楕円の転がり、心の転がり・・・

家族、ラグビー、仲間が命・・・私の生き甲斐。夢に病んだ楕円オヤジの内緒の備忘録。

ラグビー・スキル・安全対策

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最近コーチしているチーム2つで確信したこと。
 
「スクラムのプッシュをするときにカウントをすると絶対に効果がある」
 
FLの「レディー〜〜〜〜ゴー!」の掛け声に合わせて
「イチ、ニ、サン、シ、ゴ!」
出来れば「ジュウ!」まで行きたい。
チームによってはエンゲージの瞬間もアリだ。
 
たまにカウントしているチームはある。
しかし、ただなんとなく数えるだけではだめだ。
カウントに魂を込めるのである。極めるのである。
 
簡単なポイントを考えてみた。
 
1.しっかりスタートを合わせることが肝要である。「レディ〜〜〜ゴー!」のコの字の最初の横棒で8人でカウントをするのである。最初は反応のスピードは8人8色だが、それこそ練習によってピタリと合わせるのである。
 
2.当然のことながら「ゴー!」の前に抜かないこと。温存するのは勿論、ゴーの直前にふっと抜けてしまうのもダメだ。そしてカウント最後までドライブを抜かないこと。これがチェイスの徹底になる。
 
高校生に合宿前の練習試合でやらせたら、最初のヤーボスクラムでターンオーバー出来た。これは幸運だった。以後、言わなくともカウントをするようになったのだから。
医学生のチームに教えたら、スクラムマシンの進みが明らかに変わった。彼らも黙っていてもやるようになった。
 
以前、躊躇していた理由・・・多くのコーチもそうかもしれないが・・・
カウントすることで力が抜けないか? プッシュへの注意が緩慢にならないか?
逆だった。個人技ではなく「ユニット」なのだからカウントすることでタイミング、力が「合う」のは当然であった。もちろん、負けないヒットと強固な姿勢があってのことだけれど。
 
いくつかのファクターを考え込みながら、クールなロック野郎に聞いてみた。
「カウントすること、それいいことですよ。アイルランドやってます。たしかウェールズも」
そして、こんな動画を教えてくれた。
 
 
おお、こんなトップチームもしっかり数えているじゃないか。
3列のブレイクの練習と、フロントファイブの+αの押し込みの練習。
 
基本はカテゴリー問わず、いつだって土台になっているのである。
 
 

オーバー、スイープ、クリーンアウト。
この3つの言葉の正確な使い分けを私は知らない。
ただ、ラグビーにおける下のボールの争奪において、重要であることを表すことに違いはなさそうだ。
私が一番使うのはオーバーという言葉。「相手を超えていく」という感じがしっくりくるし、何より闘争的な感じがいい。英語を知らぬ私にとって、他の2語はどうもお掃除的なイメージが先に来る。

さて、、、、
私がラックオーバーについて注意するのは
・自分の足で立ち、決して寄りかからない
・真っ直ぐ、低く、密着しながら"若干"突き上げる(落ちないように、決して浮かない)
・相手の芯に自分の芯で当たれ
・味方とのバインドでしっかり固まれ
・ボール確保の確実なところまでドライブしろ

特に最後の「確保までのドライブ」は一番見るというか・・・目につく。
接点の勝負の結果がここに出るのだから当然だ。
ただ、練習におけるひとつひとつのプレーの「結果」を検証するメニューにはなっていなかった。
正確に言うならば、選手が自分で結果を認識できないメニューになっていたということ。
オーバーに入るプレーヤーは自分がどれだけ押し込んだのか曖昧な時がある。
コンタクト時にハッキリ押し込めなかった場合などは特にである。

先日、楕円の友よりシンプルかつ即効性のあるメニューを教えてもらった。
オーバーすべき味方(ボールキャリア・タックルドプレーヤー)の先に線を引くのである。(または最初から線沿いにやる)
この線を超えていれば、真っ直ぐ相手をオーバーして確実にボール確保をしたということを明確にするのだ。元からある22mラインなどを利用して、連続して実施すればいい。
この線、私は豪州アドバンストセミナーではゴールドラインと教わった。ボールを確保するための、まさに黄金のラインである。ボーダーとかゾーンなどと言われることもあるらしい。

下の小市民家庭でのヒトコマをサンプルにするならば、オーバーし終わった時に扇風機のコードを超えていれば成功→ゴールドラインオーバーということ。これはひとつひとつのラックの可否について自己採点ができるのでイイ! 両足超えていれば100点、片足ならば70点、両足ともは0点・・・みたいに漠然としないのである。

このシンプルなドリル、「大きな意識」と「小さな成功感覚」に効果アリとみた..

