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かなり前に録画して、放置していた番組を見た。「マラソン」というTBSのドラマである。
韓国の「走れヒョンジン・ パク・ミギョン著」という本をもとにした実話である。
自閉症の青年はその個性ゆえの体験をし、またその個性を活かしつつ、親やコーチを始めとする周囲の支えの中でマラソンに打ち込む。
呼んでも振り返らない、どこまでも走っていってしまう、目を合わせない、記憶力がいい・・・そして他人とのコミュニケーションが少し苦手な「純粋」のかたまり。
フルマラソン完走を目指し、「自然体な愚直」が打ち込む練習は、時に周囲を驚かせ、自らも危険な目にあう。母親も自らが無理強いしていなかったかと葛藤の末、参加をあきらめることとした。しかし、決まりごとに忠実な青年はマラソン競技の日に一人で会場に赴き競技に参加。
親の支えも得ず、自立した青年は42.195kmを3時間以内で完走した。それは決して自身の言葉に出ることのない情熱の発露と、「親離れ」の証であった。
私はマラソンの故・円谷選手の「次のあの電信柱まで頑張ろう」という言葉が好きだ。
しかし、この青年は電信柱を見据えることも、ペース配分を自分で考えることも出来ない。
そんな彼がどうしてマラソンに夢中になったのか。その道に導いた母親やコーチが喜ぶからか。それともマラソンが楽しいからか。両方なのだろう。
親を喜ばせることも、走ることも彼にとって充足感を感じるかけがえのないものであったのだ。たとえ、それが周囲に表現されることがなかったとしても。
スクールの子でもいろいろな子がいる。コミュニケーションが苦手な子、肌の接触に神経質な子・・・。
グランドに来る子供達は、皆かわいい。
大別すれば我が子も不思議な子かもしれない。
1年以上前に、妻が「嵐の二宮クン見たさ」に録画していたこのドラマは、少なからず私に影響を与えてくれた。
TBSさん、いい番組作っているじゃないか。こういう番組で「自閉症」に対する理解が深まるのは素晴らしいことだと思う。(私が知らないだけか・・・)
ちなみに原作の人物、パク・ヒョンジンさんはトライアスロンの選手として活躍中らしい。。
ドラマ「マラソン」
http://www.tbs.co.jp/drama-marathon/
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