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小笠原諸島日本語事典プラス地名事典としました。
月刊小笠原諸島203(05-2018)

 小笠原諸島地名事典 Place Names
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 写真 南西沖から嫁島、右端に後島、前島は嫁島と地続きのように見える

                                                                      延島冬生(日本地名研究所会員)

まえしま(まえじま) 前島 Maeshima(Maejima)
【位置】
 小笠原村聟島字嫁島地先(字未設定)*
 小笠原諸島・聟島列島最南端島である嫁島[よめじま]*2 南西の属島。128m高、嫁島105m高よりも高く嫁島群島の最高点*3。
【由来】
 東の後島[あとしま、うしろじま Atoshima,Ushirojima]と対に命名された。
【別名】
・ 山羊の耳(アセス・イヤーズ,シープイヤーズ*4)  Ass Ears, Sheep Ears か。
・ Ears*5
・ □耳[イールス]*6 □は双の旧字
・ 前ノ島*7
【解説】
 1827年イギリス軍艦ブロッサム号で来航した艦長ビーチ―(F.W.Beechey)が小笠原諸島を探検し、地名を付け海図を作成した。後にケーター島と命名された嫁島は、西から見ると前島が嫁島と重なり双耳峰の一つの島のように見え、Ass Ears,Sheep Ears,Earsなどと名づけられ、その後もそう呼ばれていた。
 前島、後島は、水路部と共同して測量した陸地測量部が、1913年東京府小笠原島廳から徴した「地名調書」*8による。
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* 小笠原村(1980)字の名称の変更に関する件(昭和55年告示第20号) 小笠原村例規集
*2 嫁島/聟島列島の地名/小笠原諸島地名事典
   http://bonin-islands.world.coocan.jp/PlaceNames_Muko.html
*3 国土地理院(電子国土Web)
 https://maps.gsi.go.jp/#15/27.488248/142.201495/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f2&reliefdata=0G000000
*4 大熊良一(1985)ピアードの無人島航海日誌 小笠原諸島異国船来航記p.64,67
*5 土屋喬雄・玉城 肇訳(1948)ペルリ提督日本遠征記(2) p.109 CHART of
    the Bonin group of Islands 注記 岩波文庫版
*6 大槻文彦(1876)小笠原島新誌 地理
*7 東京府小笠原支廳(1933?)昭和七年度小笠原島水産経営事業成績報告書
     「嫁島珊瑚移植位置図」注記
*8 東京府小笠原支廳(1935)東京府小笠原支廳内地名調書
                                             
図 旧版5万分1地形図

3月90日

小笠原現代日本語事典改訂版(ブログ)
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                                           写真 工事現場看板

さんがつきゅうじゅうにち【三月九十日】
 3月は31日が終である。この日は年度末日でもあり、例えば2017年3月31日は平成28年度の末尾である。しかし、4月以降に工事が続けられていることもあり、小笠原諸島の建設業界と役所では3月は90日あると言われている。前年度工事が5月下旬頃まで続くこと。年度後半に発注された工事、年度末近くに発注された工事が4月にまたがっている場合もある。4月に工事が始まり、今年は着工が早いと思ったら前年度工事だったこともある。
  ――ろくじゅうにち【三月六十日】
 4月末までは、前年度工事が行われていること。
 《用例》今年は会検[かいけん]*があるので、3月60日しかない。
    * 会計検査院検査。数年おきに5月中旬頃にある。

かんこうせん


小笠原現代日本語事典改訂版(ブログ)
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写真上 二見港停泊中の飛鳥Ⅱ
 かんこうせん【観光船】父島二見港に入出港する船舶で、観光客を乗せてくる不定期の客船。定期船、貨物船、自衛艦艇などでなく、大型故接岸できず湾内ブイに係留されるものがほとんど。1976年12月末~1977年1月初めに来航した「さくら丸」,「いしかり」,「だいせつ」が初めて*。世間では一般的に客船*2,5、豪華客船*3、クルーズ船*4,7、クルーズ客船*5,7などと呼ばれている。観光船は観光バスの概念から通常「遊覧船」※を思い浮かべるが、観光客だけを連れてくる(又は送り込む)船の意か、現在も使われている*6。
 《用例》今年は観光船が1隻も来ず静かな正月だった。
 ※ ゆうらん【遊覧】見物して回ること。「−船・−バス・−飛行」見坊豪紀ら編(2014)三省堂国語辞典7版
  * 辻 友衛(1995)小笠原諸島歴史日記 中巻 
  *2 東京新聞2015-07-24(29)*11s 広告(日本の客船ぱしふぃっくびいなすで航く海外クルーズ)
  *3 東京新聞2014-01-24(25)*11s 話題の発掘「豪華客船」の嘆き
  *4 北日本新聞2015-05-31(3) 伏木富山港に外航クルーズ船
  *5 大和ミュージアム(2012)客船の旅 第3回特別展チラシ
  *6 (株)ナショナルランド(2011)観光船二見入港予定表

  *7 小笠原へ行こう!|行き方を調べる|小笠原村観光局
  http://www.visitogasawara.com/access/index.html
(20151112現在)
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写真下 二見港停泊中のきそ
小笠原現代日本語事典は
(2015-11-13)(2016-11-25)

はじめまして

小笠原現代日本語事典改訂版(ブログ)をはじめました!
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コメント大歓迎です。
これからどうぞよろしくお願いします!

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