昨晩はモツ焼屋の案内をしてくれるという、大変有難いお誘いで、夕方からのこのこ外出!
しかし、その著名なモツ焼屋さん・・・ほとんど私の地元であった。
野方駅そばの「秋元屋」という店だが、地元人として知らなかった・・・。
地元の名店を友人から教えられるとは、なんと嬉しい屈辱か。
まるで足元に転がる500円玉を他人に指摘されたみたいだった。
いやはや、本当にウマかった。
最初はレバ刺、煮込み、煮豆腐で入る。
 
イメージ 1
そして、シロ、ハツ、炙りタン、レバ刺、アブラ、煮込み、煮豆腐、ハムカツ、ポテトサラダ・・・すべて、安くてうまい。
 
ドリンクは生ビールを頂いた後に、シャリキンという名物ドリンクをオーダー。
これは、凍った焼酎にホッピーを入れて飲むもの。いわゆる「なか」が凍った状態なのだが、マドラーでつつくとグミ状態のなんともいえぬ弾力感で、これが徐々に溶け出していくわけである。
真冬にキンキンのホッピーで暖をとる。なんと贅沢な大衆酒場だ。
 
イメージ 2
 
シャリキンに移ったあたりから、ラグビーの話題はラインアウトモールになる。
ジャンパー着地後のウェッジ、リップ、そしてリッパーの脇・・・ここまでの過程のポイントをじっくり語り合う。
そして、ドライブに移行する際のポイント、練習方法について議論する・・・ノーバインド方法、ブラインド方法。
肝はどこの位置だろう、後ろの焼き塩とコショーか。こいつらを何と呼ぶか。
隣の客が来たために、店員から軽いコーションを受けて、調味料たちのモールはあえなく崩壊。
でも、なんだか色々と勉強になったぞ。
 
イメージ 3
 
ホッピーのプレッシャーに対して、ウェッジの焼き塩と、後ろの焼き塩はどうすべきか。
姿勢と力の方向は・・・う〜ん、少し整理がついてきたぞ。
コーション後も、懲りずに調味料を並べ替えながら、ときにバインドして語り合う2名はさぞや奇異に映ったことだろう。そんな2人を煮込みの巨大な鍋だけは悠然と見守ってくれているようだった。
 
混雑の激しくなった8時頃、店から退店勧告を受ける。
退場ではなく、いわゆる「お時間」である。
店は駅裏のバーに移った。
話題はいつしかディフェンスの話になった。
ズレのDFでSOはいつまでトイメンSOを見るか。
SOの内側にポスト(=ピラー、1番)のほかに何枚立つか。
 
カウンターには峰不二子と次元大介がいた。
アタック側SOを不二子ちゃんとして、DF側SOと内側3枚の位置とコース。
2番は殻入れ、3番はギネス、コースターがSOだ。
FW2名であれこれと話し合いながら、結局私が学ぶ幸運に恵まれる。
 
イメージ 4
 
最後は峰不二子をジャンパーにして、ラインアウトのリフターについてあれこれ・・・モツ焼屋の不審者は、2軒目でもあくまで不審者であり続けた。
 
イメージ 5
 
不審者たちは、最後は正常に炭水化物を欲する。
替玉を頼む我々の横では、辛子高菜でビールをあおる女性客が、この世の春を謳歌していた。
私も負けじと・・・ラグビー、酒、麺・・・幸せの三重奏は満足の完成型である。
恐らく零下であったろう寒空の下、時速5kmの自転車が切るゆるい風はどこまでも心地よかった。。
上を見るな。
サラリーマンの処世術への批判ではない。
リフターのイロハの「イ」である。
膝、股関節・コア、腕の順で力を入れる。
アップしても絶対に上を見ない。
 
アップの時にはジャンパーを挟むつもりで"しっかり"寄る。
そして、アップしても絶対に上を見ない。
 
難しいのは寄りの甘さを治すこと。
ユニットの「ハ」の字状の形がなかなか治らない・・・先日やっと気づいた。
私の指導は「キスするくらいに寄れ、接吻しよう!」だった。
 
これが間違いだったのだ。
キスをする意識では、どうしても寄るのは顔になる。
したがって、自ずとユニットが「ハ」の字になるように指導してしまっていたのだ。
「胸を寄せよう、乳首だ!」
やっと酔った・・・いや寄った。
静止は安定の証し・・・得点9.50。まだまだだけれど。
 
