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ロビナからプラマのバスでウブドまで戻って来ました。
ウブドでは季節外れの強い雨が降っていました。
バスはなぜかプラマのターミナルではなく、ウブドの通りのどこか?に到着しました。
バスの周りにはホテルの客引きというか、ホテルの部屋の写真と値段を書いてアルバム風にしているものをバスから降りてくる旅行者に示し、「Good hotel!」とかさかんに誘ってきます。
この人達はホテルの従業員ではなくて、コミッションで稼いでいる人達です。
自分的は過去の旅の経験上にあまり信用できないなと言う感じがありますが、あくまで個人的な直感であり尚且つケースバイケースでもありますす。
とにかく、偶然とおりかかったトランスポート(タクシーとも言い難いような)へ乗り込みました。
そのドライバーに「近くに安くていい宿あるかな?」と聞いて紹介して貰った宿が「ガネーシャ・イン」という宿です。
ここで初めてロスメンというカテゴリに該当する宿に泊まることになりました。
バリの裕福な家庭の家屋というのは、ひとつの敷地の中にいくつかの家屋を一部屋として、それぞれ独立した形で建てています。
そのうちの空いている部屋(家屋)を提供するという形がロスメンであり、ゆわばホームステイなのです。
エアコンやバスタブがない場合が多いですが、ホットシャワー、朝食付きの清潔で快適な部屋に一人500円ほどで泊まることが出来ます。
ガネーシャ・インはバスタブもあって、なんとリビングもありました。
敷地内は広い庭があり幾つかのカゴに鳥と、オリの中に麝香(ジャコウ)猫だったかな、けっこうにぎやかです。
雨は降り止まず、夜になりました。
降り続く雨のせいか、鳥達がさかんに鳴いています。
周りは田んぼなので、カエルの大合唱です。
コオロギも無数にいるようで、カエルに負けじと大合唱です。
ベットに横になりうつらうつら聴いていると、カエルはその声からテノール、バリトン、バス、等のグループがあり、コオロギはソプラノ、アルト、テノール、等のグループがあるように聞こえて来ます。
全体がコーラスしているかと思うと、どこかのグループの独唱になったり、二重唱になったりして、まるで指揮者でもいるかのようなのです。
信じられない位の、調和と統制があり、その上バリエーション豊かな大合唱なのです。
ふと、これって「ガムラン」やんと思えてきました。
眠りに落ちるまで、ずっとその大合唱を聴いていました。
その後に、そのような鳥やカエルやコウロギ達の「大合唱」を聴くことは一度もありませんでした。
今でも不思議な一夜だと思っています。
さて、事情により帰国予定よりも数日前に帰途に就くことになりました。
帰路日変更の効かないFixチケット(一番安いタイプのチケット)なのですが、ウブドのとある旅行代理店からタイ航空に電話して貰うと、なんと予定変更が効きました。
普通は効かないはずですが?代理手数料20000Rp(約300円)なり。
バリマジックというのでしょうか、最後まで融通の効く旅でありました。
2002 Jun 20〜
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