奈良の日々

『住み込み観光客』だった日々。2006年から2008年の記事が中心です。

小説『鹿男あをによし』の舞台

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万城目学(まきめまなぶ)作、奈良を舞台にした小説『鹿男あをによし』に登場する場所を紹介。
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『黒塚古墳』

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小説『鹿男あをによし』の舞台を訪ねるシリーズ第十回。

わざわざ取材に行ったため、
思いのほか長くなってしまった『黒塚古墳』編の最終回です。
よろしければ前編・中編もご覧下さい。
『柳本駅』
『天理市立黒塚古墳展示館』

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展示館を出た先生と藤原君は、すぐ隣の古墳の上へ登ります。
『黒塚古墳』は全長132mの前方後円墳。
うち後円部の直径が約72m、高さが11mです。
中世には城郭の中に取り込まれていたそうで、
この上に砦が築かれていたとか。

「展示館」の前で周濠跡を渡ると、後円部を登る階段があります。
この上で先生は、紫色の美しい夕焼けを目にします。
後円部の上から真西には、二上山が見えるはずなのですが、
残念ながら立ち木に遮られて日が沈むところは見えません。

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後円部より飛鳥方面を望みます。
夕焼けが美しい日であれば、こちらもその色に染まることでしょう。
この日は夕焼けとはいきませんでしたが、
雲の合間からの日差しが綺麗なカーテンを作っていました。
折りしも大和三山がもやの間から姿を見せ、
これはこれでとても美しかったです。

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小説『鹿男あをによし』の舞台を訪ねるシリーズ、第九弾。

『柳本駅』前から、東に真っ直ぐ進む道を300mほど行きます。
左手の町並みが途切れたと思ったら、いきなり古墳が。
しかも周濠跡らしき池の向こうにあり、けっこう立派。
これが全国的に有名な、『黒塚古墳』です。
もっと何も無いところにあるのだろうと思っていましたが、
思ったより町中で驚きました。

池の向こうを回り込むと、『天理市立黒塚古墳展示館』があります。

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1998年、前方後円墳である黒塚古墳の後円部に、竪穴式石室が発見されました。
さらに石室内から、33枚という多数の『三角縁神獣鏡』を発見。
一説に「卑弥呼の鏡」とも言われている『三角縁神獣鏡』の大量発見をうけ、
邪馬台国議論が活発化することとなりました。

展示館は2002年に会館。銅鏡ほか発掘物のレプリカを展示しています。
入館は無料。毎週月曜日と祝日、年末年始が休みです。
写真撮影は問題ないそうですが、
一応おじさんにお断りして撮らせて頂きました。

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展示館に入るとすぐ、小説にもあったように、
小説大和古墳群の空撮写真が床にありました。


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石室の原寸大レプリカ。
石室の真ん中に立っている円いものは、1枚だけ発見された『画文帯神獣鏡』。
お棺の頭の上にあたるところに立っていたそうです。
レプリカの前右側にあるのが、当時と同じ造り方で再現した銅鏡。
自由に触って重さなどを体験出来るようになっています。
実際持ってみると、やはりかなり重いです。

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銅鏡(レプリカ)の展示スペース。
発掘された『三角縁神獣鏡』33枚、『画文帯神獣鏡』1枚が展示されています。

小説では、ここで藤原君からナゾ解決に関する重要な証言が。
でも、先生は全く聞いていませんでした。

この後古墳に登ります。

『柳本駅』

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小説『鹿男あをによし』の舞台を訪ねるシリーズ第八弾。

元気のない先生を励まそうと、藤原君が誘ってくれた旅。
「飛鳥」を周ってから、柳本の「黒塚古墳」へ向かいます。
飛鳥については、既にアップしてある記事のリンクを貼らせていただきます。


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「クマソの里」!なんと大胆な歴史仮説でしょう!
・・・と、思いませんか一瞬だけ。(笑)

先生達は近鉄「橿原神宮前」駅から桜井駅へ。
桜井駅からJR桜井線(単線)に乗り換えます。
途中車窓右側(東)に三輪山を眺め、
左側に卑弥呼の墓という伝説を持つ「箸墓古墳」を見つつ、
3つ目の駅が今回の『柳本』。無人駅です。

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いきなり日暮れていますが、これは帰りに撮った写真です。

このあと、「黒塚古墳」に向かいます。
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ドラマ『鹿男あをによし』が始まりました。
いきなりフィクション全開な感じでしたね。

さて主人公の先生ですが、
ドラマでは飛火野で鹿せんべいを美味しそうに食べていましたが、
原作本ではここ、県庁前の広場がその舞台となっています。
周りに見ていた人間はいなかったはずなのに、
次の日教室の黒板に書かれているんですね。
「鹿せんべい、そんなにうまいか」

実際食べたことのある人は多いと思うのですが、
(そうでもない?)
ぬかのような味がして、あまり美味しいものではないです。
人間が食べて害になるものは入っていませんが、
売店で売っているものは古くなっている可能性があるので、
食べる場合には製造工場で新鮮なものをと、
『奈良のチカラ』にありました。(そういう書き方はしてないか?)

この広場は興福寺の敷地内。
そもそも、現在の県庁の裏の方までずっと、
江戸時代くらいまでは興福寺の敷地でした。
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『鹿男おをによし』の舞台を訪ねるシリーズ、第六弾です。

「朝堂院」は「朱雀門」のすぐ北、「大極殿」のすぐ南にあった施設。

平城宮で儀式や宴などが行われる際、天皇が座る「大極殿」に対し、
臣下の者たちが並ぶのが「朝堂院」でした。
平城遷都後、小さな遷都が何度か行われ、再び平城京に遷都されましたが、
後期にはここより少し東側に「大極殿」と「朝堂院」が造られました。(第二次)
その時も「第一次朝堂院」は残されていたらしく、
貴族たちの宴会の場として使われていたということです。
奥に見えるのが、再建された「朱雀門」。
そのすぐ手前を近鉄電車の線路が横断しています。

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こちらは逆に、朱雀門前からみた写真。
奥に見えるのは、再建中の「第一次大極殿」の素屋根。
中を見学した時の様子はこちらです。

この場所は、『鹿男』ではたいへん重要でした。
説明してしまうと話の核心に迫ってしまうので、
読んだ方だけ「へえ」と思っていただければと思います・・・。

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