風のドバイ絵日記

砂漠に冬が到来!撮影にはベストシーズンですよ!

フネ

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BROOG-ブルーグ??

イメージ 1

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 VLCC『ラ・プルデンシオ』の舳先で隠れてしまっているのだが、このフネよく見ると、船名にカタカナが添えられている。拡大写真を参照…
 BROOG/ブルーグ/…??。ブルーグという船名のようだ。三段目はアラビック…??だろうか…

 というわけで検索してみると、
 旗国はなんと日本、日本郵船が運用するLNG運搬船で、日本とカタールを往復しているようだ。もともと日本で使用される天然ガスはインドネシア産出のものが多く、日本とインドネシアを往復する専用船の数が多かったはずである。
 ところが、近年、中東でもガス田の開発が相次ぎ、中でもカタールで発見されたガス田は世界でも第三位の埋蔵量を誇り、その開発を担当したカタールガス会社には日本の三井物産/丸紅も出資をしている関係で取引量も増えているのだとか…
 
 このブルーグ、見ていただくとわかるように、モス球形方式のタンクを積んでおり、三井造船により建造され、1998年に日本郵船に引き渡されている。その後、日本と中東を定期的に往復しているようであり、今回は定期整備だろうか…?

 余談になるが、LNG船といえば、モス球形という勝手な思いがあったのだが、今回いろいろ検索していると2000年以降の新造船ではメンブレン方式の船舶が圧倒的に多いそうだ。

 ブリッジが隠れている不完全な写真であるが、LNG運搬船、ブルーグ/BROOG。

 最近アップしているドバイに集結していた自航指揮浚渫船の数々、本日は、同じくVan Oohd社の浚渫船隊構成する、HAM310号である。
 ホッパーの容量は、12,000m3クラスと、先日の318よりは若干小ぶりであるが、かなりの能力を持った船であることは確かである。

 イメージ 1
 沖合いに浮かぶ船をかなり引き寄せているので、画像は不鮮明ですが…(苦笑

 
Type Trailing suction hopper dredger
Classification Bureau Veritas, I ✠ Hull ✠ Mach, hopper dredger, unrestricted navigation, ice class 1A
Year of construction 1985
Year of upgrading 2000
Dimensions Length overall 167.60 m breadth 23.04 m moulded depth 11.60 m dredging draught 10.09 m
Hopper capacity 12,535 m3
Deadweight 20,059 tons
Speed loaded 15.1 kn
Propulsion 2 x 5,293 kW
Bow thruster 3 x 552 kW
Maximum dredging depth 48 m
Suction pipes 2 x Ф 1,100 mm
Discharge pipe Ф 900 mm
Total power installed 13,835 kW
Dredge pump drive 2 x 2,260 kW
Jet pumps 2 x 828 kW

    

 15ノットの航海速度を誇り、すさましい勢いで海底の土砂を吸い上げた後は、一目散に埋め立て場所まで航走し、一気に土砂を埋め立て海面に吐き出してしまうわけであるが、この自航式船舶による埋め立ての効率はきわめて高く、見る見るうちに海面まで埋立地が出来上がってくる。非自航式の船だと、浚渫位置で位置決めをした後、アンカーを下ろし…、という作業の後浚渫を始めるだが、横を自航式の船に掠められると見る見るうちに自分が吸い上げる土砂を吸い上げられてしまうという憂き目にあってしまう。それほどに効率の高い船だ。
 名前は、ハムだが、ただのハムではない…(笑

 先日のドライドックで見かけたのは、こちら。

 イメージ 2
 同じく浚渫船だが、かわいらしいものである。

 ハムと比べると子供みたいなものかと…
 浚渫深度もおそらく20m未満。一方、ハム310は48m、先日の318に至っては110mの深さまで浚渫できてしまう。
 このUMM SQUEEMというフネはドライドックに所属しており、おそらくドライドック周辺の航路維持のための業務についているものと推測される。

VLCC LA PRUDENCIO

 世界最大の原油産地を控える当地方。世界中のVLCCが集まってくる街でもある。
 当地在留邦人のうち石油関係もしくは商社関係者をのぞくと、案外海事関係者が多かったりする。これも世界中からVLCCが集まってくることとも関係している。このペルシア湾岸でもっとも施設が整った船舶の修理施設があるのも当地の特色である。
 そんなわけで、ドライドックと称する修理岸壁をのぞくといつでも大型の船舶が修理を待っている。

イメージ 1
 このVLCCもそうだ。

 ギリシア船籍で、ギリシアのTEN(TSAKOS ENERGY NAVIGATION)なる船舶会社が運行する30万トンクラスのVLCCである。

 ドバイドライドックの対岸から撮影したものだ…

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 昨日アップした、自航式ポンプ浚渫船、トレーラーサクションとも呼ばれているが、当地ドバイには世界最大クラスのフネが相当数集結していた。

 イメージ 1
 この写真のフネもそうだ。
 沖合いをいく船体をおさめたもので最大限にトリムしているので多少画像が荒いが、VanOohd社が所有する、HAM318号だ。
 ハム…(笑

