映画監督であることは

映画監督が何を考えるかわかります?

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昨晩、ジャパンプレミアってことで「イニシャルD」を見てきました。香港若手俳優が出演しているってことで、若い女性から、ちょっと上の女性までもうすっかり興奮されておりまして、舞台挨拶なんかキャーキャーいっていて会場にいる私がなぜか恥ずかしくなりました。

全額を日本で出資し、香港スタッフ(「インファナル・アフェア」のチームらしい)で作り上げたという映画で、日本でもやったテレビアニメ版ではCGで処理していた峠のバトルを全部実写+CGでこなしていました。極秘情報ですが、制作費は宣伝費もあわせると30億近くにのぼり、しかし香港での大ヒットのおかげで回収はできたとのこと。あんまり知られていない作品ながら、けっこうな綱渡りですね。

さてその内容ですが、公開前でもあるし、予算も大きな物なので、あんまり余計なことを書くのは控えたいと思います。しかし少しだけ喋っちゃうと‥‥
どちらかというと日本映画よりはハリウッド映画の作りに近いです。構成は粗くはない(例えば登場人物の心理は丁寧に追っている)のですが、カットの割り方なんかが大味なんですね。日本版は吹き替えなんですが、中国語で撮影してアフレコしているので違和感は拭えず、それが日本の群馬県というローカルな地域を描いているので何か別のパラレルワールドか国際化した近未来のような不思議な感覚です。それでもやがて慣れてきて感情移入はできるのですが、日本語版音声トラック部分はもう少し頑張りどころだったかと。CGについては言いたいことがありますが、控えておきます。皆さん、公開は間もなくですので見て下さい。

ちなみに隣に座っていた女性は「漫画より迫力あってすごーい」などと声高に言っていましたので、男性ファンというよりは、スピードに萌える女性をターゲットにしている、ということなのかも知れないですね。へえ〜って思います。だってヒロインの鈴木杏が‥‥っていうのはちょっと切ない。

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三池監督とは、彼がまだチーフ助監督だったころにテレビ番組の制作でご一緒させていただきました。少ない予算でどうやって填めるかに頭を悩ましている姿が印象的で、劇中で使用するバイクも、ライダー付きだと高くなるってんでご自身でロケ地まで何度も往復されていました。夜が遅くなると、「鍵かしてくれれば帰っていいよ」と体力面を気遣って下さり、ご自身はシナリオがどんなに直前に変更されようともビクともしないのでした。

そんな三池さんの監督になってからの破竹の勢いは、すでに予想されていたことかも知れませんが、諸先輩を軽くカモって、本当にスケジュールいっぱいという感じ。そのどの映画も面白いところがまた素晴らしく、台本を一文字も変えないと言う約束で撮ったという「着信アリ」でさえ、何とも上手にまとめていらしたと思います。

さて「妖怪大戦争」ですが、子供向け映画という匂いが強く感じられたこの作品、期待しすぎてはどうかと警戒しながら見に行ったのですが、何とも人の配置が上手で、敵役ながらヒロインの栗山さんとかのグラマラスな肉体も派手なポージングで忘れ得ないフックを生み出しているし、高橋さんの濡れた股に手を触れる場面には、やはり恥ずかしくも切ない思いが表現されていたと思うのでした。

総じて見れば、予算がかかっている印象が強いながら、ばかばかしさもすがすがしく、なかなかくそまじめに作っちゃ面白くないところを上手に填めているのでした。肩の力を抜いた映画作り、私も学びたいです。
先日「スターウォーズ3」をようやく見ることができました。周りには興味を持たない人たちと、シリーズで一番だという人がいて、私はとりあえず無心になって見ようとしましたが、うーん。なんていえばいいのでしょう。

以下、内容に触れるので見ていない人はご遠慮ください。

まず印象に残る良い点としては、ヘイデン・クリステンセンでしょうか。ちゃんと主人公になっています。「スターウォーズ」サーガがダース・ベイダーの物語であるという意味が分かるような存在感で、なかなかダークな色合いもすばらしいです。魅力的に見えてしまうのは私だけではないかと思うのですが、もちろんかといって全体に漲る「スターウォーズ」の世界を突き上げ破壊するほどの何かがあるとかそういう意味ではなく、あくまでその世界の中において魅力を放っているという意味です。しばしばこの役を断ったというレオナルド・ディカプリオがやっていたらと想像してしまうのですが、結果よかったのではないでしょうか。シナリオ上ちょっと強引とも思える展開にもなんとかついていっているし。

