また「花粉」の季節がやって参りました。
いきなり話が脱線しますが
創造主としての神が存在するという前提に立って話をします。
人間に「痛覚」(痛みを感じること)というものが備わっていることは、
体表(皮膚や筋肉)や各臓器の異変を、「痛み」によって知らせるという重要な意味があると推測します。
もしも「痛み」を感じなければ、我々は身体の異変に気付かず、病院に行くこともなく、
そのまま病気が進行するのを放置することになります。
では「かゆみ」はどうでしょうか?
かゆみを感じることで、我々が恩恵を受けることがあるのでしょうか?
「蚊に刺された」こと(それが日本脳炎ウイルスを持ったコガタアカイエカであれば勿論)
を察知して、ベープやフマキラーを撒くくらいのことではないでしょうか?
たまたま今は進化の途上で、いずれ人類が痒みを感じなくなる日が来るとは到底思えないのですが...。
重度のアトピー性皮膚炎で「痒み」に苦しむ患者さんを見てると、可愛そうでなりません。
人類(動物もそうですが)にこの忌まわしき「痒み」という感覚を備えた、神の意思を知りたいです。
「医療を生業とすることの矛盾」
そんなことは「どうでもいいですよ(by だいたひかる)」として...
「健康は杏林の願いです」
というCMを小学生の頃TVで観た時に、強烈な違和感を覚えたのを思い出します。
これこそ生まれて初めて認識した「偽善」「自家撞着」ではないかと....
杏林という会社が製薬会社である限り、当然いい薬を開発して、病める人がそれを重宝する
のは理解できますが、極論すれば「すべての人が健康になって、この世から病気がなくなれば...」
杏林という会社は倒産してしまいます。
ここだけの話で言えば、眼科医の中でも 『花粉は「神風」である』というDrもいらっしゃいます。
偽りない本音ですね。
だって、花粉症という疾患があるから患者さんが来院してくれる訳ですから...。
この世から「緑内障」「白内障」「ドライアイ」そして「花粉症を含むアレルギー性結膜炎」
がなくなれば、半分以上(いやほとんどすべてかも)の眼科が潰れてしまうかも知れません。
私達医師は、病気があるから「医療を生業(なりわい)として」やっていけるのです。
しかしながら、例えは悪いですが「生かさず殺さず」の医療はどうかと思います。
「病気の進行程度を度外視して、必要以上に通院させる」
「明らかに手術適応であるのに、自院では手術ができないから、経過観察と称して通院させる」
(もし手術で別の病院に紹介すれば、自分の医院には患者が戻ってこないことを怖れて...)
この忙しい現代社会で「病院に通院する」ことほど、うざったいことはありません。
自分が患者の立場になればよくわかることではないでしょうか?
つい最近、うちに来られた患者さんで強くそう思える人に出会いました。
「他人のことをとやかく言えない」ようにならないように、自分を見つめていこうと思います。
「本題ー花粉症対策」(血液検査で自分が花粉症かどうか判る)
話を標題の「花粉」に戻します。
実は私も「花粉症」で、もうすでにその兆候がでております。
「花粉症の治療」の基本は、やはり予防にあります。
花粉症があるとあらかじめ分かっている人は、花粉飛散情報をマメにチェックして、
花粉の飛ぶ2週間以上前から、抗アレルギー剤の点眼・内服を開始するのが大切です。
(以下のURLで最新の花粉飛散情報が閲覧できます)
http://www.sugi-kafun.com/
http://kafun.taiki.go.jp/
そうすることによって、症状を悪化させることなく、場合によっては花粉飛散のピークになっても
病院に通う必要はなくなるかもしれませんので...
具体的な花粉症治療については、私のHPの
http://www16.ocn.ne.jp/~misty/classify16.html
を参考にしてください。
自分が花粉症であるかどうか、スギ・ヒノキ・イネ科の植物・ブタクサなどで痒くなるかどうか?
診断するには、血液検査を行うのが確実です。
これは「RAST」といって、血液中の特異的IgE抗体を調べる検査です。
上述の花粉以外にも、ハウスダストやカビ・イヌ・ネコの毛などによるアレルギーも判別できます。
「よく、痒くなったり、鼻水・くしゃみが出る」という方は一度調べてもらったら如何でしょうか?
(私の診療所でも勿論行っています)
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