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朝から雪が舞い、静かな朝だ。今年は冬が早い。
積雪があると、さすがに人通りもまばらになり、足音すらしなくなる。
東北福祉大学の騒音問題がもちあがってから、雪が嫌いな私が、雪を待ち遠しく思う気持ちになったというのも実に皮肉なことだ。無力な凡人は、自然にすがるしかない、ということか!
最近話題になっている書物に梅田望夫『ウェブ時代をゆく』(ちくま新書)がある。
アメリカのコンピューター産業の中心地シリコンバレーで活躍する梅田氏は、この本の中で活力あり、将来性のある組織の条件として、こういうことを言っている。
「アンディ・グローブは、その著書の中で「組織内のカサンドラを大切にせよ」と説いている。カサンドラとは、ギリシャ神話でトロイ陥落を予言した女司祭で、凶事の予言者の意味だ。迫り来る変化にだれよりも早く気づき早い段階で声を大にして警告を発するカサンドラ。そんな人物を組織内に持つことの重要性を、彼は口を酸っぱくしながら説くのだ。大小を問わず組織に勤めるすべての人たちに、危機を認識する最大の助けとなるカサンドラを自らの内部に持つべきだ、そう私は提言したい。」(194頁)
内部の批判者を育てよ。この提言は、一人企業にのみ当てはまるものではない。
教育機関においてなくてはならない存在だ。
東北福祉大学は、先にこのブログの中で提案したことをまだ実施していないようだが、大切なことは、外部からの評価ではない。内部から真に声を上げ、自らの組織として、社会に対してなすべきことをなすことだ。そして、組織は自らの生き残りのためにもその声を封殺してはならない。
それが時代の流れだ。
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