 
Type Trailing suction hopper dredger
Classification Bureau Veritas, I ✠ Hull ✠ Mach AUT-UMS SYS-NEQ-1, hopper dredger, unrestricted navigation
Year of construction 2001
Year of upgrading 2008
Dimensions Length overall 227.20 m breadth 32.00 m moulded depth 17.12 m dredging draught 13.37 m
Hopper capacity 37,500 m3
Deadweight 61,471 tons
Speed loaded 17,3 kn
Propulsion 2 x 12,600 kW
Bow thruster 2 x 1,500 kW
Maximum dredging depth 110 m
Suction pipes 2 x Ф 1,200 mm
Discharge pipe Ф 1000 mm
Total power installed 28,636 kW
Dredge pump drive 2 x 5,500 kW
    

 建造は2001年と、それほど新しい船ではないが、37,500m3の浚渫土砂を運べるそのホッパーの容量はまさしく世界最大クラスである。

 昨日の記事で、確か五洋建設も所有していたはず…、と指摘したが、↓にリンクを貼り付けた。
 『Queen of Penta-Ocean』というトレーラーサクション船を所有しているようだ。

http://www.penta-ocean.co.jp/english/v_and_f/qpo.html/
 
 ただし、ホッパー容量は20,000m3ということなので、この『ハム!!』には到底およばない。
 オランダ勢の面目約如たるところである。

 このトレーラーサクションタイプと呼ばれる自航式浚渫船の優れているところは、移動速度が速く、浚渫場所と埋め立て場所が離れている場合には非常に効率よく作業を展開できる。
 わが国日本では、浚渫土砂をそれほど遠くまで運ぶこともないし、埋め立て用の土砂を沿岸部の海底から調達してくるケースもないので、トレーラーサクション船の需要そのものが限られている、ということがいえる。五洋建設が所有しているのは、おそらく海外での埋め立て工事受注に注力していることによるものと推測される。

 オランダ勢に負けることなくがんばってもらいたいものである。

 
 世界同時不況以後、すっかり景気の傾いたドバイであるが、それ以前のその取り付かれたような開発投資の意欲には目を見張るものがあった。世界最大のブルジュカリファをはじめ、その不動産投資は想像を超越するものが合ったのは周知のとおりである。
 沿岸部に位置する当地では砂漠の開発では飽き足らず、沿岸部に、パームジュメイラ/パームデイラと称するやしの木型の埋め立てを決行し、パームジュメイラは、完成までこぎつけている。そのほか、ザ・ワールドと称する地球の地図を模した埋立地を建設している。

 イメージ 1
 ザ・ワールドの航空写真(メルカトル図法の世界地図を模して、埋め立てられている)

 イメージ 2
 それぞれの島には、桟橋で接岸するそうだ…

  イメージ 3
 ちなみに、こちらはパームジュメイラ…
 
 上記、いずれの写真もデヴェロッパーのNakheel社のホームページより拝借


 壮大な計画といえば、聞こえはよいが、まあ、砂上の楼閣もしくはバベルの塔と読んだほうがよいかもしれない。巷聞こえるうわさでは、いずれの埋立地も護岸で固めていないため(美感上の理由…??)、海岸の浸食が問題となりつつあるとかないとか…

 それはともかくとして、これだけの埋め立て工事をしたわけである、それに従事した浚渫船もさぞかし…、ということは容易に想像がつく。

 当地では、神戸空港のように山をつぶして土砂を確保したのではなくペルシア湾の海底の砂を浚渫し、それを用いて埋め立てている。

 上記、いずれの写真もデヴェロッパーのNakheel社のホームページより拝借

 イメージ 4
 埋め立て現場の対岸から撮影した、浚渫船。

 オランダは、Van Oord社に所属する自航式ポンプ浚渫船のVOLVOX IBERIA号。

 仕様は、次のとおり。
    Type Trailing suction hopper dredger
Classification Bureau Veritas, I Hull Mach AUT-UMS, hopper dredger, unrestricted navigation
Year of construction 1993
Dimensions Length overall 100.64 m
breadth 19.20 m
moulded depth     9.60 m
dredging draught    8.20 m
Hopper capacity 6,038 m3
Deadweight 8,159 tons
Speed loaded 13,8 kn
Propulsion 6,700 kW
Bow thruster 660 kW
Maximum dredging depth 50 m
Suction pipes 1 x Ф 1,100 mm
Discharge pipe Ф 750 mm
Total power installed 12,073 kW
Dredge pump drive 2,300/5,980 kW

    

 かなりのハイスペックのフネである。こんな浚渫船の船隊が世界中から集まってきていたのだが…。
 どこへ消えてしまったのだろうか…。

 ちなみにこの手の浚渫工事であるが、世界の大手は、ほとんどがオランダ勢で占められている。干拓で国土を広げてきたオランダの面目約如といったところであろうか。日本勢は、たしか五洋建設が1隻を所有しているだけだと、聞いたことがある。ただし、その1隻についても、運用はオランダ人に任されているとか…。

 新しく、追加した書庫『フネ』の第一号は、オランダ、Van Oord社所有の自航式浚渫船”VOLVOX IBERIA号”である。

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