もう一歩先の課題。
ムーブの時になると寄りが一層甘くなり、スカスカ、ヨレヨレになる。やはり、いつ何時でもリフターが寄れないことは致命的である。腕も伸びないので低いし、どうにも不安定。ではどこが悪いのか。
ムーブの場合、追いの形になるリフターが寄れないことが圧倒的に多い。若干大股で寄る、一歩余計に踏み込むなどの意識がないとどうしても"しっかり"と付けないのである。
 
恐らくもうひとつのポイントは「グリップ」の問題。
要因はいろいろあるように思う。まずは絶対的な握力のなさである。そして、プレグリップになれてしまった故の、ムーブの中での不正確なグリップ、それらを助長するジャンパーの腿のスベスベ感。
当然のことながら握力は鍛えるしかない。正確かつ強力なグリップも反復による鍛錬しかない。
ではスベスベ感については? お肌の曲がり角には程遠い高校生の腿は、そのきめ細かい表面ゆえに滑りやすいのである。流行のコラーゲン・過剰摂取か。違う、うらやましいほどの若さだ。無毛ジャンパーの冬のユニットなど本当にしんどそうだ。
これは、素肌でダメならテーピングなり、専用サポーターを装着するなりすればいいのだ。
あくまで、素肌で出来るようになるのが一番だが。 
 
このように、私のような素人が考えても、現代のラインアウトにおいてリフターの役割は極めて重要だ。
遠い昔、リフター不在の「素ジャン時代」とは違って、リフターにはジャンパーを超える大きなキーがあると思う。
 
リフターはジャンパーという花を咲かせる根であり、幹である。
上を見ることをしない根は、開花の事実は、少し遅れて身体で知る。
ジャンパーが色鮮やかな洋瓦ならば、リフターは家を支える基礎だ。
 
いつの日だったか、某コーチが私のラインアウトについての疑問に関する多くのアンサーとヒントをくれた日があった。昼間からほの暗い、新宿雑居ビルの基礎の、そのまた下にある地下の喫茶だった。直前に替玉3つをオヤツ代わりに食してきたその男もリフター。
 
「リフターも、相手リフターをつることがポイント。相手リフターの肩、背中をどちらに向かせるか、どうやって向かせるか」
そこには、替玉2019個でも到底摂取不可能なラグビーの熱分とミネラルがあった。
大雑把ではすませない職人のプライドと、根として吸収した理論は、今の日本のラグビーに不可欠なモノに違いない。。 
最近、ジャンパーの素のジャンプ力がわからない。
リフトされるから、どれだけの跳躍力を持つかを見るには、学校の体力測定の結果でも見せてもらうしかないかな。
 
なにが言いたいかというと、お客様か殿様みたいになっているジャンパーに真剣に飛んでほしいのである。
ジャンパー自身が真剣に飛べば、最高到達点に達するまでの速さも、早さも断然に違ってくる。
リフターへの負担も大いに変わってくるだろう。
真剣に飛ぶ、もっと言えば「素のジャンプ力」を増せば、マイボールはもちろん、相手ボールに対するユニットDFでのプレッシャーやスチールの可能性は増大するはずだ。
 
では、飛び方については。
私はギャップを埋めずに真っ直ぐ飛べと教えてきた。
そして、硬直死体のように、瞬間で身体をピッと硬くしろと。
または、真っ直ぐな棒状になれと。
その方がリフターが上げやすいからだ。
 
一度、ジャンパーに説明するときにこう言った。
「死後硬直した大男の死体と、コンパで泥酔した小柄な女性とどちらが上げやすいか考えてごらん」
ジャンパーの顔に?が並んだ。
当たり前だ・・・彼らは死体はもちろん、泥酔した小柄な女性も見たことはないのだ。
 
シンプルに伝えよう。
真っ直ぐな棒になれ、それも自ら飛べる棒に!
これでいいのだ。
 
今日、練習後に乙組ユニットのリフトを反復させた。
先日同様、敢えてジャンパーのアップ状態の静止で、リフターの楽な姿勢=最高到達点のカタチを確認。
なんだか、不安定・・・よく見たらジャンパーの足が開いていた。
高さを考えてもマイナスだし、なによりリフターの腕が固まらない原因になっていた。
 
真っ直ぐな棒になれ、それも自ら飛べる棒に!
やはり、これでいいのだ。。
 
 
■ 最近の(特に高校生)のラインアウトの実態として、スローイング前のプレジャンプや、過剰に長いアップ(滞空)が多く散見されるが、どこまで許されるのだろう。競技規則に反して、現状は完ぺきにスルーのようだが・・・

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