風のドバイ絵日記

砂漠に冬が到来!撮影にはベストシーズンですよ!

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 一昨日の記事で思うところを少し記述したわけだが、日々情勢は動いているようで(当たり前だが・・・)、こんな記事も見かけた。
 グアムアンダーソン基地に展開する米軍のB52爆撃機が今回、防空識別圏として指定された空域に示威飛行を行ったという。


【北京=島田学】中国国防省は27日に「米軍機の全航程を監視した」と発表した。中国本土から最も離れた防空識別圏の東端で、米軍機が南北に往復したことを把握していると強調。監視体制は万全だと主張した。

 国防上の当然の権利――。中国は防空識別圏の設定を、こう位置付ける。日米の抗議を受け入れるどころか、「空域を有効にコントロールする能力を持っている」と強調する。中国外務省の秦剛報道局長は27日、防空識別圏では「脅威の程度を見極め、相応の対応をする」と語った。

 中国が海洋進出に続き、東シナ海上空に防空識別圏を設けた背景には中国軍の一貫した「接近阻止・領域拒否」戦略がある。西太平洋で米軍の自由な作戦行動を許さず、海と空で米国との対等な関係を目指す構えだ。

 中国近海では米軍や自衛隊が活発な偵察活動を展開している。2001年には中国海南島付近の上空で、中国の戦闘機が米軍の偵察機と空中衝突する事件も起きた。

    

 米軍の発表によると、中国軍による対応は確認されなかった、とのことだが、中国側発表によると、まったく逆に、飛行状況は完全に把握していたとのことだ。しかし、個人的には疑わしいのではないか?と考えている。

 海南島では、米軍のEP3Cに対して、中国空軍の戦闘機が迎撃し、接触するという自体にまで発生したが、海南島自体は完全に中国の管理下にある本土とも呼べる地域である。その結果、レーダーサイトも完備している。
 一方、尖閣諸島周辺は、我が国の施政下にあるばかりではなく最短の中国実効支配地域よりも相当な遠距離にある。そのため、中国側の監視がそこまで行き届いているかどうかは、疑わしい。
 地球の形状の関係で、遠距離に位置する低高度の飛行物体をレーダーで補足することが困難であることはご承知のとおりであり、かつ常に哨戒のための飛行機を飛ばしておくのは現実的にはなかなか困難なことと思われる。

イメージ 1
 写真は、2年前にアブダビのアルダフラ基地近郊で下から見上げた、米軍のB52爆撃機。

 このB52、通常はアメリカ本土に駐留するが、定期的に一定数の機材が、グアムまで前進配備されているとのことであった。図らずも今回の事態で、緊縮財政下においてもB52の飛行および配備が維持されていたことが証明されることとなった。
 また、中国側の声明はともかくとして、現在の中国空軍には、いまだ遠方の空域を実効支配するまでの物理的な能力をが必ずしも整備し切れていない、ということかと思われる。
 まだ、時間の余裕があるともいえる。ここで慢心することなく、将来に備えた対策を練っておく必要があるかと考える次第。

イメージ 2

イメージ 3

 いずれも、今年のドバイエアショーでフライパスをみせた、アメリカ軍のB1B爆撃機。常に、一個飛行隊がアメリカ本土より、カタールのアルウダイド基地に展開し、アフガンでの作戦支援に当たるとともに、イランに対する抑止力として機能している。その一端を垣間見た気がした。

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