しかし、パズルの最後をはめる快感という言い方が正しいか、すべてが落ち着くところに落ち着く刺激のなさととらえるべきか、とにかく壮大な物語のちょうど真ん中を最後にもってくるとどうしてもこういう形になるだろうなという印象は拭えません。それは好みというところでもあるでしょうけれども、とにかくそれは皆さんに見ていただいて、感想をお聞きするとしましょう。

しかし驚くべきはルーカスの粘り腰です。これだけの時間をかけてもなお、世界観を持ち続けていることは驚きに値します。もしかしたら「スターウォーズ」サーガは、ルーカスそのものなんじゃないかという気がしてきますが、第一作の公開から早30年。私も年を取ったと思います(笑)。
映画「ヒトラー」の中で、ヒトラーが高官たちを呼び出し、「お前たちは無能だ」というようなことを怒鳴り散らす場面があります。ベルリンを包囲され陥落間近であることに激怒し、さらに思うほど味方の力も残っておらず、援軍も期待できない。そんな中でキレて出た言葉なのですが、早くから連合国に終戦を申し入れた一人を裏切り者とののしり「もっと粛清を行うべきだった、スターリンのように」と言い切ります。スターリンがどう見られていたか一言で分かるような気もします。さてこのスターリンですが、つい先日までロシアに行っていたこともあって、現地の方(ただしブリヤート人)に聞いてみましたところ、相当に恐怖を撒いた人で、新聞にスターリンの顔写真が張ってある、その新聞を足で蹴っただけでも10年の強制労働だったのです、と苦々しく語ってくださいました。

そんな現地の方に案内されたのが日本人墓地です。ご存知でしょうが、太平洋戦争末期(終戦の一週間前)にソビエトは不可侵条約を破って北海道に上陸しました。終戦後、アメリカに日本を分割統治しようと持ちかけ拒否されます。その腹いせに日本人捕虜のシベリア抑留を決め、多くの日本人たちは極寒の地で強制労働をさせられたのです。この日本人の墓を見てまいったわけですが、墓碑には名前すら刻まれておらず、草は伸び放題で相当に荒れていました。持っていたお酒で供養しようにもとても納まる気持ちにはなりませんでした。

ところでその抑留された日本人たちが作った劇場がありました。現在もオペラなどが上演されるそうです。劇場に限らず、レーニン通りというブリヤート共和国の中心部は日本人が作ったそうで、そんな地に自分が立ってなおかつ、近年ようやく日本人が出入りできるようになったと思うと、近くなったはずの世界もまだまだ遠いなと感じました。私も知らないことが多いです。

余談ながらロシアのテレビで見た外国映画は、吹き替え版でも字幕でもなく、ボイスオーバーというオリジナルのトラックの上に重ねて収録してしまう方法でした。

いまいち分からない

こうしてブログなんて開設していても、いまだ使い方が完全には理解できません。せっかくゲストブックやコメントを頂いても、それに対してどのように返していいのか、そのルールが見えないというわけです。時間をかけてじっくり研究すればそれは見えてくるのでしょうが、少々急がしい身ということもあってなんとなくそのままになっております。こうして書き込めるのがせめてもの救いですが。

さてルールということですが、映画業界もどうやら大変革の時期を迎えているようです。他業種からの参入(具体的には資本投下)ということはあるでしょうが、IT関連の企業ですとネット配信という強い味方があり、それもこれまではどうかしらん?と懐疑の目で見ていた方々も、そろそろばっちりじゃないのと確信を持ち始めていると言うことでしょうか。配給するためのコストというのが映画の場合は絶対にリスクになるわけで、それをリスクにしないためには事前に用意すべき条件が非常に多くなるわけです。例えば保証をつけるとか、DVD化件を先売りするとか。そういうのをひとまず置いておいて、人様のお手元に届けられると言うのがポイントです。

もっとも現時点では、とてもプロとは思えない仕事も混ざっていて、淘汰されて初めて地盤が築かれるとは思いますが、いづれにせよ楽しみです。今週はまだ2本ぐらいは映画を見に行きたいです。しかし打ち合わせもしなくちゃで、ええい、結局急がしいか。

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