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今更と思ったが、個人的にどうしても詳細を知りたいと手にしてみた。
私自身、知っておかなければという思いは強かった。
前半は読むのもしんどいくらいの残虐なリンチ、恐喝。それは雑誌等で多くの人に知られることとなった熱湯、火炎による肉体的苦痛に留まらず、被害者の人間としての尊厳まで奪う愚行の数々。
読み進めるのが辛いほど、そして怒りを抑えきれぬほどのバカさ加減。
その人間離れした残虐性と、屈折した人格にしばしため息をつき、読み進めるのページを止めた。
弱気個であるバカどもは、極限の狂気の中でその狂気を競い合い、保身のためにより残虐になった。連合赤軍の稚拙さに少しかぶった。
真面目に働き、一匹の蚊を窓から逃がすような優し過ぎる被害者は、地獄のリンチの末の残虐かつ短絡な意図により短い生涯を終えた。鬼畜のような加害者達の常軌を逸した行為の末であったことに違いはない。
しかし、著者が突き詰めていった「更なる事実」は、被害者、および加害者の一人の勤務先であった「日産自動車」と「腐敗警察」の許されぬ癒着の構図であった。
被害者は助かる可能性、チャンスを大いに有しながら狡猾な「企業の保身」と、それに迎合した腐敗警察の、隠蔽の交錯によって見殺しにされたのだ。
これでは「日産自動車も警察も共犯である」に等しい!
被害者の両親の心情を思うと、胸が引き裂かれる思いになる。
同時に、加害者の親の事件後の言い訳に、改めて激しい怒りを覚えた。
うちの子に限ってではない、この親にしてこの子ありなのだ・・・
加害者とその両親はいったいどれだけ誠意ある謝罪、賠償をしたのだろうか。
被害者、加害者の勤務先、「隠蔽企業(=日産自動車)」は諭旨退職を訂正したのだろうか。
地元で日産の看板を掲げる地元ディーラーも迷惑であったに違いない。
本書はごく一部の腐りきった警察と、人命より保身に走った悪徳企業を斬った、社会の木鐸たるノンフィクションである。。
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現在、著者は岩手で起きたある殺人事件の真相と、岩手県警の不可解な対応を日夜追っている。
私はこれを偶然ブログで発見したが、理屈に合わない事件経過と、警察の不可解な対応は、栃木、秋田と同じだ。
「一般市民」と精一杯やっている「大多数の警官」を裏切る「一部の」腐敗警察はゴメンだ!
http://blogs.yahoo.co.jp/kuroki_aki
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