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レフリーは絶対であるが、絶対ではない。
勿論、ここでいう「絶対ではない」というのは、レフリーも人間であるということ。
ゆえに、見逃してしまったペナルティもあれば、判断を誤ることもある。それも含めてラグビーなのである。
プレーヤーは、ピッチでレフリーと同じ様な視点で、かつそれぞれの瞬間の当人である。ゆえ、時には、レフリーより「正確な?」不満もあるかもしれない。
しかし、ここ最近、というより近年は、バックチャットが多過ぎると感じるのは、私だけだろうか。
数年前から問題視されながら、依然悪癖の残る選手が散見される。
レフリーに対して外国人よろしく「Why?」のポーズをキメる者や、はっきりと「文句」を口にする非キャプテン。見ていて非常に気分が悪い。
レフリーの誤審をことさら庇いたいのではない。ただ、ラグビーというゲームがどうあるべきかが危うい事態が、不安なのである。レフリーもマイクロホンをつける時代になった。よくも悪くも、レフリーは勿論、プレーヤーの声までも直截に拾う。
その昔、レフリーなしで、双方のキャプテンがゲームを進行した時代までも遡れとは言わない。しかし、選手がレフリーを信頼することが自然であった時代は、もはや現在からは遠く乖離した理想郷なのか。
一方、コミュニケーションと称する、過剰な支配欲に溢れた一部のレフリングも問題かもしれない。
たまたま関西Bリーグの様子を見たくて覗いていた近畿大学のサイト。監督が試合後にHPでバックチャット?! レフリーがコントロールをするのはゲームであり、その中で選手を気持ちを落ち着ける必要に迫られることもある。しかし、「一義的に」選手のメンタリティやゲームモラルを指導するのは、当然、チームの監督・スタッフであり、それをレフリーの責任として公言するのは如何なものか。大阪勤務時代に、SH中山やFL西端を中心とした、ヤンチャなラグビーを楽しんでいた私としては残念な画面であった。
http://www.kinkiuniv-rugby.jp/result.files/09.files/09daikodai.html
こうしたチームとしての発言こそは、ファンのモラル低下、バックチャット(またか!)を助長するのではなかろうか。
紳士のスポーツと言われるラグビー村にも、サッカー川崎Fの醜態のような「ショック療法」的事件でも起きないことには、変わらないのだろうか。この「事件」自体はレフリングの問題ではないが、ラグビーの試合後に同じことが起きたら、ラグビー村の住民は協会、チーム、ファンを含めてどう反応するのか。表彰式で上着を脱がなかった人数を数えているラグビー界が、実はただの平和ボケだった・・・なんてことのないことを祈るなかりである。。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/11/04/07.html?from=rss&genre=all
■バックチャット・・・ジャッジ後のレフリーへの文句、嫌味などのこと。クリケットなどでは皮肉を込めた嫌味、呟きのようなニュアンスのようだが、ラグビーではほとんどが直接的文句、不平不満であるような・・・。
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