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トルクメニスタン。と、言われても大体がどこに位置するのかもはっきりしないのではなかろうか?中東地区を営業拠点としてテリトリーにする風にしたところで、中央アジアの〜〜タン系の国の一つ、というのが正直なところ。アフガニスタン/パキスタン/タジキスタン/カザフスタンにトルクメニスタンおひとつに過ぎない、というのが正直なところ。 トルクメニスタンは、西側をカスピ海に面し、それ以外、イラン/アフガニスタン/ウズベキスタン/カザフスタンの5カ国と国境を接している。このうち、イラン/アフガニスタン以外の国々ともども、元々はソビエト連邦を構成しており、1991年のソビエト連邦崩壊以前は、よほどの歴史好き以外にはなかなか耳にすることもない国名だったかもしれない。しかし、いずれの国もシルクロードを形成する道すがらに位置することから、古くから多くの東西間の覇権争いを経験してきた土地でもある。 そんなトルクメニスタンの首都アシュガバットからのダイレクトフライトを運行するのは、トルクメニスタンのフラッグキャリアであるトルクメニスタン航空である。いち早く、ソビエト連邦から脱退したことから、他の旧ソ連系諸国以上にすばやく旧ソ連系の機材からアメリカ系の機材への更新を成し遂げている。写真は、主力の一部をなす、ボーイング737NGの800で、B737-82Kとなる。わかるようにボーイングが割り当てたカスタマーコードは、2Kである。 ある日のアシュガバットからのフライト。EZ-A005の籍を持つ。 いろいろと調べると、このトルクメニスタン航空、トルクメニスタン大統領の訪日に伴い、B777とB737を政府専用機として羽田への来訪歴もあるようだ。少々、驚いた次第。 話をトルクメニスタンに戻す。 面積は、48.8万km2で、国土の85%はカラクム砂漠に覆われており、人口は南部の山麓に集中している。集中しているとはいえ、生活に適する場所は限られており、人口はおよそ500万人に過ぎない小国である。一方、イラン/カザフスタンに隣接するということで想像できるかもしれないが、石油/天然ガスなど豊富な化石資源を誇り、特にその天然ガスの埋蔵量は世界の約2%に達しており、イラン/ロシア/カタールに次ぎ、世界第4位の埋蔵量を誇る。 突然、ラクダの登場。なお、背景に掲示されている『撮影禁止』のかんばんは、ご愛嬌。中東では、撮影が理由で拘束されることもあるので、注意が必要だ。常に周囲に気を配る事と、早期撤収のためのルート確認をしておくことが重要である。ただし、逃げ切れない場合は、早い目にあきらめた上で、抵抗するそぶりを見せないようにする事をお勧めする・・・(笑 このラクダは、見た目の通り、ヒトコブラクダ、と呼ばれる種類で主にアラビア半島から北アフリカにかけて飼育されている。日本のテレビでよく見かける、フタコブラクダは主に、中国の天山から中央アジアにかけて飼育されている。ひとコブラクダとフタコブラクダは、背中のこぶが違うことから容易に見分けることができる。 ところで、このトルクメニスタンが、ふたコブとひとコブの生息の境界となっている事は、つい最近になって知った事である。おそらく、東側と西側からの覇権争いのちょうど中間点に位置してきたのがトルクメニスタンという国なのかな、ということをあらためて思い起こした次第だ。 先日も掲載したが、ジャンボとラクダのツーショット。なかなか、ありえない取り合わせである。(笑 このラクダ、すべて放牧中のラクダである。このラクダの集団を追いかけるように、羊飼いならぬラクダ飼いがこのラクダ集団をランドクルーザーで追いかけている。当地のエミレーツ人たちはこのトヨタ製の四輪駆動車をこよなく愛しているが、まさしくこのような用途で使っており、現代の馬だそうである。 たしかに相当な砂漠を問題なく走破する、ランドクルーザーは、まさしく、現代の馬なのかもしれない。彼らによると、とにかく壊れないのがいいらしい。。 さて、トルクメニスタン。
有史以来、様々な大国の思惑に翻弄されてきたのだが、『なく子も黙るトルクメン』と恐れられており、ロシア帝国に組み込まれる際も、また組み込まれた後もロシア軍は、その激しい抵抗に手を焼いた結果、ソ連邦崩壊時には、いの一番にその独立を認められたほどだと言う。あのスターリンでさえ、トルクメニスタン人には、ある程度の理解を与えざるを得なかった、そうだ。 現在、トルクメニスタンは、永世中立国として国連により認められているが、これにはトルクメニスタン人のこのような勇猛果敢さがある意味での後ろ盾となっている、という話をよく聞く。 まあ、大部分の国土がやせたその土地がらから農業に適さない土地に住むトルクメン人は、古くから乗馬およびラクダによる隊商を組んだ遊牧生活を続けてきた事とも関係が有るかもしれないが、とにかくある程度、棍棒を見せつけないかぎり、その国の独立を維持するのが困難であるということは広大な海という天然の要害を持つ我が国にはなかなか理解のできない事だ。 なお、砂漠の隊商というと聞こえがよいが、ようするにアリババと一緒。早い話が盗賊である・・・(笑 事を付け加えておく。毎日、戦争をしながら暮らしてきたようなものだ、ということ。 |
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2014年12月03日
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