野鍛冶屋弐号店

スローなブログです。2014年冬・寒いです。お風邪には気を付けましょう。

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民主党代表の「辞任」発言に異様に興奮して始まった今週。
ある新聞で、高村さんもコメントされてました。
東京に来てからの月曜日は何故か異様なテンションに襲われる私。
これは、何かの「発作」なのか?。これはちょっとイケナイんじゃないかしら。と自問して、社会生活続けるための、「おまじない」の言葉を懸命に探す私。
「前進」あるべしが、いつの間にか「暴走」になっては、いけませんからね〜。(正常心になりましょう。)

さて「新潮」12月号掲載、高村薫さん「太陽を曳く馬」連載15回目の感想です。

○○○○○○○○○

明快な回だったと思います。

二元論の対立の図式に、もう一つ異質なものが加わった時、三次元の構造となり、そこに、「重力」の魔が出現する。。。

合田さんの仮説に、もやもやした視界が少し晴れて来て、生身の人間の顔が見えたような、しかし逆に言うと、そういう顔を書いてみせないと、世俗の舞台にこの問題を引き出すことが出来ないという、必死のアプローチであるのでしょう。

文章の端々に、ごろっ、ごろっと、作者の顔が現れると感じられるところに、明円さんと合田さんの取り合わせが、高村さんの通常の思考に近い位置で、展開されているのだと思われました。

そしてニヒリズムという言葉。

大なり小なり、状況を観察する者が踏み込んでいる状態であり、その観察地点からどう動くのか、その振る舞いによって、別の言葉に変わったりする。

結局、何もせず傍観することが、真性のニヒリズムであるとするならば、現実の社会も大部分はニヒリズムの面ばかりが見えていると思われます

無関心ということは積極的に関心を持たないこと、あえて繋がりを持とうとしないことであり、しかしながら、何かに繋がらないと存在できない人間にとっては、それは自分自身が属する繋がりを積極的に選択した結果の裏面であると考えるのが妥当なのではないでしょうか。

自分自身が属する繋がり。宗教は積極的にその対象を世俗の関係とは違う、別の対象に繋ごうとする動きであって、合田さんが感じた「冷気」とは、その裏面で閉じられてしまう断絶の寂しさなのでしょう。

次回も楽しみにしています。ありがとうございました。

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閉じる コメント(3)

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野鍛冶屋さん、こんばんは。
今回の野鍛冶屋さんのご解説で、明円和尚と合田さんのやりとりの部分、大分助けられますよ。ありがとうございます!
知識があるのとないのとでは、やっぱり違うんですね。連載が終了してからでも、『正法眼蔵』や哲学者の思想についての書籍を、読んでいきたいものです。 削除

2007/11/9(金) 午前 0:04 [ からな ] 返信する

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野鍛冶屋さん、こんにちは。
明快な回とは、さすがは野鍛冶屋さんです。私は「んー?」て感じで読んでました。
私も野鍛冶屋さんの解説を拝読して、ああ、なるほど!と。野鍛冶屋さんのガイダンス無しに、この連載は読めませんね。ありがとうございます!
カントさん、難しいです…。 削除

2007/11/10(土) 午後 5:28 [ ゆぅべ ] 返信する

からなさん。こんばんは。

哲学書。読んでも果たして何になるのかという疑念を抱きながら読んだりしてる訳ですが、果たしてこれは何なんだろうと思わせてくれるところが、又読みたいと思う動機になります。
「自分が変われる。」とか「真理が見えるようになる。」とか期待を抱きつつ(HowTo本のようですね。)、「いやいやそんなものでもないのだ。」と、つまりは考えさせられるところが面白いところでしょうか。

ゆぅべさん、こんばんは。

『正法眼蔵』。私は読んだことありません。そういう書物なのかなるほど。と新たな知見を得た次第です。にもかかわらず「明快」なんて言ってしまい、誠にすいません。(笑)
興味深いのは合田さんの読み方です。道元A、道元Bと違った視点が同居しているとして、そこから仮説を組み立てて、状況を理解しようとするやり方が、すごく「明快」に思えた次第です。
>カントさん 自分なりに強引解釈で読み進めておりますが、「判断力批判」序論は非常に難しい(泣)。重要部分と言われていますが、濃すぎます。

2007/11/13(火) 午後 11:28 [ nokaziya ] 返信する

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