楕円の転がり、心の転がり・・・

家族、ラグビー、仲間が命・・・私の生き甲斐。夢に病んだ楕円オヤジの内緒の備忘録。

グルメ

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久しぶりの東京は神田神保町。

私の浪人時代の徘徊地区にして、思い出に溢れた街。
平坦過ぎる修行を「すべき」であった、熱なき時代の楽しい思い出。
思い出の味の一番手は、古書街の表通りを一本入る狭い路地裏の赤い暖簾のラーメン屋だ。

暖簾に店名はなく、昔ながらのサッシ戸に辛うじてその名が記されている。
しかし、半チャンラーメン(=西日本のチャーラー)発祥の店の昔から変わらぬ味は、記名なき暖簾の前に長蛇の列を作る。
数十年来のファンから今どきの学生さんまで、多くのファンをいまだに惹きつけるのは、おびただしい化学調味料の中毒性と、無口な部類に入る親父さんの魅力か。
ラーメンに対して材料の産地や、不要な理論を求める向きには決してオススメ出来ない店であることは間違いない。

久しぶりの入店に胸躍る・・・小さく、そしてお世辞にも綺麗とはいえない店に入り、赤いカウンターに席を確保すれば正面の雑然とした棚に「ほんだし」の箱が重なる。
箱のパッケージには「プロの技を生かす荒節の香り」の記載。
あからさまな威風堂々のプロ根性は、白い肌着が大きくせり出した親父さんの大きな腹部のままだ。

周囲の中年サラリーマンの姿を見れば、無言で麺を啜りチャーハンをかきこみながらノスタルジーに浸っている。そう、客でありながら受講者、または受益者の雰囲気なのである。

無口な親父さんが珍しく誰に対してでもなく、客に呟いた・・・テレビが機嫌悪くてしゃべってくれなくてね。棚の上の壊れた古テレビで口パクをしているニュースキャスターの代わりに、親父さんの口数がいつもより少しだけ多い。

味も、親父さんも、たった一人の店員さんも、昔と何ら変わらない。そんな当たり前のことが妙に嬉しい。
久しぶりの幸せな一杯は、一杯では足りなかった。
半チャンラーメンを再度注文したら、親父さんに聞かれた。
「半チャンもですか?」

帰り際の親父さんの昔と変わらぬイントネーションの「どうも、ありがとうございました〜」に「二人前も」が付け足された。モト冬樹似の店員さんも笑顔で送り出してくれた。

とても満たされた気分の汗かき男に、これまた昔と変わらぬ古書街の涼しい空気がとても心地よかった。。


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