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小学校の英語が必修化した。 ブログを見ていると、大半が反対論である。 週1時間ぐらいやっても大したことはできないし、小学校の先生の能力にも疑問があるし、もっと他にやるべきことがあるはずだ…というようなことが理由である。 賛成する人間は、話せるようにならない従来の英語教育に対する不満を基本的な動機としつつ、早くから始めるべきだと考えているようである。 話せる英語を習得することが難しいと考えるのは、大きな勘違いである。 人間の脳は言語を習得できるようにできているから、話さなければならないという状況に追い込まれれば、間違いなく話せるようになる。 アメリカ在住の日本人が、「日本の英語教育はまったく役に立たなかった。渡米した当初はとても苦労した。」と言いながら、1年足らずで日常会話ができるようになっていたりする。 そういう環境におかれれば、日常生活で必要なコミュニケーションはすぐにできるようになる。 これは、日本に滞在している外国人を見ていてもわかるし、メジャーリーガーになったプロ野球選手を見ていてもわかることだ。 学術論文を読んだり、学術発表をしたり、政治問題について議論をしたり、小説を書いたり…というようなことになると、すぐにできるようにはならないが、日常会話はコミュニケーションをしようという気持ちさえあれば、何とでもなるものだ。 そういう基本的な理解をしないまま、英語コンプレックスにとらわれて、「英語が話せるようになる」などというお題目を漫然と唱えていると、とんでもない愚策に加担することになりかねない。 英語教育については、中学校・高等学校の教員の資質向上と、教育内容の見直しを進めるべきで、小学校においては、英語よりもむしろ手話や点字を必修にして、せめて週1時間は学ばせたらどうだろう。
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履歴から参りました。賛成です。幼児〜低学年のうちは、コミュニケーション能力そのものの根幹にある心のひだの部分を育むべきですね。手話や点字で不便を強いられている人たちを実感し、思いやりの心が芽生えるということが期待できます。
非英語圏の人とのやりとりが必要になったとき、互いに意思疎通させようとする思いと努力が通じ、技術の前に思いがないとと強く思ったものです。
それと中学生をみているかぎり、小学校から英語学習をやっていることからの相関を実感することはありませんね。
本気で英語を習得させたいのなら、中学を4年間とし、1〜2年はアメリカで合宿として、国語以外の全ての授業を英語で行うというくらいでないと……
2009/5/4(月) 午後 0:02
トラックバックありがとうございました.
ご指摘のように1年足らずで日常会話ができるようになる場合も,実は中学高校の英語の基礎が役に立っていることは見落とされがちですね.私は中高の英語指導法の改善が大事だと思っています.
2009/5/4(月) 午後 0:55
私も賛成です。昔、英語の塾の先生をアルバイトしたことあります。
子供相手の週1回です。
私は「子供が英語を好きになるように。」を目標にしました。お陰で、子供がその塾のある日は遅れたらいけないからと、出かけもせず用意しているのだと。
英語に限らず、すべての根本が問題なのではないでしょうか。
2009/5/5(火) 午後 5:49 [ tutikon ]
別のかたへもコメントしたことなんですがこちらでも。
英語圏ではないが英語がペラペラである外国人のかたに話をきくと
14、15歳から英語を学んでいる人も多いです。
社会人になってから来日する外国のかただって特に教養がなくても
文法が真逆の日本語を数年で日常会話水準へ持ってきます。
話せるけれど読み書きが出来ないというのが普通の人の悩みです。
不思議なことに日本人の外国語は読み書きが出来るけど喋れません。
やはり学習時間が足りないのではなくて、やり方が下手なんでしょう。
いつまでも話せるようにならないまま大人になり、
これだけ頑張って勉強してきたのに国際的に通用しないという
苦手意識や外人恐怖症ばかりが膨らみ習得を諦めてしまいます。
プロの英語の先生をしている人も資格を認定する人も
多くは基礎の英会話すら出来ないのだから、
次世代にコミュニケーションを伝えられるわけもないです。
2009/6/2(火) 午前 10:47 [ ナサト ]