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実家を建替する。
そのため、祖父の代から住み続けた実家が、今日から解体となる。
当り前だが、なんとも寂しい気持ちだ。
おじいちゃん子であった自分は、小学校高学年まで祖父、祖母の間で「川」の字になって寝ていた。
そして、いつも寝る前には本を読んでいた。
勉強嫌いにも関わらず、目が悪いのはそのために違いない。
夜も更け、畳の部屋で静かに寝ている祖父と祖母。
白熱灯の電気スタンドで本を読んでいる私。
野球少年の頃だから、仰向けの顔の上に開いていたのは「ラグビーマガジン」や「知と熱」ではない。
何を読んでいたっけ・・・
ひとつ思い出した。
週刊ベースボール!
野球好きの祖母は毎週「週刊ベースボール」を買っていた。
やはり、当時からベースボールマガジン社にはお世話になっていたのだ。
それから、ポプラ社の怪盗ルパンシリーズは学校から借りて全部読んだと思う。
たしか、「奇岩城」「813の謎」などなど。
伝記も好きだった。当時、ファーブルを読んだら「ふんころがし」が欲しくてたまらなくなった。
解体となる実家を片付けたのだが、たくさんの本があった。
もう私の本はほとんど皆無で、父や祖父のものばかりだったけれど。
建替えが済んだら、一旦保管したジャンル違いの本のホコリとカビを払おう。
そして、同じ位置に出来るであろう畳の部屋で寝転んで、ジャンル違いの本達を覗いてみよう。
川の字ではなく、ひとりでごろり。
夜ならやはり白熱灯がいいな。。
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家
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