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途上国から世界に通用するブランドをつくる――。様々なメディアで「社会起業家」の代名詞として取り上げられているマザーハウスの山口絵理子氏が、グロービスの学生企画セミナーに登壇。バングラデシュでバッグを作り始めた経緯から、バッグにこめた想い、将来の展望までを語った。また後半では、元ゴールドマン・サックス証券エコノミストで副社長の山崎大祐氏も交えて、パネルディスカッションが行われた。(文中敬称略)

社会を変える源泉は、ビジネスにある

 山口絵理子氏は、大学4年時に国際援助機関でインターンを経験したが、ただ金をばらまくだけの援助に幻滅し、単身バングラデシュに渡った。現地の大学院に通いながら、貧困の解決を模索。ビジネスを通じてこそ社会に持続可能で大きな変化を起こせると気づき、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」と決意、2006年にマザーハウスを立ち上げた。バングラデシュの特産品ジュート(麻)を使ったバッグや小物は、山口氏の想いやストーリーに共鳴する消費者を中心に人気を呼び、現在では直営店を、入谷、戸越、代官山にかまえ、この9月23日には、小田急新宿店に、4店目をオープンする予定だ。

 原点は小学生時代にいじめられていた経験という。「未来の大人をつくる最初のステップである学校というものが、本当にこれでいいのかという思いを、日々感じていました」と、山口氏は当時の心境を語る。

 中、高時代は柔道にのめりこみ、猛勉強して慶應義塾大学に入学。発展途上国では、貧困などの理由で学校に行けない子どもたちがいることを知り、開発経済の道を志した。

 大学4年の時。教育援助を行う国際機関、アメリカ・ワシントンの米州開発銀行でインターンした経験が転機になった。開発系の仕事を目指す人にとって、国際機関で働くことは大きな目標だ。山口氏もまた、「正職員になりたい」という意気込みで渡米したという。

 だが、現実は理想とはかけ離れていた。「『心でなく頭で仕事をしている』と強く感じました。支援金は驚くほど莫大な額だけれど、『それが本当に人々を幸せにしているんだろうか』という想像力がない」。胸の中にもやもやした不満が募り、「自分の目で確かめたい」との思いにかられた。事務所のパソコンに「アジア 最貧国」というキーワードで検索すると、出てきたのがバングラデシュ。早速、現地に飛んだ。

 貧困が街を覆いつくし、ストリートチルドレンが溢れかえっている様子に、衝撃を受けた。「国際機関の立場からたくさんの夢を与えていたはずなのに、それがまったく反映されていないという現実を見せつけられた」。たった2週間の滞在のつもりだったが、そのまま現地の大学院に進み、日本企業で働くなどして、貧困解決の答えを探し続けた。

 「支援金は市民の手には届かず政治家が握ってしまったりしている。しかし、その一方で援助以外にはNGOで草の根運動をして頑張るしかない。現地の学生もみんなそう考えていました。そんなとき、『社会を変える源泉というのは、ビジネスにあるんじゃないか』と思いついたんです」。目をつけたのが、ジュートだった。
転載元
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「マザーハウス」いいですね。僕も、バッグや財布等、愛用しています。でも、最近は、ちょっとブランドの傾向が変わって、ジュート素材は、あまり使っていないようです。(皮革が増えています。)先日、秋葉原にある本店に行って来ましたよ。(気に入っているショルダーバッグの修理を頼みました。)店内の雰囲気、お洒落でよかったです。マサでした。

2017/1/25(水) 午後 4:10 マサ


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