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ロス疑惑の三浦和義が自殺した。
なにゆえ今さら…という感想を持つ人は多いだろう。
いわゆる「一美さん銃撃事件」を首謀したにもかかわらず、これまでシラを切りとおしていたのだとすれば、今さら自殺するのは明らかに不自然だ。
アメリカ当局の謀殺説を唱える人がいるのもわかる気がする。
しかしながら、「一美さん銃撃事件」において三浦和義容疑者が潔白だったと仮定すると、事態はまったく違った様相を呈してくる。
潔白であるにもかかわらず、何度も収監され、そのたびに戦い、自由の身になったにもかかわらず、サイパンで突如として逮捕され、一事不再理の原則がありながら「共謀罪なら有効」という理屈でアメリカに送還されてしまい、禁固25年以上で最悪の場合は終身刑もあり得るという状況になってしまったということになるのだから、メディアにいくら叩かれてもめげなかったタフな神経の持ち主であっても、さすがに絶望的な気分になるだろう。
あるいは、事実として潔白ではないとしても、長いあいだ本人が被害者の夫を演じ続け、無罪を主張し続けたことで、自分が潔白であると本当に思い込んでしまっていたのだとすれば、同様に絶望的な気分になってもおかしくない。
そもそも「ロス疑惑」は雑誌の報道から始まったわけだが、多額の保険金を支払いたくない保険会社によるメディア戦略が雪だるま式に広がった結果の悲劇だったというような妄想をつけ加えれば、事態はさらに悲劇的な様相を呈してくる。
いずれにしても、「PEACE POT MICRODOT」という帽子のメッセージは、あまりにも痛々しい。
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