の先行分を最大限に享受している、という印象を受ける。 A6-EEKの380。すっかりドバイでの定番となった感がある。 |
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昨日、ドバイ国際空港における旅客数が急ピッチで増加していることをお伝えしたが、そんなドバイ首長国政府、市内から約50kmの砂漠に新空港を建設中である。そのうち、滑走路2本はすでに供用開始されており、最終的にはなんと6本の滑走路を計画しているというから驚くほかはない。 6本の滑走路を計画しているということからも想像できると思うが、その外周道路も延々と続いている。今年は、ドバイエアショーの開催年であるのだが、今年から新装オープンしたところの、そのAl Mactoum国際空港での開催となる。当然のことながら、チケットは手配済みで出撃するべく調整中であるが、場所の確認をかねて出かけるためにその外周道路を走っている時、ふと眼に入ってきたのが、この不思議な物体。 なんとなく、A380に見えたのだが、車輪はついていないし。。。。 世界で初めてのA380を模した完全自動の航空機火災対応用の全自動シュミレーターであるらしい。下記のリンクを参照。 世界最大のA380フリートを抱えるエミレーツ航空の拠点となるであろう事からの措置と想像されるが、間近で見れば相当に大掛かりな装置であろうことが容易に想像される。
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中東の航空ハブ、ドバイ国際空港の2013年1〜9月の利用客数が前年同期比16%増の4937万人に達した。通年予測の6540万人(13%増)を上回る勢い。国際線に限れば12年に世界2位に浮上しており、アジア、欧州、アフリカを結ぶ乗り継ぎのハブとして、首位のロンドン・ヒースロー空港を追う。 2013年11月14日 日本経済新聞朝刊 今日は、珍しく、日本の新聞記事にリンクを張らせていただく。ドバイ原油以外で記事となることは珍しいのではなかろうか?(笑 ドバイ空港利用客急増、という見出しに踊らされてしまった・・・(笑 ドバイ国際空港公団発表資料によると、確かに、2013年度の通年の旅客利用者目標は6,540万人となっており、この数字は香港のそれををしのぐものである。しかし、しかしであるどうもその公約を達成しそうな勢いではないか。。。。 まあ、ぶっちゃけ、われらがエミレーツ航空の集客によるものであることは明らかなのだがとにかく繁盛している空港であることは間違いない。そんな、ドバイ国際空港を拠点とするエミレーツ航空、今年度も更なる拡張のコミットメントを達成したらしい。 今度は、いつものようにGulfnewsにリンクを貼らせてもらうこととする。 Emirates reported a 15 per cent jump in passengers for the first half of the 2013-14 financial year having flown 21.5 million passengers over the April to September period. (2013年第一半期の4月から9月の期間において2,150万人の輸送実績を記録したエミレーツ航空の旅客輸送実績は前年度比15%アップを記録した。) “Our capacity and route growth continue to match and meet passenger demand,” Shaikh Ahmad Bin Saeed Al Maktoum, Chairman and Chief Executive, Emirates Airline and Group, stated in a press release. (エミレーツ航空グループのCEOシェイクアーマッドビンサイードアルマクトウム氏によると、我々が提供している輸送量は旅客が望む需要にマッチしている。) The increase in passenger numbers is a positive indication for the airline as the aviation industry continues to face regional and global challenges including high oil prices and volatile markets. (旅客数の増加は、我々航空業界が継続的に直面する燃料費の高騰やつかみどころのない旅客の思考など地域的/国際的な挑戦と戦いつつも前向きな印象を与えてくれるものである。) ドバイ国際空港の集客数、ひとえにエミレーツ航空の集客数なのだと思う。