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若干、時期遅れの更新ながら今夏の成果の一部であります… 姫路海上保安部の庁舎は姫路市の飾磨港に面しており、小型の所属艇は庁舎前の船溜りに係留されている。フェリー乗船前の待ち時間に黙っているわけがない…、ということで。(笑 配属艇のうちで最新の巡視艇がCL142『ひめざくら』である。平成19年に竣工した20mタイプ汎用巡視艇ひめぎく型の131番船。 正面からみるとこんな形。 暗視装置/採証装置を備えた最新の海上保安庁標準装備を施されている。内海を警備する船にしては、先進的な装備が施されているような… ひめざくらと同じくひめぎく型に分類されるCL113『さぎかぜ』。こちらは112番船で、平成11年の竣工である。竣工当初は、金沢海上保安部に配属され、わしかぜと名乗っていたが、平成19年のCL150の新『わしかぜ』就役に伴い、姫路へ移籍してきた船である。 正面はこのような表情である。 同型船であるが、赤外線暗視装置は搭載されていないようである。ちなみに、CL150『わしかぜ』には、暗視装置が搭載されているようなので、やはり領海警備の重要度が高い地区へできる限り性能の高い装備を施したものを…、ということだろうか? 姫路には、もう一隻、一番船の『ひめぎく』が在籍しているはずであるが、当日は出港していたのか。係船されていなかった。 このタイプは当初、1968年から76年にかけて96隻が建造され、海上保安庁の量産記録を樹立した”ちよかぜ型”の後継として開発された。また、”ちよかぜ型”の退役完了後も、”やまゆり型”の更新用としても建造が続行されており、既に140隻以上が就役し、なおも建造が続けられている。このように極めて多数が建造されたことから、原型のほか、船幅を20センチ大きくして定員を6名に増やした幅広型、これをウォータージェット推進化した浅海域対応型、放水銃の廃止を代償に防弾性を強化した警備機能強化型と順次、改良が加えられている。また、配備先に応じて、暖房ないし冷房を強化していることから、北方型と南方型に分類されることもある。なお、航行区域については、就役当初は沿海とされていたが、海洋法に関する国際連合条約の発効に伴い、CL-94『おいつかぜ』以降の船では近海に変更された。 海上保安庁のワークホースともいえる、ひめぎく型、今後益々増勢されていくのであろう。 1,820PSのディーゼルエンジン2機2軸を駆動し、30Knotの俊足を誇っている。
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フネ
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ラマダンが明けると日本で言うところの正月のようなもので新年をEidホリデーというラマダン明けを祝う祝日となる。そんな祝日にあわせて、訪れたのがとあるマリンリゾート地である。 ホテルの部屋から興味をそそる船影を発見… 後方にスパッツを備えたこの線型、ドレッジャーに間違いなし… 船名は、『D'ARTAGNAN』とある。フランス語でダルタニアン、フランスの船であろうと、推定し調べると、フランスのマリコン、DRAGAGE社が所有する自航式のポンプサクション船であることがわかった。 DRAGAGE社のサイトから拝借したこの船の鳥瞰図を掲載する。 ポンプ式カッターサクション船というのは、船の前方下部に備えたサブマーシブルポンプの筒先に回転式の切削翼を設けることで比較的硬度のの高い海底地盤も浚渫し底さらえをすることを可能にしたタイプの浚渫船である。 ドレッジングのラインが、対岸まで伸ばされていたところから、埋め立て用の土砂を採集しているのではなかろうか? 『D'ARTAGNAN』、自航式のカッターサクションポンプ船。 フランスは、DRAGAGE社の所有船である。 |
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少し間延びしてしまったが、小豆島急行フェリーの本州側の寄港地である姫路港は、姫路海上保安部に隣接している。 あずき丸出港時に、配属されている船艇のうち最大の『ぬのびき』をぱちり… このフネ、消防機能強化型と呼ばれるカテゴリーに属しており、平成15年に隅田川造船で竣工した比較的新しい船である。 同じカテゴリーに属する前級のはまぐも型巡視艇の放水量が、旧ぬのびき型消防艇の約半分の放水能力であったものを、放水櫓の二重化等の対策により、毎分16,800リットルとぬのびき型の14,000リットルをも上回る能力を身につけるとともに、約17mの高い位置からの放水を可能とし、VLCCの火災にも対応できるだけの能力を持つ。 5,200PSのディーゼルエンジンで二軸のウォータージェットを駆動することにより、それなりの機動性をも確保している。その結果、純粋な消防艇とは異なり警備救難業務にも使用できる巡視艇としての機能をも併せ持つマルチパーパスなフネに仕上がっており、消防機能強化型巡視艇の名前に決して負けていない。 世の中、なんでもVersatilityが要求されるんだな…、とつくずくかんじさせられる。 ウォータージェットで駆動されていることがよく見てとれる。 姫路海上保安部所属、ぬのびき。PC54である。
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最近の散策ルートのひとつになった、ドライドックワールド。
場所柄、この手合いの不思議なフネを扱うケースも多いようだ。アラビア半島沿岸の海底油田探索のための施設であろう。この付近では、このドライドックワールドが唯一のメンテナンス施設だそうだ。 |
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たびたび報告しているドライドックワールド。 今日見かけたのは、このフネ。フネというよりは…(笑 海上油田に浮かべる掘削用の櫓である。 場所柄、この手合いのフネの建造と整備が、VLCCの整備と並んで、この会社の大きな収益源であるらしい。 よく見るとボーリング用の櫓が、船体の中央に備え付けられている 周囲には、救命用のボートも… 中東湾岸の油田地帯に近いことを感じさせてくれるフネである。
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