残念ながらデータで示すことはできないが、アジア各国とヨーロッパもしくはアフリカ諸国への中継地として栄えているのは間違いのないところである。資源はあるが、すでに石油資源が枯渇しているドバイ政府の次なる自国の振興策のひとつでらることは間違いない。事実、成田あるいは関空からのエミレーツ便を利用した場合にその搭乗客がドバイでイミグレをくぐる確立は半分以下である、と思われる。(実際のデータは探せなかったのだが…。) これは、最近気がついた話なのだが、東京〜ドバイの往復チケットの料金と東京〜ドバイ〜ヨーロッパの往復チケットの料金がほぼ同じだったりするのである。 意図的に、旅客をドバイに導いているものと思われる。 閑話休題、おかげさまで、忙しくしているのだが、今週末は久々にドバイのいつもの場所に出かけてきた。来週は、ドバイエアショーということで、もちろん、臨場の予定だが、今年から新しいドバイ国際空港であるアルマクトウム空港での開催となる。現在のドバイ国際空港から約60km離れる新空港はとりあえず2本の平行滑走路を備えるが、最終的には6本の滑走路を備える大掛かりな空港となるようだ。レポートは追ってお伝えしたいと思っているが、当座の焦点はボーイング777Xが正式ローンチされるのかどうかが大いに興味をそそられる内容である。エミレーツ航空が決めるとのことであるが、ここへきて、エンジンの出力に不満ありとの情報もあり、興味を持ってみているところもある。 この日(って今日ですが)、まっさきのおりてきた、エアバスA330-200 エミレーツ航空ではもっとも小柄な機体。主に中短距離の路線を担当する。 いまや押しも押されぬエミレーツ航空のフラッグシップ。A6-EEK。 エミレーツ航空は、このA380についても現在世界最大のフリートを擁する ボーイング777-300ER。A6-ECV。 この777、現在、エミレーツ航空が世界最大のオペレーターとなっている。 同じく、ボーイング777-300ER。こちらは、A6-EBA。 日本への就航はこの機体となっている。(羽田便の777-200LRは除く) こちらは、A6-ERG。超長距離仕様機であるエアバスA340-500。 シンガポール航空は、この機体をA350との取引の一部として早いうちにリリースするようであるが、エミレーツ航空では南米へのフライトのために今しばらく就航させるようだ。 こちらは、ボーイング777-200LR。 おそらく、A340-500の路線を置き換えていくものと思われるが、今のところ確定した情報は得られていない。 そんなドバイ、話が変わるが、11/17〜11/21はドバイエアショー。11/30〜12/3はアルアインエアロバティックショーと、航空関係の行事が続き、忙しいこととなる。(苦笑
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しばしお付き合いいただいたシャルジャの一日。とりあえず、ここまで。。。 ロンドンエグゼクティブアビエーションなるエアラインの所有機のようだが。ようするにVIP専用機。 この手合いのフライトはドバイにおりるのが通常なのだが、なぜだかこの日はシャルジャに降りていたようだ。 こちらは、営業開始10周年を記念するスペシャルマーキングを施した機材だ。 このエアアラビア、簡単にまとめておくと、2003年2月に会社設立。同年10月より営業を開始。 設立母体は、アラブ首長国連邦を構成するシャルジャ首長国であり、ドバイ首長国のエミレーツ航空/フライドバイおよびアブダビ首長国のエティハッド航空とは資本関係にはない。 設立当初より、エアバスA320一機種によるフリートを構成しており、これまでに43機を取得したが、約3年程度で機材を更新しており、現在は29機でフリートを構成する。 路線は、中東諸国はもちろんのこと、ヨーロッパ/中央アジア各国およびインド亜大陸にまで翼を広げており、22カ国55都市を結んでいる。 特筆すべきは、シャルジャ以外にカサブランカ/アレクサンドリアにも第二のハブを設けており、さらにその第二のハブからそれぞれ、9カ国22都市および4カ国6都市へフライトを就航させることによりLCCながら乗り継ぎ便による中距離客の取り込みも行っていることであろうか。 株式市場には上場されておらず、シャルジャ国営(といっても、シャルジャ首長の個人所有ともいえるが…)となっており、シャルジャ首長国の貴重な財源となっている。 以上、お付き合いいただきありがとうございました。
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